ryonagaの「通勤準急スタジアム行き2」

サッカー観戦記や旅、写真記。コンサドーレ・コンサドーレユース・エスポラーダ・ノルディーア・レノファを中心に、いろいろと。

2007.11.25(1)地域決勝 岡山対ホンダロック

2007-11-28 00:23:10 | サッカー

2007年11月25日(日)11:00キックオフ 第31回全国地域リーグ決勝大会 1次ラウンド Aグループ 第3日 広島県総合グランド陸上競技場(広島スタジアム) 

ファジアーノ岡山FC対株式会社ホンダロックサッカー部 主審:越智 副審:大川、池内 4審:福原 観客数:588人 公式記録

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(試合前。ダンマクやフラッグが気持ちを表す。)

 

 

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(岡山サポーター。昇格へ負けられない。)

 

 

Img_0089 【岡山】GK1堤 DF15重光 4伊藤 16野本 18池松 MF38三原 22臼井(89分37大島) 10川原 28小野(84分3玉林) FW7朝比奈(63分39ジェフェルソン) 9喜山 控え:GK23リ・チャンガン MF11弦巻

 

Img_0088 【ホンダロック】GK1川島 DF27猿渡 2澤村 4谷口 8白川 MF6南 20前田 24山下 22井戸川(HT19下木屋) FW13木下(68分29原田) 10水永 控え:GK16山田 DF23浅田 MF14池田

 

試合前の見立てとしては、両チーム五分五分くらいの試合かと考えていた。中国リーグ1強の岡山、kyuリーグで鋭い攻撃を見せるホンダロック。そして盛岡相手に0-2、0-3と勝利している現状からもそう思っていたのだが・・・

序盤目立った動きを見せたのは岡山22臼井。右サイドから出足良く仕掛けてチャンスを生み出す。さらに岡山10川原も左サイドから起点になる動きでホンダロックの攻撃を押し返すほど効果的に攻め込んでいく。

24分。中央から攻める岡山。10川原からロックのDFラインの裏に左足でスルーパス。これに反応した7朝比奈が裏を取ってシュート。これが先制点。岡山があっさりと均衡を破る。

26分にも同様の形で今度は38三原から7朝比奈へ。これも決めて岡山が一気に2-0とリードを広げる。

ホンダロックは余り前線にボールが収まっていない印象。昨日大活躍した13木下にまでボールが入るシーンは少なく、散発のFK程度。岡山がバイタルに攻め込んでいるためかホンダロックは余り効果的に上がってこれていない印象がある。また、ロックDF陣は枚数は居るのだが、あまり動けて居ないようにも感じられ、岡山の攻撃を楽にさせているようだ。

前半は2-0として折り返す。思っていた以上に岡山の動きがいい。ロックは余り攻撃に移れて居ない。攻め合いになると予想した自分には正直意外な展開だった。

こうなれば岡山としては有利である。早いところ3点目を取って勝負を決めてしまいたいところ。しかし、勝負は厳しいものだった。

51分、ホンダロックCKからの流れ。13木下が左サイドからの攻め、20前田に渡しドリブルで持ち込む。一旦GK堤に阻まれるもこのボールがこぼれ、ロック2澤村の前に。これを押し込んでロックが2-1と追いすがる。こうなると1点のリードは有ってないようなもの。どちらにも勝つチャンスがある状況が出来た。

55分には中央やや左からの岡山38三原の上がりから右に居たフリーの9喜山にマイナスのパス。懐深く入りすぎたか、左利きだったのか喜山の右足シュートは惜しくも枠の右。絶好の得点機を逃してしまう。

69分にはボールを追ったロックGK1川島と岡山39ジェフェルソンが激突。39ジェフェルソンが軽症を負う。これも意外な感じ。昨日はジェフェルソン投入からリズムがちょっと悪くなったためか岡山慎重な感じがする。この日のジェフェルソンはちょっと縦に急ぎすぎるきらいが有って、オフサイドの回数も若干多かったか。もっと横に開いて、受け手になっても良かったのではないか。

だが、チャンスは残っていた。ロスタイム2分の表示が出てしばらく、岡山が数的優位を作ってロック陣内にカウンター気味に攻め入る。9喜山が粘って39ジェフェルソンにパス。最後はジェフェルソンが押し込んで3-1として勝負有った。このまま笛を待って、ファジアーノ岡山が2次ラウンド行きを決めた。

岡山はロックの戦い方を研究していたのか、しっかり相手のサッカーをさせずに勝利した印象だ。早い時間に先制して、中押し・駄目押しは1失点を除けば理想的な展開ではないだろうか。2次ラウンドに繋がるいい勝ち方ができたのではないか。

一方のホンダロック。自慢の攻撃力が影を潜めてしまい、受けに回るとやや劣勢が多かった。自分達のペースで試合が出来ないとちょっとモロいところもあるようだ。しかし、決してヒケを取っていたようには見えなかったので、来期以降の奮闘を期待したいところだ。

程よい緊張感もある好ゲームであった。

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(恐らく2点目。メモリーの残りが少なくて自分は写真控えめモードだった・・・)

 

 

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(勝利を喜ぶ岡山イレブン。熊谷ではどんな試合を見せてくれるか、楽しみだ)