磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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フォア文庫 二年2組はヒヨコのクラス

2008年09月26日 | 読書日記など
『フォア文庫 二年2組はヒヨコのクラス』
  山下夕美子=作/長新太=画/岩崎書店、
    金の星社、童心社、理論社(四社協力出版)1990年

あまりクラスとしてまとまりはありません。
--でも、まとまりばかりがクラスじゃないですね。



この本は東京から広島にうつりすんだ著者によって書かれました。
被爆者や在日朝鮮人のことが書かれてあります。

たとえ児童文学といえども、歴史観というものは、
大切なものであると思います。

母が死んだので怒りをもって書いた「はだしのゲン」
この方の世界観は間違いではないと思います。

怒りにも共感もあれば、上辺だけの世間話もあると思う。
世間話にしたら、それはもう怒りではないものに、
変質していると僕は思う。

世の中より大きな人はいないのだから……。
世間話が世間になることもある、噂の怖さ。

東京の原爆被害者を守る会という団体は
本当にあったのでしょうか?

木村という名前を在日の人にかぶせている。
これは、朝鮮名が「金(キム)」という音を
あわせたからだという。
これは多くの本に書かれていますが、
この説明はありませんでした。

元から日本人である木村という人が、
噂で在日朝鮮人と噂されることもありますね。
--日本人なのに、困ったもんだ、別に差別しているわけではなく、自分は日本人なのだからと話している人もいました……。

在日朝鮮人と書いていることにも、
何をもって日本人としているかなど、
作者は考えたのだろうか?

国籍をもって? 遺伝子をもって?
文化をもって? 地域をもって?

この点は、この時代には言われていたか、
どうかは、私にはわかりまんが……。



朝鮮人被爆者
二年2組はヒヨコのクラス








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