世界のヒバクシャ

『世界のヒバクシャ』
　　　中国新聞「ヒバクシャ」取材班／講談社1991年

よくまとまった、よい本です。
この本によって、ヒバクのことについて学ぶことができます。
それは広島・長崎だけではありません。



帯に書かれてありました。「」引用。
「広島・長崎に原爆が投下されてからすでに四十五年が過ぎた。この間、核兵器が戦場で使用されたことは一度もない。しかしながら、この間に際限のない核実験、核兵器製造、ウラン採掘、原子力発電所事故などによる被害は続発し、「ヒバクシャ」は増え続けた。それだけではない。放射能による地球環境の汚染は深刻である。ここ数年、地球温暖化、オゾン層破壊、酸性雨など地球環境の危機がさまざまに語られている。だが、なぜか環境論議から、放射能汚染問題が抜け落ちている。放射能汚染は地球環境を語る際の「原点」ではないのか。」

ソ連でもモルモットにされ、アメリカでは「グリーン・ラン」という
住民をモルモットにした実験がおこなわれことがかかれてあります。

また、マーシャル諸島でのことも書かれてあります。
日本では第五福竜丸事件としてマスコミで報道されました。

フランスはポリネシアで実験をし、島民をだまして、
「フランス海軍に感謝している」といわせたそうです。

イギリスは、モンテ・ベロ島で。
インドではずさんな官吏のため、被害者が生まれたという。

日本や韓国のことも書かれてあります。
南米では、レイデ財団のことが書かれあります。

放射性障害発生の仕組みがかかれてあります。

障害には二つの型があるという。
1.一定の被曝線量を超えないと障害が出ないもの（非確率的影響）
2.少ない被曝線量でも、一定の割合で障害が出るもの（確率的影響）




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