出演者を見たときに盛り上がり、予告編見たときに盛り下がり、と、期待の浮沈が激しかった映画「エラゴン」を見てきた。
おもしろくもあるし、物足りなくもある、って感じかな。
どうしてもドラゴンに違和感があったのだ。
人間的すぎる表情が…。うーん、架空の動物だから別に動物的である必要はないとは思うのだが、でもやっぱり。
あ、これ、擬人化されすぎた動物アニメのあれだ。
ディズニーの「ダイナソー」に感じた違和感と同じだ!
あー、もしかしてアメリカ人がつくるとこーなっちゃうのか!?
ドラゴンが地面にドシンと降りる度に違和感が。そりゃ、重量は象以上だろうけど、衝撃を吸収するようなふわっとした降り方を期待しちゃうんだけどなー。そういう足の構造になっているはずだよなー(とか勝手に思ったり)。
と、文句ばっかになってしまったが、予告編で感じたよりはおもしろかったぞ。
少なくともナルニアの時とは違って原作を読んでみよう思うくらいには気に入った。
エラゴン(エド・スペリーアス)とブロム(ジェレミー・アイアンズ)の関係は、ルークとオビワンかとか、バリアンとイベリン卿かとか色々思ったりしちゃったけど、ジェレミー・アイアンズの哀愁加減がなかなかよろしかった。
王がマルコヴィッチである必要はあるのか? とか思ったけど、短い出番で普通じゃなさ具合を感じさせたので、その必要はあったのだろう。
マータグ役にギャレット・ヘドランドはパトロクロス@トロイのときよりずっと目力があってよかった。
どんな役か楽しみだったキャロライン・チケジー(ナスアダ役)、出番は短かったがかっこよかった。欲を言えばもっと戦ってる姿を見たかったなー。
日本の公式サイトには書いてないけど、サフィラの声はレイチェル・ワイズである。オスカー女優なんだから書いておけよ~。
以下、ネタバレ気味なので、とりあえず黒文字で。
小娘にしか見えないエルフの姫(シエンナ・ギロリー)。世俗的すぎる気がしたのだが、この作品ではあれでいいのだろうか。エラゴンよりかなり年上だが、エルフだから年齢は関係ないのだろう(^^;
敵のアジトに簡単に潜入できすぎじゃないか。そんなわけないだろー。
あれほど魔力のあるダーザが王を畏れる理由は?
いくらドラゴンライダーとはいえぽっとでの小僧がそう簡単に黒魔術師を退治できるとは思えないのだが。
王の竜、ステロタイプな悪役竜の顔で笑った。
英語サイトでみるとゲイリー・ルイスは「キング・フロスガー」となっているのだが、どうみてもアジハド(ジャイモン・フンスー)の家来にしか見えなかった。どうやらドワーフの王ってことらしいのだが…、小さくないぞ?普通に「人」だぞ。いいのか?
それにしてもドラゴンって成長早いな。
ええと、ドラゴンって「知識」も持って生まれてくるんだね。後天的な学習じゃないんだね(^^;
あー、しかしエラゴンはどうしてサフィラが♀ってわかったんだ?“心の声”を使う前に「She」っていってたよね?
あの景色はハンガリーなのだろうか。
とりあえず、続きが楽しみだ。
ところでカトリーナ(タムシン・エガートン)ってどこに出てきた人?
萌え度:うーん、もうちょっと。
好き度:最近、ちょっと厳しい
鑑賞:劇場(2006.12)
原題:Eragon
監督:シュテファン・ファンマイヤー
配役:エド・スペリーアス(エラゴン)
ジェレミー・アイアンズ(ブロム)
シエンナ・ギロリー(アーリア)