萌映画

映画評と映画与太話

スルース(2007)

2008-03-25 | 映画評・サスペンス
寝取られ夫(マイケル・ケイン)対若い愛人(ジュード・ロウ)、凄すぎる対決だなぁ、取り合われる奥さんはかなりの魔性の女なんだろうな。
という邪な興味で見てみた「スルース」、奥さんは姿を見せませんのよ。

元は舞台劇、それを1972年にローレンス・オリビエ対マイケル・ケインで映画化したものを再映画化。
あれ、ジュード・ロウはこれといい「アルフィー」といい、マイケル・ケインが若い頃に二枚目を演じたものの再演に縁がありますねぇ。

というわけで、男の対決、心理戦である。
もうちょっと丁々発止なのかと思ったら、わりとはったり合戦みたいな…。
前半、ワイク(マイケル・ケイン)のリモコン屋敷がかなり不気味です。
ティンドル(ジュード・ロウ)のあたふたする様を見て喜ぶワイク自身も不気味です。

後半、ティンドルの逆襲が始まると、
ジュード・ロウ、小悪魔力発揮!
監督はこれが撮りたかったのかなぁと(^^;

カメラワークとか演出とか、今一歩好みにあわなかったので、のめりこめなかったんだけど、たった2人で90分持たせるのは俳優魂の賜物なんだろう。

難点をいえば、どっちの男にも惹かれなかったってところかなぁ。
気持ちはわからないでもないけどなぁ。


萌え度:両者ともいま一歩
好き度:スリリングというよりは、「男って莫迦?」って感じなところが(^^;
鑑賞:劇場(2008.3)

原題:Sleuth
監督:ケネス・ブラナー
配役:マイケル・ケイン(アンドリュー・ワイク)
   ジュード・ロウ(マイロ・ティンドル)
   

燃えよピンポン(2007)

2008-03-25 | 映画評・コメディー
卓球ネタといえばマンガが原作の「ピンポン」を思い出すわけだが、それにスパイものパロディを加えてドタバタ劇にしたような「燃えよピンポン」。往年の007に通じていると1.5倍くらい楽しめるかも。

主人公ランディを演じるのはダン・フォグラー。あ、この人、前にトニー賞の新人賞か何かとった人だ。ってことは歌って踊れるってことだ。ジャック・ブラックに続く動けるデ○ってことになるのだろうか。
まあ、とにかく主人公はへなちょこである。卓球スーパープレーが炸裂しても一瞬もかっこよくはない。
が、このランディ、へなちょこで落ちぶれ切ってはいるが憎めないいい奴である。ずるっこいところが全然ないのである。元チャンピオンの悲哀も父を殺された悲壮感も諦めて吹っ切れているというか、とてもアメリカンなネアカキャラ。
一方、敵役のフェンは中国系と思いきや、なんとクリストファー・ウォーケン。真顔で妙ちきりんなコスプレでねちっこく捻くれた暗黒界のボスを演じる。

ランディは突然FBIにスカウトされる。フェンの闇卓球大会への潜入捜査のためだ。その大会に招待されるためには強さをアピールしなければならない。
ということで、中華街で卓球教室を開く盲目のワン先生のところに弟子入りする。
フェンはかつてワン先生の弟子でどうしたこうした…。

と話は進むわけであるが、主眼はCGと体芸を駆使した卓球シーンである。
ゲームシーンとしては邦画の「ピンポン」のほうがおもしろかったが、こっちはワン先生の姪であるマギー(マギー・Q)の肢体や、独逸チャンピオン(トーマス・レノン)のナルぶりや、ぴくぴく筋肉男なんてのを楽しむのである。
あ、もちろん相撲レスラー褌一丁の日本チャンピオンとかもね。

フェンのアジトのそれこそ日韓中入り混じってブラック・ビューティーな旗持ちまでいる「全部入り」みたいな様も見所である。 < ?
敵方の奉仕美女ならぬ奉仕ボーイズが出てきたりして、いろいろ芸がこまかい。
ワン先生(ジェームズ・ホン)の色ボケ具合とか、やFBIロドリゲス捜査官(ジョージ・ロペス)の窓際風味など脇役キャラも結構練りこまれている。
最後はもちろんランディとフェンの一騎打ちである。

くだらないといえば至極くだらないが、思いのほかrukkiaには楽しめた。
監督&脚本のロバート・ベン・ガラントは「ナイト・ミュージアム」の脚本もやっていた人である。これ系ドタバタは性に合うのかもしれない(^^;

あ、あと、Def Leppard好きにはお勧め…していいものかどうか(^^;
少なくとも主人公はずっとロゴ入りTシャツを着てました。はい。
そしてエアギター・シーンはさすが、ミュージカル俳優と思いました。はい。


萌え度:
好き度:萌えキャラがいればもう1段階上がるのだが
鑑賞:劇場(2008.3)

原題:Balls Of Fury
監督:ロバート・ベン・ガラント
配役:ダン・フォグラー(ランディー・デイトナ)
   マギー・Q(マギー)
   ジェームズ・ホン(ワン先生)



ヒュー様ニュース3連発

2008-03-21 | ヒュー与太話
何故か今日になってヒュー・ジャックマン関係のニュースが3つ入ってきた。

ユアン・マクレガーと出る「Deception」(昔の題名「The Tourist」)の予告編が出た。 →MSN Video
うへー、ユアンがやたらと女性といちゃいちゃするよ。
R指定だよ(^^;
そしてヒュー様は悪い奴役です。
米国では2008年4月25日公開。日本ではどうなるのかな。

やるって話はあったもののあまり進んでいる様子がなかった「Drive」の監督がニール・マーシャルという人に決まったそうだ。 →ComingSoon.net(元ネタ:Variety)
ヒュー様がスタント・ドライバー役ってやつだったかな。

「ファウンテン」のDVDが2008年6月6日に発売になるそうだ。amazonで予約が始まった。

ファウンテン 永遠につづく愛

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3月19日発売だった「タロットカード殺人事件」、すでにうちにあるんだけど、まだ見ていない(^^;

Tropic Thunderの予告編

2008-03-18 | 映画与太話
ベン・スティラー出演の映画「Tropic Thunder」の予告編が出た。 →movie.yahoo.com

「ベトナム戦争をテーマにした大作映画の撮影現場で巻き起こる騒動を描く。」
なんだそうだが、予告編見てもナニが起こっているのかよくわからない(^^;
そもそも元ネタと思われるランボーもプラトーンも地獄の黙示録も見てないし(^^;

あー、これは見に行かないかも。ジャック・ブラックも出てるけどね。
…そもそも日本にくるかどうかわからないけど。

上映回数の差

2008-03-17 | 映画与太話
いきつけ映画館で「スルース」をやるので喜んでいたら…
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」より上映回数が少ないよ。
「スルース」のジュード・ロウのがかっこいいと思うんだけどな~ > そういう問題じゃ(^^;

なんかいまいち、Incredible Hulk

2008-03-13 | 映画与太話
エドワード・ノートン主演の「The Incredible Hulk」の予告編が出た。 →mtv.com
あー、ちょっと、これ、なんですかね…。

rukkiaは前のエリック・バナのハルクは見ていない。
ノートンさんの素顔をあまりよく知らないくて登場人物の区別がつかない(^^;
そして、この予告編をみる限りでは見なくてもいいかな、という気になっている。

そういえば、ノートンさんの「Illusionist」って結局、日本公開してないんですね…。
っと思ったら、なんと今年の夏に公開ですって。2006年の映画なのに。
邦題は「幻影師 アイゼンハイム」となるようだ。
一応、日本語のサイトも出来ているけど、中身無し。あ、予告編があった。
…ええと、これもあまりおもしろそうじゃないな。ただのラブストーリーになっている(^^;



Quantam of Solaceの公開日

2008-03-11 | bond22 QOS
だいぶ前にオープンしていた007の次作「Quantam Of Solace」の公式サイト(英語)、Worldwide Release Datesが出た。
北米は2008年11月7日、ほかもだいたいそんなもん。

で、日本が載っていません。

香港、韓国、シンガポールなんかは11月なのに、また日本だけ数ヶ月遅れるんじゃないだろうか。しくしく。




「Wanted」の新しい予告編

2008-03-06 | クレッチマン与太話
ジェームズ・マカヴォイ主演の「Wanted」の新しい予告編が出た。 →ComingSoon.net
アンジェリーナ・ジョリー姐さんが凄いことになってます(^^;
トーマス・クレッチマンはマカヴォイくんを襲っているようです。
あ、マカヴォイくん、胸板鍛えた!?

もうちょっとシリアスなものを予想してたんだけど、ちょっとマンガチックになっているかも。
それはそれで楽しみだけど。

gooブログ、ケータイから管理可能になった

2008-03-04 | 雑記
gooの宣伝に一役買ってみよう。

(1)「gooブログモバイルがパワーアップ!」だそうだ。

なにがパワーアップしたのか見てみることにした。
おお、ケータイでも管理ができるようになっているぞ! < いつからかは不明(^^;
トラックバック承認とか、困ったちゃんコメント削除をケータイからもできるようなった。わーい。

宣伝するとプレゼントがもらえるかもしれない。まあ、1名様じゃ無理だろうけど。

(2)デジタル一眼レフ

…って、ネコに小判かもしれないが、ホームベーカリーはもう持っているので(^^;


ジャンパー(2007)

2008-03-03 | 映画評・SF系活劇
予告編がおもしろそうだったから見てみた「ジャンパー」、うーん、まあ、その点では期待通りだけど、
ヘイデンくん、相変わらずこそばゆいです。

デヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)の生き様には全然共感できないけど、グリフィン(ジェイミ・ベル)のほうに共感しちゃったよ。彼がいなかったらただの腹立ち映画になったかも(^^;
ラディンなんて言葉が出てきたとたん、世界がファイナルファンタジーになっちゃったrukkiaです。ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)の執念の源もよくわかんないし。

ミリーは子供の頃(アンナソフィア・ロブ)のがかわいかったなと思ったら、あらま、この子、テラビシアに出てた子なのねん。
そして、一番かわいかったのはがきんちょの頃のデヴィッド(^^;

日本でもロケやったって聞いていたけど、渋谷駅前の交差点とは!
あんな一日中混雑するところで、どうやって撮ったんだろう。

というわけで、ずばーんっていうジャンプの特殊効果の爽快感を味わい人にだけお勧めだ(^^;


萌え度:
好き度:お話はともかく、ジャンプ・シーンは楽しいよ
鑑賞:劇場(2008.3)

原題:Jamper
監督:ダグ・リーマン
配役:ヘイデン・クリステンセン(デヴィッド・ライス)
   レイチェル・ビルソン(ミリー・ハリス)
   サミュエル・L・ジャクソン(ローランド・コックス)