磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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DV・虐待にさらされた子供のトラウマを癒す  お母さんと支援者のためのガイド

2007年04月04日 | 読書日記など
『DV・虐待にさらされた子供のトラウマを癒す
    お母さんと支援者のためのガイド』
       ランディ・バンクフロイト(著)/
        白川美也子、山崎知克(監訳)/
        阿倍尚美、白倉三紀子(訳)/明石書店2006年

この本について。下「」引用。

「この本はパートナーからの日常的・常習的な虐待に直面し、そのできごとを見たり聞いたりすることで子どもが受ける悪影響を心配している女性たちのための本です。」



この本の特徴はすごく客観的です。悪いように表現すれば、他人事として書かれてあります。

しかし、参考になる本だと思います。

今もDVに悩んでいる方たちもいることでしょう。

子どもたちにとっても不幸なことだろうと思います。

この著者は「遅すぎることはありません。」と書いています。

いじめの場合もそうですが、
「子どもは自分のせいだと思っている」

悪いのはあくまでも、虐待行為をしている者です。
これを間違えてはいけませんね……。

そして、「いじめ」と同様で。
「子どもは虐待のことを話したいけれど、話せないと思っている」

そのような子どもたちの兆候が書かれてありました。下「」引用。

「虐待する男性に接している子どもが示す、学習および認知における兆候
・注意の欠陥(注意欠陥障害が原因になつていると間違われるような兆候も含む)
・学習や注意力に差し障る多動
・学習の遅れ
・言語習得の遅れ
・病気やずる休みなどで、学校をよく
・学校で居眠りをする(虐待があって眠れなかったということもよくある)」


ボクはこの本は当たり前のことが書いてあると思いました。

しかし、そうでもないところもありました。下「」引用。

「●覚えておきましょう●
・虐待するパートナーと別れても、子どもが楽になるという保証はありません。父親に関する気持ちや体験について、引き続きあなたの助けを必要とする可能性があります。
・虐待する男性は別居後に子どもを虐待の武器として利用し続けることもあります。この点に関しては、同居していたころよりひどくなるかもれません。」



こんなこともあるのかと驚きました。(-_-;)

また、マスコミやビデオゲームなどにも気をつけるように書かれてありました。





内閣府男女共同参画局「配偶者からの暴力被害者支援情報」HP














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