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2010.5.2 JFL 町田対琉球

2010-05-02 21:01:14 | サッカー

連休の日曜日。天気も良く、Jリーグは2部だけ、というこの日。先週に続いて、日曜のゼルビア。

町田ゼルビアは今期、8試合で7勝1分けの首位と順調な滑り出し。前回のホームゲーム松本戦では5,680人とJFLでは破格の観客動員をマークし、今回も勝点(順位)、観客数のJリーグ昇格要件を満たすべく頑張っている。

この日の対戦相手は、FC琉球。8試合消化時点では暫定の9位。3勝1分け4敗と五分に近い星で来ている。昨年は降格圏に近い16位で終了しただけに躍進とも言える。今年はベガルタ仙台から田中康平、名古屋から新川織部といったJ経験者等を補強し戦っている。総監督のトルシエ氏ばかりが話題になりがちだが、実際の試合はアウェイに好成績を残す興味深いチームである。この試合はどんな試合になるだろうか。琉球が首位町田を止められるのか、がポイントとなるか。

2010年5月2日(日)14:00キックオフ 第12回日本フットボールリーグ(JFL)2010 第9節 町田ゼルビア対FC琉球 町田市陸上競技場 主審:中村太 副審:塚田智宏 本橋巧 4審:金田康秀 観客数:6,573人(公園公表のキャパシティを上回っているらしいですが)

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【町田】GK22吉田 DF3藤田(73分13飯塚) 24川邊 5深津 2津田 MF15柳崎(80分27小川) 6太田 20半田(27分警告により退場) 28星(73分17鈴木) FW7勝又 33木島 控え:GK1修行 DF4雑賀 18齋藤貴 MF14大前 

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【琉球】GK1森本 DF19ユン・ソンジュ 17大澤 15初田 2鈴木 MF6國仲 7秦 8松田 10中村(86分16新川) FW14杉山(負傷交代58分9山下) 24田中靖(82分25金子) 控え:GK21新崎 MF13小寺

序盤は町田が攻勢に出る。3分、9分にそれぞれ28星のFKからチャンスを得るも3分は6太田のヘッドがGKの正面を突き、9分は直接GKに渡りゴールならず。

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琉球は13分、8松田のFKでゴールを狙うもGKに弾かれる。

町田33木島がスルーパスへの良い飛び出しを見せるが、これはオフサイド。

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19分、町田がサイドチェンジからチャンスを作るが琉球GK1森本が好判断で飛び出してこれを防ぐ。さらに22分にも町田20半田から7勝又に右サイドからクロスが入るも琉球DF陣が身体を張って守る。

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そして、27分だ。町田20半田のプレーに「著しい不正」として中村主審はレッドカードを提示。半田は退場。町田は早い時間から10人でのプレーを余儀なくされる。筆者の位置(余り高さの無いバックスタンド)からは何が有ったのか判らなかったが、町田イレブンは猛抗議。当然判定は覆らない。

28分には、町田は右サイドから抜け出した7勝又がシュート。かなり良いコースに行っていたが、琉球ゴールの右ポストを直撃。一人退場者を出すも良い流れ。しかし決まらない。これは足元を掬われかねない流れか。

若干試合は荒れかけたが、琉球2鈴木の警告1回で済んだのは不幸中の幸い。この辺りから琉球がペースを奪ってくる。琉球は右サイド19ユン・ソンジュと8松田の仕掛けや14杉山のプレーで町田ゴールに迫る。39分、琉球は右FKから中央でヘディングシュート。これは町田GK22吉田が弾いてセーブ。

40分には町田33木島の弾丸FKが琉球ゴールを襲うも、琉球GK1森本が好セーブで凌ぐ。その直後のCKでも町田6太田が高さを活かしたヘディングで琉球ゴールを襲うも、ゴールならず。

逆に43分に琉球が右CKから町田ゴールを狙うもGK22吉田が掻き出してノーゴール。前半は0-0で折り返す。先週と違って締まったゲーム。町田は木島、勝又だけでは点が奪えそうにない。プラスアルファを見出せるか。

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後半の町田は4-1-2-2とボランチを欠いた形で臨むようだ。一方の琉球は前半と変わらず4-2-2-2で10中村と8松田の両サイドアタッカーが町田陣内に侵攻する。

55分にアクシデント。琉球14杉山が左サイドで相手選手接触した際だろうか、右足を負傷。チームドクターはベンチに×印を示し、選手交代を余儀なくされる。58分に9山下がピッチに入る。琉球はDFラインを浅く保ってオフサイドを狙っているようだ。そして町田のキーマン33木島には2人がかりで挟み込みに行く。そのせいか、徐々に木島のプレーエリアがゴールから遠い位置に下がらされる。

そして67分、町田5深津のファールで琉球は町田陣内右サイド奥深くでFKを得る。ここでキッカーは2鈴木。ボールは弧を描き、ゴールに直接突き刺さる。

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琉球が先制。さらに71分には琉球カウンター気味の流れ、右サイドからクロス。逆サイドに流れた6國仲がミドルシュート。これが町田GK22吉田の手を掠め、ゴール。0-2とする。

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町田は10人ということ、かつ横パスにミスが出てしまったりと攻めても攻め切れず。

ロスタイムが3分と表示された辺り、左サイドを駆け上がった町田7勝又から33木島にラストパス。木島がこれを押し込んで1-2と追い上げるもここまで。

内容は町田が上回ったが、アクシデント、そして琉球2鈴木の妙技の前に今季初の敗戦を喫した。琉球は守備が堅かったのが勝利の遠因か。前半を0-0で折り返せたこと、そして町田が攻撃的に来たことが幸運だったのだろう。10人になって町田が引き分け上等、と来たならこの勝利は無かっただろう。それにしても、夏のような陽気、試合を巡る熱気、そして6,500人以上の観客。ロスタイムに入る頃に帰り始めた方々が居たのは残念だが、今日来た方を再度引き寄せるだけの魅力ある試合は出来ているのではないだろうか。負けたら来ない、では本当の「我が町のクラブ」は出来ていかない。常にこれくらいの動員が続くようならば、町田人気は本物だ、と言えるだろう。そして、その可能性は非常に高いといえよう。

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