ご冥福を…

本日、2投稿目。

有名作詞家、阿久 悠さんが亡くなりましたね…。
どんな人かは分からなくても、ヒットソングを見れば、だいたいこの人の名がある…というくらいの記憶は、私にもあります。
あと有名なのは、松本隆さん。
この人もアイドルが歌う歌の多くに関わってますよね。

──って、実際、作詞家さんの名前で覚えているのはこの二人くらいなんですけどね


亡くなってから紹介される数々の作品を見てると、やっぱり、作品は作者のものだよな…と思います。
曲は作曲家さんのもの、詞は作詞家さんのもの、歌手はそれを世に送り出してくれる伝達者…という感じで、それぞれに対して感謝すべき相手だと思います。

私なんかは、作詞はできても作曲はできないし、歌は下手だから歌えないし…ってんで、詞を作ってもそれをより多くの人に伝えるには、作曲家さんだったり歌を歌ってくれる人というのは、欠かせない存在なんですよね。
ただの文字が曲に乗り、それが人の声となって誰かに届く…生まれた子供が旅立つ感じに思えるのは、そういう部分だなぁ～と思います。

よく、初めて作詞を手がけた人にインタビューをすると、「まるで自分の素を見られているようで恥ずかしい」という言葉がありますが、あの気持ち、私はよく分かります。
自分の経験を通して、感じた事、学んだ事、誰かに伝えたいと思った事など…内面にある言葉を紡ぎ出していくので、そういう気持ちになるんですよね。
もちろん、苦労して紡ぎ出す言葉もありますけど、自分の一部分として生み出した作品ですから──少し前にも問題になりましたが──それを歌手のものだと思われるのは、納得いかないというのが正直な気持ちです…。



ご冥福をお祈りいたしますm(__)m

挿絵

短編小説「兄弟」にて挿絵をアップしました。
掲載シーンは、本編の“2　二人の出会い”で、秀行に絡もうとしていた相手を克己が伸して行く所です

克己の顔を見てやってください。もう、楽しそうでしょう(笑)？

絵師：井伏佳比呂様