磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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やさしい憲法をお母さんへ-愛と平和のメッセージ-

2008年12月30日 | 読書日記など
『やさしい憲法をお母さんへ-愛と平和のメッセージ-』
   金子勝、木村康子・著/自治体研究社1998年

この金子勝さんはテレビに出て「セーフティネット」を語られている人とは別人です。
どちらも、大学の教授で、こちらの方は、立正大学教養学部……。



暮らし向きとはまったく関係のない軍事! 下「」引用。

「“膨大な金食い虫”となっている“現代軍隊”を捨てない限り、どの国も、自国の発展は絶望的であることをはっきりさせたことです。」

そんなものを発展させたところで、実質の生活はよくなりません。

ただ、金を得る、金儲けができるという面で、人を殺してでも金儲けをしようとする人たちは、正義だ! 神の国だ! などといい、人殺しをすすめます……。

--あるイデオロギーでは、ソ連や中国の武器は平和の武器といいますが……。
どちらも同様の人殺しですね……。大量虐殺しかできない武器を平和の武器などとはあきれものですね。
--そして、人殺しで、金儲けする人たちは、戦争をはじめたいものです。
でも、彼らは人殺しとはいいません! 正義とか、神話をつくりあげます!
だけど、どこの国の人、宗教の人であろうと、結局は、人殺しをしてでも儲けたい人がほとんどのようです……。

--そのイデオロギーの人たちは、いっぱいウソをついています。
「誰も戦争なんてしたくないと思っています」
そんなウソを平気でばらまいてもいます。

--戦争で儲けさせないことも大切なことですね。
--戦争で苦痛を与えた人たちに、返すべきです。
償いをすべきことですね。

軍国の母はこんなことを受忍しない……。下「」引用。

「二度とふたたび戦争を起こさない。絶対子どもたちを戦場に送らず、生命を守り育てる」という母親運動にとって、憲法こそ支えであり、なんとしても守り抜かなければならない責任があると思います。全国で「母親運動と憲法」「私と憲法」など、いろいろな視点で憲法の学習にとりくんでいきたいと思います。」

自分の子供を戦争に送り、金儲けをしている人たちもいます。
--戦意高揚をして、金を得ている人は、イラク戦争時のアメリカにもいましたね……。

明治憲法には大切なものがなかった……。下「」引用。

「近代になって「基本的人権」という考え方が生まれ、憲法はその基本的人権を保障するために作られたものなのに、「大日本帝国憲法」にはその観点はまったくありません。だから、本当の「憲法」とは言えないのです。」

「治安維持法」は、言論弾圧をした……。下「」引用。

「日本は第二次世界大戦前、「治安維持法」という天皇制権力に反対するすべての思想と行動を弾圧するための法律(一九二五年制定)の下で、ものすごい拷問が行なわれました。これを反省して、わざわざ、第三一条から四○条までをついやして、われわれが国家権力から身体が自由であることを規定しています。」

もくじ

現在も、いろいろな美文をつくり、結局は言論弾圧をもくろんでいる政治家もいます。

そして、後ろ向きな人たちはいずれ、差別を増やすことでしょう……。下「」引用。

「女性のみなさんにとって、もっとも貴重なものの一つである第二四条があります。
 これは、女性のベアテ・シロタ・ゴードンさんが書かれた『家庭生活における男女平等』で、-略-
 しかし、第二次世界大戦前は、結婚は男性も女性も親の許可が必要だったし、離婚したら女性には財産分与なんてないし、子どもも男性のものでした。女の人は子どもを連れていくことはできませんでした。そうしたことから第一四条と第二四条がしっかり結びついています。」

「朝日訴訟」の結果は憲法の精神に反するという……。下「」引用。

「東京高裁では敗訴。最高裁は「プログラム規定」を肯定しました(一九六七年五月二四日大法廷判決)。
 これは憲法の精神に大きく矛盾しています。この社会権がきちんと保障されたら、日本は本当の福祉国家になれるのです。」








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