磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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岩波新書 青版362 自由への大いなる歩み-非暴力で闘った黒人たち-

2009年06月28日 | 読書日記など
『岩波新書 青版362 自由への大いなる歩み-非暴力で闘った黒人たち-』
   M.L.キング(著)/雪山慶正(訳)/岩波書店1959年、1975年16刷

こういう活動をした人たちは立派だと思う……。
--アメリカはヒトラーを非難するけれど、当時人種差別があったのだ。
ヒトラーが模範とした国はアメリカという人たちがいるくらいだ。
そして、ヒトラーのパトロンは自動車王フォードといわれている……。



バスボイコットをした人たち……。下「」引用。

「家庭と職場の間を一日十二マイルを歩きつづけたニグロたちの物語りだ。一年にわたるモントゴメリーのバス・ボイコットに参加したニグロの大部分は貧乏で無教育な人たちだった。だが、彼らはこの運動の本質をはっきりと理解していたのだ。一人の年とった婦人が、他のニグロたちを代表して、このことをつぎの言葉のなかにはっきりと示した。すなわち、数週間バスにのらないで歩きつづけたのち、「お疲れですか」とたずねられたとき、彼女はこう答えたのだった。「わたしの脚は疲れていますが、心は安らいでいますよ」」

メソジストの白人牧師が会長(アラバマ・ヒューマン・リレーション会議)。下「」引用。

「ぼくはこの団体に加盟して、ぼくの教会の集会室でひらかれた。モントゴメリー支部のたいていの月例集会に出席した。この会議に一、二カ月協力したのち、ぼくは副会長に選ばれ、ほかの責任ある仕事のためにこの地位がつとまらなくなるまで副会長という資格で会議のために働いた。この会議の会長はセント・マーク街のメソジスト教会の若い白人の牧師レー・ワドレー師だった。彼は南部の生れで、人種関係の領域で余り熱心に活動したので信者から抗議を申込まれ、やがて僻地の一小村落に左遷された。彼のほか会議の優れた白人のメンバーは、トーマス・P・スラッシャー師とロバート・グレーツだったが、彼らはいずれも、のちにおこったバス・ボイコット闘争のなかですぐれた働きを示すことになった。-略-」

驚くべき事実……。下「」引用。

「モントゴメリーのニグロ社会に関するいまひとつの驚くべき事実は、教育のない人々の大多数がはっきりと示している消極的な態度だった。一部には人種的隔離にたいしてつよく反対するものもたえずいたけれど、大多数の人々は人種隔離をはっきりと抗議もしないでだまってうけいれていた。彼らは、たんに人種的隔離そのものにだまって従っているように見えるばかりでなく、それにともなって彼らに加えられる侮辱をもだまってうけいれていた。-略-」

パプティスト教会の牧師も参加していたようだ。

ファシストと戦う?……。下「」引用。

「戦争はおそるべきものではあるが、全体主義的体制--ナチ的ファシスト的体制や共産主義体制--に屈服するよりはましかもしれぬ。」

アメリカン・ファシストは今も生き残り、アフガニスタンで罪なき人たちも虐殺しているという……。

最後屁はあったようだ……。下「」引用。

「バスの人種的隔離が廃止された直後は短い期間ではあったが、爆弾投下や銃撃がはげしくもえ上ったが、そののち過激な連中の暴力行為はにわかにやんだ。」









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