ティム・バートンがアリスって、しかもジョニデが気狂い帽子屋って、何?と思っていた「アリス・イン・ワンダーランド」、大人になったアリスの話だと知ってちょっと安心した(^^;
というわけで、3Dで見てまいりました。
Xpandというシステムのやつで、これ、メガネが重いんだよね。
でも、今回はメガネを固定するバンドがついていたのであまり違和感なく装着できた。映画館もいろいろ苦労しているようで。
話はアリスが穴に落ちて、子供のときと同じように大きくなったり小さくなったり、赤の女王がフラミンゴでクリケットしたりと、まあそういう展開。
あとは多少ネタバレになるので、見る前に知りたくない人はご注意。
アリスは幼少のころから発想力の豊かなちょっと変わった子。それは実は父親譲り。父のチャールズはアリスに言う。「うん、頭がおかしいと思う。でも優れた人はみんなおかしんだ。」(rukkia乱暴要約)
そして19歳になったアリス。常識的な女性としての振る舞いを強要されるのが窮屈でたまらない。彼女のとんがったところを認めてくれた父はもうこの世にいない…。
脚本家が女性だというのがよくわかる。こういう友達、結構いるの。変わった感じの子の父は大抵ちょっと変わった人だったりする。そして母と他の姉妹は常識的な女性だったりしてその溝が埋まらなかったりする…。殿方は気づいてないかもしれないけど、ありがちなんだよ…。
と、いう現実は置いといて、舞台はワンダーランド。
本当はそこの住民によると「アンダーランド」なんだそうだ。 > 確かに穴の底だし
まあ、とりあえず、アリス(ミア・ワシコウスカ)の不機嫌な表情に萌。 < ちょ
もちろん普通に笑顔の可愛い女優さんなのだが、この不機嫌顔がキャスティングのポイントなんじゃないかと思ってしまうくらい。
アリスは子供のころにここに来たということを覚えてないが、住民はみな子供アリスのことを覚えている。
それでもって、予言の書とかいろいろごたごたあって、結局アリスは「運命なんかどーでもいい、自分で決める!」(rukkia乱暴要約)と開き直って活躍するわけである。
19歳のアリスには自分なりの価値観とか倫理観とかがあって、それに基づいた行動を開始するわけだ。
アリスは決してなんでもできるスーパーウーマンでも勇気百倍の正義の味方でもないし、「これは自分の夢の中の世界」と思っているけど、「夢だからなんでもありだ!」と頑張る。(という解釈でいいのかどうかは、見た人次第)
そのへんの頑張り具合が正統派冒険成長物語で見ていて安心なのである。このへんはティム・バートンというよりディズニーだから、なのかな。
小難しいことは置いといても、ワンダーランドの独特の風景は面白いし、振り切れてるキャラクターたちも面白いし、3Dじゃなくても十分に楽しめると思う。
以下、キャラ話。
ハートのジャック(クリスピン・グローヴァー)が少女マンガ風にデフォルメされてて、異様に足長。かっこよすぎ。げらげら。
赤の女王(ヘレナ・ボナム・カーター)は異様に頭でっかちという設定のようだ。思いっきり性格悪く描かれているが、あまり憎めない。不思議な感じ。
対する白の女王(アン・ハサウェイ)は赤の女王の妹という設定。優しい美人なのだが、仕草がいちいちバレエのプリマの姫みたいにわざとらしい。けらけら。
動物たちの声の出演が豪華。とても落ち着いたよい声の芋虫はアラン・リックマン、白うさぎはマイケル・シーン、チャシャ猫はスティーヴン・フライ、そして見てるときは気付かなかったんだけど怪物ジャバウォッキーがクリストファー・リー。ひー、どんだけギャラかかってるの!?
大人のおとぎ話ともいえなくない。
お子様には…ちょっと怖いかも。
「不思議の国のアリス」が好きだった大人にはお薦めだ。
…チャシャ猫1匹欲しい…。
萌え度:不機嫌なアリス
好き度:
鑑賞:劇場(2010.4)
原題:Alice In Wonderland
監督:ティム・バートン
配役:ミア・ワシコウスカ(アリス・キングスレイ)
ジョニー・デップ(キチガイ帽子屋)
ヘレナ・ボナム・カーター(赤の女王)
というわけで、3Dで見てまいりました。
Xpandというシステムのやつで、これ、メガネが重いんだよね。
でも、今回はメガネを固定するバンドがついていたのであまり違和感なく装着できた。映画館もいろいろ苦労しているようで。
話はアリスが穴に落ちて、子供のときと同じように大きくなったり小さくなったり、赤の女王がフラミンゴでクリケットしたりと、まあそういう展開。
あとは多少ネタバレになるので、見る前に知りたくない人はご注意。
アリスは幼少のころから発想力の豊かなちょっと変わった子。それは実は父親譲り。父のチャールズはアリスに言う。「うん、頭がおかしいと思う。でも優れた人はみんなおかしんだ。」(rukkia乱暴要約)
そして19歳になったアリス。常識的な女性としての振る舞いを強要されるのが窮屈でたまらない。彼女のとんがったところを認めてくれた父はもうこの世にいない…。
脚本家が女性だというのがよくわかる。こういう友達、結構いるの。変わった感じの子の父は大抵ちょっと変わった人だったりする。そして母と他の姉妹は常識的な女性だったりしてその溝が埋まらなかったりする…。殿方は気づいてないかもしれないけど、ありがちなんだよ…。
と、いう現実は置いといて、舞台はワンダーランド。
本当はそこの住民によると「アンダーランド」なんだそうだ。 > 確かに穴の底だし
まあ、とりあえず、アリス(ミア・ワシコウスカ)の不機嫌な表情に萌。 < ちょ
もちろん普通に笑顔の可愛い女優さんなのだが、この不機嫌顔がキャスティングのポイントなんじゃないかと思ってしまうくらい。
アリスは子供のころにここに来たということを覚えてないが、住民はみな子供アリスのことを覚えている。
それでもって、予言の書とかいろいろごたごたあって、結局アリスは「運命なんかどーでもいい、自分で決める!」(rukkia乱暴要約)と開き直って活躍するわけである。
19歳のアリスには自分なりの価値観とか倫理観とかがあって、それに基づいた行動を開始するわけだ。
アリスは決してなんでもできるスーパーウーマンでも勇気百倍の正義の味方でもないし、「これは自分の夢の中の世界」と思っているけど、「夢だからなんでもありだ!」と頑張る。(という解釈でいいのかどうかは、見た人次第)
そのへんの頑張り具合が正統派冒険成長物語で見ていて安心なのである。このへんはティム・バートンというよりディズニーだから、なのかな。
小難しいことは置いといても、ワンダーランドの独特の風景は面白いし、振り切れてるキャラクターたちも面白いし、3Dじゃなくても十分に楽しめると思う。
以下、キャラ話。
ハートのジャック(クリスピン・グローヴァー)が少女マンガ風にデフォルメされてて、異様に足長。かっこよすぎ。げらげら。
赤の女王(ヘレナ・ボナム・カーター)は異様に頭でっかちという設定のようだ。思いっきり性格悪く描かれているが、あまり憎めない。不思議な感じ。
対する白の女王(アン・ハサウェイ)は赤の女王の妹という設定。優しい美人なのだが、仕草がいちいちバレエのプリマの姫みたいにわざとらしい。けらけら。
動物たちの声の出演が豪華。とても落ち着いたよい声の芋虫はアラン・リックマン、白うさぎはマイケル・シーン、チャシャ猫はスティーヴン・フライ、そして見てるときは気付かなかったんだけど怪物ジャバウォッキーがクリストファー・リー。ひー、どんだけギャラかかってるの!?
大人のおとぎ話ともいえなくない。
お子様には…ちょっと怖いかも。
「不思議の国のアリス」が好きだった大人にはお薦めだ。
…チャシャ猫1匹欲しい…。
萌え度:不機嫌なアリス
好き度:
鑑賞:劇場(2010.4)
原題:Alice In Wonderland
監督:ティム・バートン
配役:ミア・ワシコウスカ(アリス・キングスレイ)
ジョニー・デップ(キチガイ帽子屋)
ヘレナ・ボナム・カーター(赤の女王)