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「つくる会」教科書はこう読む!-隠された問題点の数々-

2009年06月28日 | 読書日記など
『「つくる会」教科書はこう読む!-隠された問題点の数々-』
   上杉聡、君島和彦、越田稜、高島伸欣・著/明石書店2001年

「つくる会」教科書は読んだことがなかったと思いました。
--教科書自体がきらいなもんで……。
しかし、まあ、正史というものが、いかに嘘が多いかは書かれてない本でした……。



「「通すための検定」が行われた」という……。下「」引用。

「マスコミは四月三日(二○○一年)の夜からテレビ報道を始めた。翌朝には、新聞各紙も大きく取り上げた。各社、その報道姿勢は異なるとはいえ、多くの読者は「なぜこんな問題ある教科書が検定を通ったのだろうか?」と、つよい疑問を持たれたのではないだろうか。それは、「通すための検定」が行われたからであった。-略-」

そりゃ、そうでしょうね……。

森首相の特別な努力。下「」引用。

「森喜朗前内閣が、「つくる会教科書」を通すためにいかに特別な努力を行なってきたか、いまいかにマスコミをコントロールしたか、よくわかる。「つくる会教科書」を検定合格させるシフトの一端は、すでに『いらない!「神の国」歴史・公民教科書』(明石書店、一七ページ)において、町村文部科学大臣の存在に触れたが、森内閣の中枢にもそれがおよんでいたことをここに付け加えたい。」

こんなことを強引に通して、あるいは知らぬふりして、「いじめ」が悪いとはよく言えたものだ……。

受験に不利……。下「」引用。

「右翼思想によって描かれたこの教科書独特の記述(神話など多数)も高校受験に無関係となる。受験などまったく心配していない右翼文化人が、この教科書の執筆者なのである。」

そもそも、受験では出ないところでは?
こんなものを通すのは文化ではなく、非文化で、右翼非文化人が正しい……。

PHPの本のことが書かれてあった……。下「」引用。

「白表紙本にあった考え方を「朝鮮半島凶器論」と呼ぶならば、残されている考えは、「朝鮮半島吹き抜け通路論」(西尾幹二・藤岡信勝『国民の油断!』PHP研究所)とでも呼ぶべきものである。たとえば「朝鮮半島が、南下するロシアの吹き抜けの通路にすぎないことにも、日本は脅威を感じていました」(同書八○ページ)などと書かれている考え方である。これは、大国の前に、朝鮮の人々をまったく無力とする見方があり、現実に朝鮮の人々が日本とロシアに対して自立した行動をとり続けてきた事実がまったく抜け落ちる。-略-」

神話を教科書の全面に……。下「」引用。

「神話が教科書の全面的に登場したことは、はなはだしく危険な性格を持っている。戦前への反省に立ち、「史実と神話とを混同したような歴史的な記述を排斥し、厳格に事実を基づかなければならないという方向で歴史教科書の編纂を致さなければならない」(一九四六年九月、貴族院で田中耕太郎の発言)と名言してきた方針を清算するものだからである。」

政教分離という憲法違反をしている与党……。

「原発神話」も続けている……。

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--被害国であるのに原爆神話まで信じている政治屋もいる……。

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「品性欠ける「セクハラ教科書」」 下「」引用。

「-略-「アメノウズメの命が、乳房をかき出して踊り、腰の衣のひもを陰部までおしさげたものだから、八百万の神はどっと大笑い」(六二ページ)と、その上には、天の岩戸前で踏る絵(カラー)まで添えられている。もしこんな箇所を、中学校の教室でひとたび朗読したら、女子生徒は、顔を赤くして黙り込むか、激しく怒り出すことだろう。-略-」

教育界にも困ったものである……。

「V 生徒をマインドことんロールする「つくる会教書」
1 「つくる会教科書」はイデオロギーの産物」という文章もありました。









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