『潮新書102 原水爆禁止運動』
今堀誠二・著/潮出版社1974年
どうも、共産党のことを熱心に宣伝されているように思えてなりませんでした。
--平和学のうすい時代の本ですね……。
1949年10月2日、平和擁護広島大会。
--広島地方労働組合協議会・松江燈の努力により、YMCA等の12団体の共同主催。
議長団には峠三吉。親や兄弟をなくした10余人の小学生も出席。下「」引用。
「この大会については『夕刊ひろしま』、『広島民放』等が報道しただけで世人の注意をひかなかった。」
--杉並運動を批難する著者。
論点がずれているとボクは思う。
ゼロサムゲームをされては、それでは平和運動にならないのではないか?
『原点』というのなら、会議ではなく、それぞれの被爆体験からはじまるにのではないか?
原爆の戦争被害というならば……。
でもそれも事実はことなるという人がいる……。
原水爆禁止運動は戦時におけるだけのものではないはず……。
--開発するのさえ禁止しているということも理解してもらたいものです。
そして、【核兵器の犠牲者のはじめ】なら、ヒロシマ・ナガサキではなく開発をしていた国、アメリカの人たちではないだろうか?
こんなことを言い争って何になるだろうか?
そういうふうにも思えるが……。
--1955年の大原水爆禁止世界大会では、右翼団体が平和大会反対のビラをまき、ラウドスピーカーで不参加を訴えた……。
中国からの援助金をもらったという。下「」引用。
「はからずも、広島大会に参加を拒まれた中国代表が一万元(七百二十余万円)の見舞金を被爆者におくり、その後一年間に合計二千三百万円の義損金が外国から寄せられた。とろこが日本国内で集めれた救援金は、その一割にも達せず、国家や地方自治体もたいした保護を与えていない。」
三菱が軍需関連で開発をしていることが書かれてあります。下「」引用。
「三菱電機ではエリコンの子会社と技術提携を行なって誘導弾の製作に着手しているし、富士精密・新三菱重工・川崎航空機等もそれぞれミサイルの研究・試作・製造にとりかかっている。」
右翼のことが再度書かれてありました。下「」引用。
「今年の世界大会は、外面的には嵐の中の大会となった。右翼団体は平和行進や大会会場にトラックをぶっつけ、たくさんの負傷者を出した。そうした計画があることは、最初から予知されていたにもかかわらず、県警察は予防措置を講じようとしなかった。広島の街頭も道路も、「原水爆禁止には賛成だが、アカの手先の世界大会はつぶせ」という趣旨を書いた右翼のビラ一千万枚で埋まった。八月六日の記念祭典(広島市主催)が厳かに行われている最中でさえ、右翼団体はチャーターした飛行機から花吹雪のようにビラをまきつづけた。その費用は五百万円といわれているが、右翼のビラの主張が自民党の主張と同じであることに注意を払わないわけにはいかない。町内会の中には、『自由民主』(自民党機関紙)や、『親日協』(右翼紙)を回覧板でまわして、大会不参加をよびかけたものも多かった。大会は労組員のピケによって参加者をほ守りながら、会議をつづけねばらならなかった。」
「平和の敵は誰か」
--こういう小タイトルがありますが、ゼロサムゲームをし、多様化を認めない人たちだとボクは思います。
またも、神学も知らず聖書の言葉などを無茶苦茶な論理で取り扱う。下「」引用。
「キリストは十字架において敵意をほほろぼしたと書かれている」
イエス・キリストは偽善なファリサイ派の人物や、ヘロデ王をそのままでは許さないだろう……。
--何でも許せるなら、十字架にかかる必要などないのではないか?
敵意を滅ぼしたのではなく、神にすべてをまかせたというべきだろう……。
--悪事を続ける者の甘言を受けてしまったら、チベットのようになるだろう……。
そしてソ連と中国が平和勢力と書かれている……。下「」引用。
「もし、社会主義国の間に敵対的な矛盾が生じ、お互いの間で平和擁護の足並みがそろわないとすれば、毛沢東の平和勢力の分析も、東風が西風を圧するという論拠も、すべてあやしくなって、世界の平和運動は目標を失うことになりかねない。」
ヒトラーより、大虐殺をしたという毛沢東のどこが、平和なんだろう?
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今堀誠二・著/潮出版社1974年
どうも、共産党のことを熱心に宣伝されているように思えてなりませんでした。
--平和学のうすい時代の本ですね……。
1949年10月2日、平和擁護広島大会。
--広島地方労働組合協議会・松江燈の努力により、YMCA等の12団体の共同主催。
議長団には峠三吉。親や兄弟をなくした10余人の小学生も出席。下「」引用。
「この大会については『夕刊ひろしま』、『広島民放』等が報道しただけで世人の注意をひかなかった。」
--杉並運動を批難する著者。
論点がずれているとボクは思う。
ゼロサムゲームをされては、それでは平和運動にならないのではないか?
『原点』というのなら、会議ではなく、それぞれの被爆体験からはじまるにのではないか?
原爆の戦争被害というならば……。
でもそれも事実はことなるという人がいる……。
原水爆禁止運動は戦時におけるだけのものではないはず……。
--開発するのさえ禁止しているということも理解してもらたいものです。
そして、【核兵器の犠牲者のはじめ】なら、ヒロシマ・ナガサキではなく開発をしていた国、アメリカの人たちではないだろうか?
こんなことを言い争って何になるだろうか?
そういうふうにも思えるが……。
--1955年の大原水爆禁止世界大会では、右翼団体が平和大会反対のビラをまき、ラウドスピーカーで不参加を訴えた……。
中国からの援助金をもらったという。下「」引用。
「はからずも、広島大会に参加を拒まれた中国代表が一万元(七百二十余万円)の見舞金を被爆者におくり、その後一年間に合計二千三百万円の義損金が外国から寄せられた。とろこが日本国内で集めれた救援金は、その一割にも達せず、国家や地方自治体もたいした保護を与えていない。」
三菱が軍需関連で開発をしていることが書かれてあります。下「」引用。
「三菱電機ではエリコンの子会社と技術提携を行なって誘導弾の製作に着手しているし、富士精密・新三菱重工・川崎航空機等もそれぞれミサイルの研究・試作・製造にとりかかっている。」
右翼のことが再度書かれてありました。下「」引用。
「今年の世界大会は、外面的には嵐の中の大会となった。右翼団体は平和行進や大会会場にトラックをぶっつけ、たくさんの負傷者を出した。そうした計画があることは、最初から予知されていたにもかかわらず、県警察は予防措置を講じようとしなかった。広島の街頭も道路も、「原水爆禁止には賛成だが、アカの手先の世界大会はつぶせ」という趣旨を書いた右翼のビラ一千万枚で埋まった。八月六日の記念祭典(広島市主催)が厳かに行われている最中でさえ、右翼団体はチャーターした飛行機から花吹雪のようにビラをまきつづけた。その費用は五百万円といわれているが、右翼のビラの主張が自民党の主張と同じであることに注意を払わないわけにはいかない。町内会の中には、『自由民主』(自民党機関紙)や、『親日協』(右翼紙)を回覧板でまわして、大会不参加をよびかけたものも多かった。大会は労組員のピケによって参加者をほ守りながら、会議をつづけねばらならなかった。」
「平和の敵は誰か」
--こういう小タイトルがありますが、ゼロサムゲームをし、多様化を認めない人たちだとボクは思います。
またも、神学も知らず聖書の言葉などを無茶苦茶な論理で取り扱う。下「」引用。
「キリストは十字架において敵意をほほろぼしたと書かれている」
イエス・キリストは偽善なファリサイ派の人物や、ヘロデ王をそのままでは許さないだろう……。
--何でも許せるなら、十字架にかかる必要などないのではないか?
敵意を滅ぼしたのではなく、神にすべてをまかせたというべきだろう……。
--悪事を続ける者の甘言を受けてしまったら、チベットのようになるだろう……。
そしてソ連と中国が平和勢力と書かれている……。下「」引用。
「もし、社会主義国の間に敵対的な矛盾が生じ、お互いの間で平和擁護の足並みがそろわないとすれば、毛沢東の平和勢力の分析も、東風が西風を圧するという論拠も、すべてあやしくなって、世界の平和運動は目標を失うことになりかねない。」
ヒトラーより、大虐殺をしたという毛沢東のどこが、平和なんだろう?
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