ryonagaの「通勤準急スタジアム行き2」

サッカー観戦記や旅、写真記。コンサドーレ・コンサドーレユース・エスポラーダ・ノルディーア・レノファを中心に、いろいろと。

2007.11.24(2) 地域決勝 矢崎対トーキン

2007-11-25 23:59:03 | サッカー

2007年11月24日(土)第31回全国地域リーグ決勝大会 1次ラウンドBグループ 13:15キックオフ 矢崎バレンテ対NECトーキン 広島県総合グランド陸上競技場(広島スタジアム) 観客数:121人 主審:大川 副審:越智、つぶらや(くにがまえに員、谷) 4審:吉田

公式記録

Img_0059 【矢崎】GK21宮城 DF3大森 4松尾 5中村(83分6杉本) MF7萩田 17白石 8渡辺 13田中淑 11千葉 FW10遠藤(34分9井口) 23鈴木(59分18河井) 控え:GK1望月 FW20重富

 

Img_0068 【トーキン】GK30冨江 DF15床井 32小山 6阿部 16沼田 MF5大橋 13小笠原 17森山 19小林 FW14勝亦(75分26小倉) 9原田 控え:GK1主藤 DF4大沢 MF23岩田 28寺内

 

 

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トーキンが地域決勝に?というのは04年まで東北に住んでいた自分としても、正直疑問だった。東北リーグで2敗の2位。メンバー表を見ると、コーチに元フリエ、ソニ仙の高田昌明さんを招いて、中央大から勝亦、森山、小林、小倉という攻撃的な選手を獲得。TDKから原田、小笠原を獲得、ベガルタから大橋良隆を補強とかなり積極的な動き。(入団年が分からないので、去年から居たのかも知れないが。)

また、矢崎も全国社会人で準優勝、東海2位での出場。こちらもリーグ2敗しかしていない2位チーム。かつ同じく企業チーム。応援は矢崎側に広島の人(13番頑張れ!的な応援だから直接の知人じゃないでしょ?)が旗振っている程度。まぁある意味、ちょっと前までの地域決勝ってこんなもん?って感じ。俺が見始めたのは04年の熊本開催からだからね。物好きチームが全てじゃないのは承知の上ですし。

トーキンは割と縦にシンプルなサッカー。対する矢崎は前の試合同様前3枚で攻めて後7枚+GKという守り。

15分トーキン右サイドDF15床井から右MF19小林に渡ってCKを得るも得点には至らず。20分にもFW9原田がゴールライン際のシュートを放つもギリギリで矢崎DFがクリア。若干トーキンが優位に試合を進める。

矢崎も32分、7萩田の突破からFKを得て13田中淑が狙うも枠の上。矢崎は少ないチャンスからセットプレーやカウンターを利していきたいようだ。

前半は割合堅い展開で推移した。

後半に入って矢崎は更にしっかりと4-3-1-2気味にして堅守速攻の色を強める。さらに引き気味のサッカーをしながら大きく蹴らずに繋いでくる形。なかなかお目に掛かれないものかもしれない。

25分過ぎからはトーキンがポゼッションして矢崎がカウンター、という展開が多い。しかし、スコアレスドローを匂わせる展開。

試合が動いたのは83分。矢崎の中央からの攻めにトーキンDFがクリアしきれず、こぼれたボールに矢崎18河井が詰めて先制。1-0とする。

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(凄い喜びようだ。)

 

これで残り10分も無いトーキン。32小山を上げてパワープレーに出る。ロスタイムの表示が3を指し示した直後、トーキンは左サイドからの攻め。DFラインとほぼ平行に侵入した26小倉がクロスにあわせ振り向きざまのシュート。これが決まってロスタイムに劇的な同点弾。1-1とする。

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(左が26小倉。)

 

しかし、勝負は終わっていなかった。矢崎は諦めない。中央から6杉本→7萩田とわたって一旦はトーキンDFに阻まれるもこぼれ玉を再び7萩田が押し込んで2-1と矢崎が突き放す。

 

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(両手を挙げて喜ぶ7萩田。)

 

 

 

試合はこのまま終了し、劇的な終盤戦を制した矢崎バレンテが勝利した。

これによってこの時点でのBグループの勝ち点は矢崎4(1勝1PK負け)、北九州2(1PK勝ち)、トーキン0(1敗)となってトーキンの敗退が決定。北九州は翌日のトーキン戦で90分勝ちできなければ勝ち点4で並ぶのが精一杯だが、得失点で矢崎を上回れず(この日で北九州プラマイ0。翌日PK行きなら0のまま。矢崎はこの試合で通算+1で終了。)敗退となりうる展開。さらにトーキンは矢崎を80分以上もスコアレスに抑えた実力を持つ。

果たして翌日の試合、どうなるのだろうか。

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(矢崎側応援席。普段から見ている方ではないようです。)

 


2007.11.24(1)地域決勝 盛岡対ホンダロック

2007-11-25 22:44:19 | サッカー

2007年11月24日(土)第31回全国地域リーグ決勝大会 1次ラウンド Aグループ Grulla盛岡対株式会社ホンダロックサッカー部 広島県総合グランド陸上競技場(広島スタジアム) 11:00キックオフ 主審:田尻 副審:小笠原、三原 4審:石原 観客数:168人

公式記録

Img_0004 【盛岡】GK21小原 DF4鈴木淳 5太田 15小野寺(69分14加藤) 16渡部 MF7上山 8松田 11白澤(80分17吉川) 24三戸(75分20鈴木光) FW9佐々木 18菅原 控え:GK22ルクンチ MF6吉沢

 

Img_9898 【ホンダロック】GK1川島 DF2澤村 4谷口 8白川 27猿渡 MF6南 20前田(75分14池田) 22井戸川(55分19下木屋) 24山下 FW10水永 13木下(80分11落合) 控え:GK16山田 DF23浅田

 

「ホンダロック!」コールにちょっと違和感があるのは「ホンダロックミヤザキ!」コールを聞いて以来だからなのか、今年単にロックの試合を見てないだけか・・・

いきなり0分。ロックの右クロスが直接左ポストに当たる。ボールは外に出て秒殺は免れたが、得点への意気込みが見える。

しかし前のめり過ぎたのか、盛岡も2分相手ゴール前3対1という数的有利を作りながらもシュートは枠の外。

4分にはロック22井戸川のチャンスも活かしきれず、序盤は両者やや不安定。ロックの左右へのクロスでの揺さぶりが印象的。

そして8分、ロック24山下から13木下とのパス交換からドリブルで左サイドを破り、最後は13木下がシュートを決めて0-1とホンダロックがリード。

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(GKが見切れてますね^^;)

 

 

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(13木下、いいセンスだ キシタタツキ24歳、覚えておいて損は無い。)

 

 

直後、盛岡はFKを得るも活かしきれず。盛岡はやや押され気味。挽回できるか。

13分のロック13木下の角度の無い位置(左サイド)からのシュート→こぼれ玉を24山下のミドルシュートという流れはダイレクトでいい狙い。

27分にもロック13木下が左サイド奥から右ポスト直撃のシュート。この選手はなかなか怖い武器を持っている。

この時間、盛岡の前線は下がってもらいに来るシーンが多いのだが、前を向かないのでロックにとっては大して怖く無かったのではないか?

一方のロックは時間を使うパス回しもこなれていて無駄が無い。前半はホンダロックがしっかりとペースを握り、渡さない。

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後半に入っての55分、ロック22井戸川から交代して入った19下木屋。この選手もなかなか思い切りがいい。井戸川と同じ左ハーフで入ってまもなくの58分、下木屋が左サイドを駆け上がり、中に切れ込むかと見せかけてそのままミドルシュート。これが決まって0-2。美しいくらいの思い切り。

さらに65分にはロックの左クロスに一旦はGK小原が弾くも、ロック10水永が押し込んで0-3とする。

盛岡は全体的に突出したものが無く、全体的に平均値、という印象。全国ではどこか飛び抜けた武器が無いと厳しいという感が強い。ロックは対照的に攻撃の速さ、鋭さが特徴。守りに終始すると逆に持ち味を封じられるのではないか。

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(終盤、盛岡に攻め込まれるも凌ぐロックイレブン。)

 

 

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(善戦するも2連敗で敗退する盛岡イレブン。観客席からも健闘に拍手が送られた)