磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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治療塔惑星-近未来SF-

2008年12月23日 | 読書日記など
『治療塔惑星-近未来SF-』
   大江健三郎・著/岩波書店1991年

宇宙旅行ができる時代?
--これも、平和で楽しいと酔っている人たち……。
でも、これも実は軍事が先行している……。
--スターウォーズ計画!
北朝鮮がロケットを開発したのも、核兵器を搭載するため……。



この小説とは関係がないだろうことから書きはじめてしまった。

でも、この小説のようにはいかないと思う。

悲惨を楽しめるエリートの妄想……。
--ボクにはそのようにしか思えなかった……。

庶民をバカにしたような差別的な構造……。

それが現実を描いているとしても……。

この小説から何か学ぶことができるというのか?

ボクにはさっぱりわからなかった……。

こんなことを書くのなら、いろいろなSFのアイテムのようなことも書かれてないと、満足がいかない。

原爆ドームは残されているが、住むところもない人たちの住居となり、平和公園は破壊されたという……。

平和公園……。

……原爆スラムを強引につぶしていった都市整備……。

消極的平和のための平和公園……。イメージのための平和!

それより、むしろ、積極的平和のために、平和公園を自由自在にあつかう人物が出てきてもいいのではないか?

地下もつくれば、タワーもつくれる……。

宇宙に行かなくても、奇妙な科学はなくとも、まだまだ広島には力がある……。

しかし、宇宙旅行が一般人ができ、宇宙に住むことができる時代は、こんなふうではない。

--そのような夢を実現させる理念もまた軽薄短小であり、重厚長大ではないとボクは思う。








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