萌映画

映画評と映画与太話

Duneの続編が出ていた!

2007-10-12 | 
気がつかなかったのだが、フランク・ハーバートの息子、ブライアン・ハーバートがDuneの前日譚や続編を書き続けていた。いずれもケヴィン・J・アンダーソンとの共著で、年1冊のペースみたいだ。

この3冊はブレトリアン・ジハドなどデューン前史の話
  • Dune: The Butlerian Jihad (2003/9/2)
  • Dune: The Machine Crusade (2004/08)
  • The Battle of Corrin (Dune) (2005/09)

ここからは、フランク・ハーバートの最後の作品「砂漠の大聖堂」以後の話のようだ。トリロジーって書いてあったからもう1冊でるのかも。
  • Hunters of Dune (Dune) (2007/6/26)   *ここまではペーパーバックでの発売年月日
  • Sandworms of Dune (Dune) (2007/8/30)   *これはハードカバーの発売年月日

日本語訳は出ている気配がない。
彼らの「公家アトレイデ、ハルコンネン、コリノ」の3部作は、おもしろさでいったらフランク・ハーバートに劣るなと思っていたので、英語で読むのはちょっと…。
翻訳、出ないのかな。

小説「ハリー・ポッターと謎のプリンス」雑感

2006-12-29 | 
ハリー・ポッターのシリーズは友達に借りて読んでいる。
面白いけどお気に入りというほどではない。ぐいぐい続きを読ませてしまう力はあるが、主人公はあまり好きでなかったりする。
映画のほうはいつも娯楽作としてよく出来ていると思っている。こちらも主人公3人はどーでもよくて、フレッドとジョージが好きだったりする。

で、このほど、6巻目を読み終わった。
ミステリーだけどサスペンスなし、アクションなし。
うーん、これ、映画にしたらおもしろくないかも。

以下、ネタバレを含むので、未読の方はご注意。

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

静山社

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この「謎のプリンス」(原題: Half Blood Prince)は、最終巻の序奏という雰囲気もりもりなのだ。その中で下手な学園ドラマみたいな恋愛ごっこが繰り広げられる。
やめれ
まあ、これだけでもrukkiaにとっては減点なのに、謎をいっぱい残したまま続くになる。
スネイプの本意は?
R.A.B.って誰?

まあ、スネイプに関しては、ダンブルドアの頼みで内偵に入り、ダンブルドアの頼みで殺人を実行したと勝手に思っているのだが、R.B.Aは困っちゃうなぁ。未登場でより強力な魔法使いだったらずるいぞ。(ネットをつついていたら故人だという説もあり)

ビルに英語を習っていたはずのフラー、ちっともうまくなっていないようだが…。
憂いの篩は「ある人の記憶」を再生するはずなのに、当人の視点になってないのはどーいうわけだろう。
ハリー、ちっとも懲りてない感じ。16歳ってこんなにガキなのか?

ほんと、映画にしたら思いっきり端折ってスピード感を出すか、ファンタジーを諦めて学園ドラマにするか。じゃないと、すげぇつまらなくなりそう。
今までの経緯からすると、映画に一度も登場していないビルはフラーとともにばっさり切られるだろうし、トンクスも切られるだろうな。
どうせならラベンダーも切っちゃえ!
残るはナメクジ先生と過去への旅。
シナリオライターも決まっててプリ・プロダクションが始まっている。
今のところ、主要3人と、マルフォイとリドル(ただし噂として)の名前が出ているだけ。

小説としての「謎のプリンス」、あっという間に読み終わったのでおもしろくないといえば嘘になるが、単品としてはお勧めではないな。ただし、最終巻の前に読んでおかなければならないものだとは思う。

はりぽた失速中

2006-12-26 | 
今頃、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を読んでいる。
昨夜、上巻を読み終わったところだ。

…なんかこれ、映画にしたらつまんなそう。
前半はアクションないし。
サスペンスを省いたミステリーって感じでとろとろ話は進む。

最大の難点は…
ガキ同士の恋の鞘当には付き合いきれん
ちゅーことだ。
相変わらずハリーは懲りない性格だし。

フレッドとジョージの出番があまりないのがちょっと寂しい。
そのかわりジニーががんばってるが。 < 彼女はわりと好き

うーむ、下巻に入ったらサスペンスが盛り上がるのだろうか…。

映画化切望、ドラゴンハンター

2006-11-28 | 
わぉ、是非、アンドリューズ氏の生涯を映画化してくれ!
もう、読み始めてすぐに思いましたです。

つい先日まで、rukkiaの映像化して欲しい本のナンバーワンは「シルマリルの物語」(by J.R.R.トールキン)だった。が、逆転した。「ドラゴンハンター」を元に動物学者にして探険家のロイ・チャップマン・アンドリューズの伝記映画を作って欲しい!
もう、絶対、ハワード・ヒューズなんかより何倍もおもしろいぞ!! < 力んでどうする

ドラゴンハンター
ロイ・チャップマン・アンドリューズの恐竜発掘記


技術評論社

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アンドリューズ氏は知る人ぞ知る、1920年代にモンゴルのゴビ砂漠で探検調査を行ったアメリカ自然史博物館(AMNH:American Musium of Natural History)の探検隊リーダーだ。あの、炎の崖(フレーミング・クリフ)で恐竜の卵を見つけた探検隊だ。
恐竜オタク気味のrukkiaは探検隊の偉業はよく知っていたが、アンドリューズ氏そのものについてはよく知らなかった。プロトケラトプス・アンドリューシーなど、恐竜の種名に名前を残している人だということくらい。そもそも彼の専門は恐竜ではないので、恐竜ファンにとっては探検隊のリーダー以上の何者でもなかったのだ。

アンドリューズさん、無理矢理AMNHに乗り込んで職を得たり、モンゴル探検以前に鯨の研究で日本に滞在してたり、中国の山を駆け回ったり、社交界で探検資金集めをしたりと、すごい活躍ぶりなのだ。
なにより、グラビアのモノクロ写真がハンサムです < それかよ
…奥さんのイヴェットは本文では美女と書かれているのだが、グラビアで見る限りそんなに美人には見えない…。

1884年生まれなので、モンゴル探検の最盛期は40代前後。ここに焦点をあてるなら、是非、今のうちにトーマス・クレッチマンで、それより若い頃の冒険に焦点を当てるならヒース・レジャーあたりでお願いしたいっ。
…アンドリューズさん、顔、薄いのです。
濃い人は彼の片腕マック・ヤング役(車両整備+何でも屋)を。 < この人は亜米利加人的ヒーロー面(^^;
そして渋い人はウォルター・グレンジャー役(古生物学のエキスパート)を。

イヴェットは最初はロイにくっついて世界をまたにかける才色兼備冒険婦人だったのだが、ゴビ探検は危険すぎるということで同行できなくなっちゃって、そのため夫婦関係破綻、という、一般大衆が喜びそうなエピソードにも事欠かない。
彼と別れてからのイヴェットはかなり惨めな末路をたどった感じ(伝記は詳しく書いてないけど)なので、女インディー・ジョーンズなアンジェリーナ・ジョリーというより、もうちょっと惨め演技が似合う女優さんにやってもらいたいかな。

もちろん、炎の崖でのロケは欠かせない。
クラシックなドッジの自動車も、ラクダのキャラバン隊も、北京のラグジュアリーな探検隊本部も、ライフルでのドンパチも、モンゴルの雄大な自然も!

と、一人で盛り上がっているのだが、うー、映画化、誰に頼めばいいのだろうか…。(米国では2001年くらいに出版されているので、すでに話があってもよさそうなのだが)

田中芳樹のキング・コング

2006-01-12 | 
キング・コング

集英社

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本屋の店頭で見かけて、手に取ってみた。
なんか、PJの映画を田中芳樹がパクって創作したやつらしい < 言い方悪いですが(^^;
ぱらぱらと立ち読みしたら、字の密度が薄くてすぐ読めそうで、結構おもしろそうだったんだけど…。
船長が「初老で禿げ」と書いてあったので買うのやめた(^^:

後書きだけまた立ち読みしてみるかな。

追記:後書きを読んだら、田中芳樹はピーター・ジャクソンの「キング・コング」を見る前にこれを書いたそうだ。見たのは予告編と資料ちょっとだけらしい。だから、骸骨島は地殻変動で沈んで今の狭い地域になったって設定を知らず、地底世界とつながっているって設定にしたりしてる。ふーん。

比較の対象が(^^;

2005-12-07 | 
「銀河ヒッチハイクガイド」の原書をぼちぼち読んでます。
英吉利英語だしなぁ、なんて心配したのだが、思っていたほど難しくない。
その、「思っていた」の比較対象が「指輪物語」だからなのかも(^^;

…いろいろな方からトラックバックしていただいているのですが、今、ちょっとばたばたしていて…。後日伺いますので。すみません。

邦訳はでるの?

2005-11-25 | 
「銀河ヒッチハイクガイド」と「宇宙の果てのレストラン」を読み終えてしまった。
続きは英語で読まなくてはならない…。
作品としてはこの2作が面白いらしい。
ってことはボルテージ落ちたやつを英語で読まなければならないということだ。
ぐえぇ~。


リー先生の指輪本

2005-10-04 | 
この本とこの本は何が違うの?

The Lord of the Rings Sketchbook

Houghton Mifflin (T)
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Alan Lee (著)ハードカバー: 192 p (2005/10/19) $30.00
THE LORD OF THE RINGS SKETCHBOOK : Portfolio

HarperCollins
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J. R. R. Tolkien (著), Alan Lee (イラスト)ハードカバー: 192 p (2005/09/05) £20.00


どちらもアラン・リー先生がイラストを書いていて、表紙がそっくりでページ数まで同じなのに、出版社と発売日が違う…。題名もびみょーに違う……。
…と思ったら米版と英版なのねん。
こういう場合どっちを買ったらいいのか…。
やはり元祖英版を買うべきか。為替の関係か、米版のがちみっとだけ安いし…。
とっちもまだ買った人のコメントがついていないのだ。
買ったらコメントしといてくれよ~。
どっちにしろ、中身が知りたい。こういう時、ネット書店は不便だな。


こっぱずかしいのはルパン自身

2005-09-26 | 
ルーシーさんが堀口大學の「813」でもダメっていってたので、読み直してみた。
…なるほど…。

で、じゃあ、なんで自分は堀口大學訳ならいいとおもったかっていうと…
言い回しが古っぽいのだ。
ほら、時代劇なら大丈夫だけど普通にいったらクサすぎる台詞ってあるでしょ、あれだ。
ばっちり現代語になっていると痒すぎるルパン…。

オトナになってからオトナ版で読んでみようと思ったのは、コドモ版では省略されているところがあるかと思ったから > 濡れ場とか(^^;
でも、もともとそんなのなかったみたい。(カリオストロにはあるのかな。でもコドモ向け偕成社版に「完訳」って書いてあったからないのかな。)
だったら、どうせこっぱずかしいんだから、コドモ向けの南洋一郎でいいのかも。

…ということで、rukkiaの日本語力のレベルが下がったのは洋一郎先生のせいではなく、モーリス・ルブランのせい、ということで。

にわかトリポッド狂

2005-09-22 | 
英アマゾンを覗いてみたら1984年のBBCドラマ「 Tripods, The - Series 1 」があった!
ぽちっとしてしまった。
シリーズ2のほうは新品も中古もなくて入手不可。とりあえず中古予約をしておいた。
…我ながらはまると怖いこの勢い…。

さらに、原書を買おうかどうか迷っている。
これは日本のアマゾンから買えるのだが、どっちも表紙がダサい(^^;
The Tripods: When the Tripods Came/the White Mountains/the City of Gold and Lead/the Pool of Fire (The Tripods)

Simon Pulse

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The Tripods: When the Tripods Came/the White Mountains/the City of Gold and Lead/the Pool of Fire

Simon Pulse

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…まだ「The Return of The King」も読み終わってないし(^^;