２０１３.６.２２（２） Ｊ２ 東京Ｖ対栃木

関心のあるゲームがここか、三ツ沢くらいしか見当たらなかったのと、府中競馬の帰りに寄れる、ってのが味スタにした理由。

ヴェルディ対栃木は、2年前もここで見た記憶があるが、その時も「上位陣を脅かせ！」ってヴェルディ寄りで見たかな。今日もそんな感じ。

9位のヴェルディと5位の栃木ＳＣ。リーグ戦を混戦に持ち込んでほしいところだが。

（背番号ナシ<74>、ってかい？）

2013年6月22日（土）18：04キックオフ　Ｊリーグディヴィジョン２　東京ヴェルディ対栃木ＳＣ　味の素スタジアム　主審：荒木友輔　副審：大西保　清水崇之　４審：野口達生　観客数：4,210人

【東京Ｖ】ＧＫ１佐藤　ＤＦ13ペデウォン　3刀根　4キローラン木鈴（63分6福井）　ＭＦ11西　8中後　19森　27前田（71分2石神）　10安田（82分17常盤）　ＦＷ44高原　16飯尾　控え：ＧＫ32ポープ・ウイリアムス　ＤＦ26井林　ＭＦ14鈴木　ＦＷ7中島

【栃木】ＧＫ37榎本　ＤＦ17山形　4大和田　6當間　26中野　ＭＦ28菊岡　5チャヨンファン　11クリスティアーノ　16杉本（63分38久木野）　ＦＷ32近藤（ＨＴ44三都主アレサンドロ）　8廣瀬（82分20湯澤）　控え：ＧＫ1柴崎　ＤＦ3西岡　ＭＦ14菅　ＦＷ18勝又　

序盤はヴェルディのラインの高さが目立った。前節から総入れ替えのＤＦラインらしい。

6分、ヴェルディ右サイドから16飯尾が潰れながら中央に出したボール、中央で待つ44高原に渡って、高原が押し込む。1-0とヴェルディが先制。栃木ＤＦがピッチに足を取られたのもあって、ヴェルディがホームの利を生かす。

10分過ぎ辺りからはちょっとヴェルディが間延び。栃木にはなぜかあまり連動感が無い。
だが、16分の28菊岡のシュートは枠の上も、32近藤に当てようとして面白い攻め。

20分過ぎのヴェルディ4キローラン木鈴が奪ったボールを、27前田がドリブルからシュートへ。思い切り良くてイイ。

ヴェルディは中央の守備が固め。栃木は若干粗い守りが気になる。
32分、ヴェルディ8中後のドリブルからのクロスをファーで待っていた13ペデウォンがヘッドで決め、2-0とヴェルディがリードを広げる。

このまま前半を終わらせられればヴェルディとしても御の字だっただろう。しかし、好事魔多し。35分、ヴェルディ4キローラン木鈴がバックパスにヘッドで勢いを増すように、ＧＫ1佐藤に戻そうとする。しかし、佐藤はゴールの左に居て、ボールに間に合わない。そのままボールはゴールに。オウンゴールで2-1と、栃木は労せずして1点差に詰め寄る。

この後にもＤＦとＧＫの間を取られる（栃木28菊岡と東京Ｖ1佐藤が激突するシーンも。）など、ヴェルディのＤＦラインの裏のケアが余り良くない様子。

前半は2-1とヴェルディがリードするも、ヴェルディは後味が余り良くないか。

後半アタマから栃木は32近藤に替えて44三都主アレサンドロを起用。三都主はボランチに、ボランチだった28菊岡が一列上がって、8廣瀬と28菊岡が攻めの中心に。

栃木は左ＳＢの26中野が高めの位置に張って、攻撃的。ただ、ボールは下げて回すシーンが多く、やや慎重。ヴェルディは19森の巧さが目立つ。

栃木は63分、16杉本に代えて38久木野を入れ、前線に置く。

70分、ヴェルディのミスを突いて、栃木がカウンター気味の速攻。11クリスティアーノが決めて、2-2の同点に。鮮やかな速攻。

（袖まくりっ！）

さらに82分に8廣瀬に代わった20湯澤が84分、ほとんどファーストタッチに近いプレーで左サイドから中を狙ったミドルシュート。これが鋭く決まって、東京Ｖ2-3栃木とついに逆転に成功。

（ヴェルディのＦＫから3刀根のヘッドはゴール右外へ・・・）

アディッショナルタイムの表示は4分。45：00の表示が消えて1分くらいか。ヴェルディ8中後のＦＫはペナルティエリアすぐ右横から。

ファーに蹴られたボールを倒れながら3刀根が脚を伸ばして折り返し、中央で44高原が押し込む。劇的なゴールで3-3にヴェルディ、再び同点に追い付く。

（ブレブレだな・・・）

残り3分、ヴェルディは必死に4点目を奪いに行くが、スコアはそのまま。結局3-3のドロー。

前半だけ見ると、ヴェルディがあっさり逃げ切るかと思われたが、松田監督の修正が成功し、栃木が勝ち越す。だが、ヴェルディの意地が同点に追い付かせた。ヴェルディの不安定さと爆発力の両方を垣間見たゲームだった。