磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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宮沢賢治と東京宇宙

2006年03月12日 | 読書日記など
「NHK BOOKS[785]宮沢賢治と東京宇宙』
   歌人 福島泰樹・著/日本放送出版会1996年

ぼくは宮澤賢治の童話などで励まされた
小学生時代を思い出します。



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室生犀星はふるさとについてうたっていますね。「」引用。

「ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや 
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや」

この著者は、室生犀星も、萩原朔太郎も、石川啄木も、
ふるさとについて、悲観的にみているが、宮沢賢治は
そうではなかったと把握されているのかもしれない。

でも、室生犀星の歌も悲観だけをうたっているとは
思えない。


宮沢賢治が京都旅行をしたことが書いてありました。
農事試験場などを目的としていたらしいが、
東本願寺、金閣寺、北野神社、京都御所、二条離宮、
三十三間堂、清水寺など短期間でみてまわったようだ。

賢治の歌ものっていた。同。

「山しなの
たけのこやぶのそらわらひ
うすれ日にしてさびしかりけり。」
後日、推敲して。
「山しなの
たけのこばたのうすれ日に
そらわらひする
商人のむれ」


宮沢賢治はお金持ちの家に生れたというが、
やはりすごいですね。
かぶっていた帽子、すてきだと思っていましたが、
イタリア製のボルサリーノだったようです。


関東大震災も歌っています。
「東京の避難者たちは半分脳髄膜炎になつて
いまでもまいにち遁げて来るのに
-略-
もうそんな宗教風の恋をしてはいけない
……」

くわしくは宗教風の戀をクリック。

平和運動でも恋をしないで……。
真剣に見つめていただきたいものですね。



ギャラリー薫で「宮沢賢治生誕百年記念展/東京宇宙」を開催したという。
知っていたら見に行ったことでしょう。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
みっちゃん (鱧男)
2006-03-13 22:08:52
東京バナナ。

http://www.grapestone.co.jp/tokyobanana/



チーズうさぎもおいしそうですね。



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雨漏り師匠 (鱧男)
2006-03-13 22:05:34
ぜひ、その時にはupしてくださいませ。



ほんでも、かなりの甘党ファンがおられるでしょうから、

そっちもあるし、漢字もあるし、いろいろでんなあ。
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(・_・)・・・・・・。 (みっちゃん)
2006-03-13 21:54:30
東京宇宙っての見て・・・



東京バナナ思い出しちゃった・・・(-_-;)

おなか空いてんのかなぁ~・・・すんません

返信する
いつか (雨漏り書斎)
2006-03-13 19:34:24
読もうと思って

「宮沢賢治全一冊 ザ・賢治」第三書館 624頁

をgetしてありますが、未読です。

和菓子熱が収まったら取りかかるかな。
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