旦那の買物

旦那が欲しがるものは、決まって高い。

旦那　「それだけ、オレに見る目があるって事だ」

──と得意げに言うが、そんなもの、我が家では要らぬ能力だ。
私と付き合うようになってからは、“いいな”と思ったら、すぐに値段を確認し、“高っ”と言って諦めるスベを持ち合わせるようになったが、Gパンや靴、革ジャンになると、やっぱ、1万円の予算が必要になる。
故に、“欲しい”と思ってから実際に買うまでに1年以上かかる事がよくあるのだ。
靴の予算を貯めはじめ、やはり1年くらい経っただろうか。
年末、社長さんのポケマネから、私と旦那とそれぞれ15000円ずつの小遣いを振り分けた。
それがキッカケになり、ようやく気に入った靴を発見、購入に至った。

　7900円

ライダー用の靴も欲しいらしいが、そんなものは自分で買ってくれ。
そして、15000円の小遣いが入ったことで、革ジャンも買うことにしたらしく、これならバイクの時でも着れると、大変ご満悦。

　7000円

7000円も出すなら本皮じゃなきゃな…と思うくらい、そこら辺の相場はよく分からない私ですが──まぁ、それだけ7000円という金額が私にとっては高いという事で…──合成皮革という事に、私的にはちょいと不満。
それでも旦那が気に入ったものだし、家計からの出費じゃないため、「よかったね～」と、一緒になって喜んでおきました。