磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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サンデー毎日 2011-9.18号

2011年10月22日 | 読書日記など
『サンデー毎日 2011-9.18号』
   山田道子・編/毎日新聞社2011年

特集名 泥と炎の野田政権



「都心に潜むチェルノブイリ級 関東圏180地点 放射能汚染地図」 下「」引用。

「原発事故による放射能汚染レベルが「チェルノブイリ級」だったとしたら--。市民団体の調査で首都圏の30カ所以上で、土壌の高濃度汚染が確認された。原発事故から半年、北関東・首都圏の調査結果から半年、北関東・首都圏の調査結果からは、収束長期化に伴う深刻な汚染実態が浮かび上がる。-略-」

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「放射能と食 第4弾 除染を極める」 下「」引用。

「食卓に上がる肉や魚、野菜、コメが放射能に汚染されているかを懸念する時代が来るなんて思いもよらなかった。牛の全頭検査など対策は少しずつ進んでいるが、自衛策=除染の知識も蓄えておきたい。
 -略-酢、クエン酸、重曹、エタノールなどで洗っても、水洗いとの違いはほとんどなかった。-略-」

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「汚染水かぶるも、白血病死出るも フクシマ下請け労働者使い捨て 放射線管理員も逃げ出す汚染地獄」下「」引用。

「食の安全、損害賠償、被災者の帰宅……原発事故の課題は尽きない。そのフクシマでは過酷な条件下、被曝の恐怖と闘いながら収束作業を続ける作業員たちがいる。」

汚染水をかぶる……。下「」引用。

「福島第1原発で8月31日、3人の作業員が汚染水浄化装置から漏れた高濃度汚染水を浴びた。すぐに拭き取ったため大事には至らなかったが、浴びた水の量が多ければ重大事故につながる可能性もあった。しかも、3人中2人はカッパを着ていなかった。-略-
 汚染水を浴びた1人は、作業後の放射線測定で10万CPM(1分当たりの放射線検出回数)を超えたという。だが、東京電力は除染後に基準値以下になったため「問題ない」と開き直った。汚染水浄化装置のフィルター交換作業に携わる協力会社社員が打ち明ける。
「東電が公表したのは今回が初めてですが、これまでにも汚染水を浴びた作業員いると聞きます。被曝線量が高すぎて、すぐ帰らされた人もいたようです。汚染水を浴びなくても、1日2ミリシーベルトは食いますから」

現場で「放管(放射線管理員)」見たことなし。下「」引用。

「線量が高いから、30分くらいで交代する人海戦術でやってるけど、それでも2ミリシーベルト近く食う。元請け企業から放射線量の説明はあったけど、現場で放管は見たことないよ」
 1号機原子炉建屋では、5000ミリシーベルト超の線量が計測された場所も見つかっている。これは、一度に前身に浴びれば半数が死亡するとされる線量だ。こうした場所にすら放管が同行していないのが現実である。」

【東電】「作業と白血病死は関係ない」 下「」引用。

「東電は8月30日、40代の下請け作業員が急性白血病で死亡したと発表した。
 松本原子力・立地本部長代理は会見で「元請け企業から、医師の診断で“作業との因果関係はない”との報告を受けた」と説明したが、医師が因果関係がないと診断した根拠は「聞いていない」と述べた。
 診断の根拠を確認するよう求める記者に松本本部長代理はこう答えた。「(作業とは関係のない)病気なので、発注者である東電が、これ以上調べなければいけないということはない」-略-」

ネットのほうが常識的で、作業員は原発を渡り歩いている可能性があるので、白血病の原因だという可能性は高いという書き込みがあった……。

作業員の日当。下「」引用。

「政府は原発敷地内で任務に当たった自衛隊員に、陸自のイラク・サマワ派遣時の1日当たり2万4000円を上回る4万2000円の手当支給を決めた。国がそれだけの危険性を認めたのだ。最前線で働く作業員たちの日当はあまりにも安すぎる。
 関西地方から来たという50代作業員はこう言う。
「東電は単価を上げていると聞くけど、ワシらの日当は普段と変わらん。原子炉建屋前でホース引きをやった時、線量計がこれまで聞いたことのないような鳴り方をした。元請けの現場監督は『こんなの大したことない』なんて言ってたけど、正社員の彼らは線量限度になれば部署を替わればいいだけ。ワシらは使い捨てですから……」
 原発事故の収束を担う“最後の砦”を、新政権が見捨てることがあってはならない。」

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