◎本当の幸福
本当の幸福とは、自分の心が感じている、
平安の状態をいうのだ。
いくら心身統一法を何十年やっても、幸福は向こうから飛び込んで来るのではない。
自分の心が、幸福を呼ばなければ、幸福は来やしない。
だから、現在の生活の状態、境遇、環境、職業、
何もかも一切のすべてを、
心の底から本当に満足し、感謝して活きているとしたら、本当にその人は幸福なのである。
『運命を拓く』第9章より引用抜粋)
不快な感覚があっても、
頭が痛いとか、腹が痛いとか、気が重いとか、脈が早いとか、あるいは
熱があるとかいうような場合があっても、それに取り合わないような心を、持っていなければいけない。
もう多くいうまでもなく、人間の思ったり、考えたりする思考が、良きにつれ、悪しきにつれ、
深刻であればあるほど、
その事柄に自分をひきつけるにふさわしい資格を、自分が作ってしまうのである。
心が積極的であれば、積極的なものを引きつけるし、心が消極的であれば、消極的なものを引きつける。