萌映画

映画評と映画与太話

LOOPER/ルーパー(2012)

2013-01-22 | 映画評・SF系活劇
ジョゼフ・ゴードン・レヴィットの30年後がブルース・ウィリスっていうのはどうよ、とか見る前は思ったけど。

舞台は2044年。今から約30年後だ。
だがしかし、掃き溜めのような街の中に未来的な様相はない。30年前(つまり今)のスクールバスの中古みたいなのが走ってるし、主人公のジョー(ジョゼフ・ゴードン・レヴィット)の部屋にも未来グッズ(?)は無い。20世紀のどこかといわれてもそうかなと思えちゃうような、そして退廃というより、自暴自棄な感じが漂う。

30年後からタイムマシンで送り込まれてくる人を射殺して死体を始末するのがルーパーという仕事。ジョーはルーパー稼業の謝礼の銀の延べ棒を貯めこんで、ええと、フランスに行きたいのは何故だろう?

SF近未来ものというより、タイムパラドックスを小道具に使ったアクションものと思ったほうがいいだろう。
やんちゃ歴30年以上のオールド・ジョー(ブルース・ウィリス)の無敵ぶりはダイ・ハード!
ルーパーを牛耳るエイブ(ジェフ・ダニエルズ)の親分振りとか、手下のキッド・ブルー(ノア・セガン)の依存的ガキ振りとか、ある意味、ステロタイプ。
それでいて、体を張って自活するスージー(パイパー・ペラーボ)とか、全くセリフのないオールドジョーの妻(シュイ・チン)とか、女性の扱い方が作品がウェットにならないポイントなのかも。

「ダークナイト ライジング」で「この人、ロビンかも」という役どころを演じたジョゼフ・ゴードン・レヴィット、本作の役がとても合っている。
プロデューサーとしても名前が挙がっているようだが、そういうところが影響しているのだろうか。
B級といえばB級な作品なのだが、印象に残る。
アクション映画の好きな人ならお薦めする。是非割引の日に < こら

以下、ネタバレなつぶやきなので、黒文字にて。


後半になってやっと未来的な小道具が出てくる。オールド・ジョーが操る端末とか、エアバイクとか。始めのほうでセス(ポール・ダノ)が手に入れたのに動かないっていってたの、アレだったのねん、あれで乗り付けたらかっこいいかも。
カエルの通信手段を提供した時点で、シド(ピアース・ガニォン)がレインメーカーだと大抵の人は察するんじゃないかな、頭のよすぎるガキだ。
シドが階段から転げ落ちた時点で飛びだしたサラ(エミリー・ブラント)、息子を助けるのかと思いきや…。ああいう人間と一緒に生活するには自衛も大事なポイントなのねん。息子を傷つけないためにも(^^;
しかし、念力の強すぎるコドモってX-MENみたいなオチだな。
いいのかな、こんなんで。

舞台設定としてはいろいろ疑問の残る点もある。
身元が割れるから殺せないって、高熱で焼却しちゃえばなにも残らないんじゃ? タイムマシンで送る必要ない気がするのだが。
途中、世界がパラレルに存在することをほのめかすような場面の繰り返しが出てくる。いくつかあるスレッドの一つの上に存在するオールド・ジョーだが、自分のスレッドの過去に干渉すると…、そのへんがモヤモヤ。
セスにしてもジョーにしても、腕に文字が浮かび上がってくるのは何故? 何が組み込まれている? ルーパーになる時に何かを埋め込まれるのかな。


なんのかんのいって、「ループを閉じる」という状況が新しい(?)と思った。


萌え度:
好き度:
鑑賞:劇場(2013.1)

原題:Looper
監督:ライアン・ジョンソン
配役:ジョゼフ・ゴードン・レヴィット(ヤング・ジョー)
ブルース・ウィリス(オールド・ジョー)
エミリー・ブラント(サラ)


ターミネーター4(2009)

2009-08-27 | 映画評・SF系活劇
ターミネーターはDVDで1、2をみて3を飛ばして映画館で4、ということであまり思い入れはなかったので、先行上映に行ったら一見にしてマニアな人たちがたくさんいて驚いた。
3は何故とばしたのかというと、予告編などでジョン・コナー(ニック・スタール)がへなちょこに見えたから。あんなかわいかったジョン(エドワード・ファーロング)が大人になってこうなっちゃうなんて許せないと(^^;
で、4のジョンはクリスチャン・ベイル。どっちかっていうと2のジョンより3のジョンに似てるわけだが、ベイルくんだったらいいんじゃないかと。 < 相変わらず不純

蓋を開けてみたら、さすがベイル君、この時代、すでに英雄になっているジョン・コナーという男にぴったりだった。

予告編は見ていたがあまり事前知識を入れずに鑑賞。若造カイル・リース(アントン・イェンチル)が出てきた時、いわれなくてもそれとわかるくらい2の頃のジョンに似てて大喜び。
まあ、よく見つけたもんだ。
というか、この親子、若い頃はかわいくて大人になるとへなちょこになるのか!?
3は見てないのだが、ケイトという名の女性が4ではジョンの妻になっているので、3より後の時代なんだろう。

ヘレナ・ボナム・カーターは何の役なんだろうか、今更サラじゃないよな、と思ってたら、死刑囚マーカス(サム・ワーシントン)に献体を懇願する博士の役だった。なーるほど。
そのマーカスが今回のポイント。望外に、萌えた♪ < こらこら
死刑囚なんだから厳罰に相当することをやっちまった輩なわけだが、性悪には見えない。でも、鍵の無い自動車を動かしちゃったりするんだからワルなことはやってきたに違いない。
映画情報サイトなどのあらすじには「記憶をなくした男」となっていたが、そうは見えなかったな。
「死刑になったはずなのに、ココハドコ、ワタシハダレ?」 みたいな…。

今回の敵側キカイはターミネーターだけじゃなくていろいろある。自動偵察機とか。大きいのも小さいのもあったような。
公開時期がトランスフォーマー2に近かったので、ちょっと頭のなかでごっちゃになっちゃったけど(^^;

しかし、人間集めて何してたんだろう。1回見ただけじゃそこんとこがいまいちわからなかった。
あまりにも簡単に侵入できる敵の本拠地とか、あまりにもみんなジョンだけを信頼しすぎだろとか、ツッコミどころはないわけじゃないんだけど、キカイ対人間の戦いに手に汗を握り、ジョンを応援しつつ、ブレア(ムーン・ブラッドグッド)かっこいい、カンフー!? と目じりを下げ…。
女の直感は尊重せねば。ね。

クライマックスに美しい裸体のシュワルツネッガー・ターミネーター登場。あれはCG?(笑)

というわけで、3を飛ばしても十分面白かった。1,2ファンの人にもお勧めだと思う。
…マニアの評価は知らないけど(^^;


萌え度:マーカス♪
好き度:
鑑賞:劇場(2009.6)


原題:Terminator Salvation
監督:マックG
配役:クリスチャン・ベイル(ジョン・コナー)
   サム・ワーシントン(マーカス・ライト)
   アントン・イェルチン(カイル・リース)


センター・オブ・ジー・アース 3D(2008)

2008-11-25 | 映画評・SF系活劇
吹替えはやだなー、2Dでもいいから字幕はないかなーと思って探してみたけど見つからなかった「センター・オブ・ジー・アース 3D」。吹替えなら3Dじゃなきゃやだ、ということで、いつもとは違う映画館で見てきた。
さすが制作技術の進歩、3Dの不自然感はあまりなかったものの、やはり眼鏡のせいで彩度が落ちるのがなんとも。
元をかなりハデハデにつくっておかないとくすんじゃうね。

そして3Dならではのおもしろさだが、
魚が一番怖いです!

原作はジュール・ベルヌの「地底旅行」ということになっているのだが、筋書きはベルヌのそれを信奉していた研究者である兄の後を追って、アイスランドに調査にいったらそのままドボン、というもの。

10年前に行方不明になった兄の研究を引き継いだがうだつのあがらないトレバー(ブレンダン・フレイザー)、甥っ子のショーン(ジュシュ・ハッチャーソン)を一時預かりしている時に、火山活動が云々で、兄の形見の「地底旅行」の本の書き込みを参考にアイスランドへ。
手がかりを知ると思われる人物に会いに行ったら…、その人の娘である山岳ガイドのハンナ(アニタ・ブリエム)とともに現地調査へ。
そしてドボンですよ。

地底世界の冒険は見てのお楽しみ。
まあ、なにしろハンナのたくましいこと。脱帽ですね。演じるアニタ嬢は、おや、アイスランド人なんだ。設定にあわせてキャスティングしたんですね。

突っ込みどころはいろいろあるだろうが、原作のせいかもしれないし脚色のせいかもしれないし。
あいにくベルヌの原作の内容は忘れてしまったていたのだが、難しい話は抜きにして楽しめる冒険活劇だ。
一億5千万年前といったらジュラ紀だろ、そんな現代の鳥と同じ形態の鳥はまだいないぞ、とか、
磁石岩、ゲームだったらrukkiaは一発でゲームオーバーだ、とか、
バックパックを置いてうろうろしているのに、いつ拾って歩いてるんだとか、
そんなことは気にしてはいけないのだ(^^;

せっかくだから3Dで見ることをお勧めする。
酔う人はなるべく高い位置から見たほうがいいかも。


萌え度:ハンナちゃん♪ < こら
好き度:
鑑賞:劇場(2008.11)


原題:Jurney To The Center Of The Earth 3D
監督:エリック・ブレヴィグ
配役:ブレンダン・フレイザー(トレバー)
   ジョシュ・ハッチャーソン(ショーン)
   アニタ・ブリエム(ハンナ)



ジャンパー(2007)

2008-03-03 | 映画評・SF系活劇
予告編がおもしろそうだったから見てみた「ジャンパー」、うーん、まあ、その点では期待通りだけど、
ヘイデンくん、相変わらずこそばゆいです。

デヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)の生き様には全然共感できないけど、グリフィン(ジェイミ・ベル)のほうに共感しちゃったよ。彼がいなかったらただの腹立ち映画になったかも(^^;
ラディンなんて言葉が出てきたとたん、世界がファイナルファンタジーになっちゃったrukkiaです。ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)の執念の源もよくわかんないし。

ミリーは子供の頃(アンナソフィア・ロブ)のがかわいかったなと思ったら、あらま、この子、テラビシアに出てた子なのねん。
そして、一番かわいかったのはがきんちょの頃のデヴィッド(^^;

日本でもロケやったって聞いていたけど、渋谷駅前の交差点とは!
あんな一日中混雑するところで、どうやって撮ったんだろう。

というわけで、ずばーんっていうジャンプの特殊効果の爽快感を味わい人にだけお勧めだ(^^;


萌え度:
好き度:お話はともかく、ジャンプ・シーンは楽しいよ
鑑賞:劇場(2008.3)

原題:Jamper
監督:ダグ・リーマン
配役:ヘイデン・クリステンセン(デヴィッド・ライス)
   レイチェル・ビルソン(ミリー・ハリス)
   サミュエル・L・ジャクソン(ローランド・コックス)

ファンタスティック・フォー:銀河の危機(2007)

2007-09-24 | 映画評・SF系活劇
「シルバー・サーファー」なんてカタカナにするとすげぇ間抜けな副題をどうするのかと思ったら「銀河の危機」に。まあ、無難にまとめたのではないだろうか。ファンタスティック・フォーの続編である。
相変わらず内輪揉めしてます。

前作もそうだったんだけど、このシリーズ、登場人物がステロタイプでお話の展開も芸がない。20年前だったらそれだけで観客大喜びな特殊効果技術だけじゃもう人は踊らないからなぁ。

というわけで、楽しめるけど堪能はできない活劇である。
普通の幸せが欲しいという新妻、結婚式そっちのけで趣味=仕事に夢中な科学馬鹿、そーいうのはよそでやってください。
ヴィクター(ジュリアン・マクマホン)はなぜかダーク・シディアスになってるし…。
今回、一番楽しそうだったのは岩石男ベン(マイケル・チクリス)だなぁ。前回はいじけまくってたけどね。
そして、今回いじけ気味だったのは能天気をちょっとくじかれたジョニー(クリス・エヴァンス)。まあ、いじけ気味といっても彼の場合ちょっと普通の人のテンションに近づいたくらいのもんだから、こっちはそんなに滅入らずに済む。
それに胸板サービス有りだし(^^;

ということで、襲来した宇宙嵐みたいな惑星喰いの正体もよくわからず、ヴィクターが生き返った理由もわからず、すっきりしない。
さらに、ヴィクターは水の中に落ちただけで死んだ訳じゃなさそうだし、シルバーサーファーもサーフボードとともに宇宙を漂ってて消滅したわけじゃないようだし、ますますもってすっきりしないのだが。

米国での入りがいまいちで続編はペンディングになっているようだが…。
リード(ヨアン・グリフィズ)はああいう役だけど、ヨアンの胸板だってクリスくんに負けてないと思うのになぁ、もったいないなぁ。話の路線を変えて続けませんかね。


萌え度:そうはいってもジョニーが好き
好き度:うーん。
鑑賞:劇場(2007.9)

原題:Fantastic For: Rise Of The SilverSurfer
監督:ティム・ストーリー
配役:ヨアン・グリフィズ(リード・リチャーズ)
   ジェシカ・アルバ(スー・ストーム)
   クリス・エヴァンス(ジョニー・ストーム)


ゴースト・オブ・マーズ(2001)

2006-07-29 | 映画評・SF系活劇
バイオハザード火星版。
ということで、ゾンビ化した人たちが襲ってくるのだが、運動神経は普通の人並。そして何故か首狩り族風。
ええと、これはツっこむための作品ですか?

とりあえずジェイソン・ステイサムが出ているから見た。
ありゃ、ここでも警官だよ。例によってちょっとすれた警官。いきなり上官を口説いてるし。
そして彼らしくそれなりに活躍。でも、格闘シーンはあんまりなかったな。…メイキング見てたらキックがかっこよかったけど…。
その分、メラニー(ナターシャ・ヘンストレッジ)がやたらめったら腕っ節が強かった。

劇場で1800円出して見る映画じゃないと思うが、潔く腕や首が飛ぶところがこの監督さんの真骨頂らしい。…。
rukkiaとしては主人公が美人だったから許す、程度かな。
ウィリアムズ(アイス・キューブ)が「要塞警察」(オリジナルはこの監督さんの作品)のビショップくらい貫録あったり、ジェリコ(ジェイソン・ステイサム)がもっと活躍したら、もっと好き度があがったかもしれない。
…ゾンビが首狩り族ってところな一番萎えたんだけどね…。

設定こそSFっつーことになっているけど、SFっぽいものはほとんど出てこない。「Doom」2001年版っていう程度にSF(笑)


萌え度:
好き度:イマイチ練れてない < 「ザ・ワン」より低いよ。げらげら。
鑑賞:DVD(2006.7)

原題:Ghosts Of Mars
監督:ジョン・カーペンター
配役:ナターシャ・ヘンストレッジ(メラニー・バラード警部補)
   アイス・キューブ(ウィリアムズ)
   ジェイソン・ステイサム(ジェリコ)


ゴースト・オブ・マーズ

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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ザ・ワン(2001)

2006-07-18 | 映画評・SF系活劇
リンチェイ・ファンが嘆き悲しむ駄作、と聞いてたけど、ファンじゃないrukkiaには普通に楽しめるB級映画だった。

「ザ・ワン」はパラレルワールドの話だ。だからSFに分類されるんだろうが、SFっぽいのは時空警察が使う武器と転移装置だけなのよー。
要は達人・李連傑VS李連傑の特撮格闘を見るための映画なのだ。
他のシーンのアクションがマンガチックなのがちょっと残念。だってせっかく切れのいいジェット・リーなのにねぇ。

ジェイソン・ステイサムはまた警官の役だ。
またちょっといわくありげな警官だ。
なんか似合ってるよね、こういうのばっか(^^;
そして微妙にいい人…。うーん、いい人なのはうれしいけど思いっきり厚顔ワルなセルラーの警官のが様になってる気がするなぁ > あそこまでいくと彼にしかできないっぽいっていう意味で…

で、ファッチ(ジェイソン・ステイサム)の上官のローデッカー(デルロイ・リンドー)はかなりいい人だ。ゲイブの同僚にも悪い人はいない。
ワルはユーロウ(ジェット・リー)ひとりだけでいいというわかりやすいお話(^^;

悪人顔と善人顔の演技の対比が見どころなのかと思ったりもしたが、それは主眼じゃなかったらしく、格闘シーンになるとどっちも同じ顔(^^;
物語は格闘シーンのオマケだと思えば > だってB級映画だし
奥さん役(カーラ・クギーノ)が魅力的だったので許す。 > あ、この人、「シン・シティ」にもでてるや…。

ということで、
SF映画が見たい人には×
本格アクションシーンが見たい人には×
ジェット・リー信奉者にも×
…じゃ誰に○なのかって…rukkiaみたいなスキモノには○(^^;

追記:世間ではすこぶる評判の悪い本作品、何故にrukkiaには可なのか考察してみた。
大きなところでは、ファンのみなさんは“125人のリンチェイ対決”というのを期待してたのに、123人目からいきなり始まるので思いっきり肩透かし、っていうのがある。そんなこと知らなかったから別に裏切られることもなかったわけだ。
ふたつめは、金髪リーとか出てきた時点で「これは笑っていい映画だ」と思ってしまったので、自分の中の基準線がものすごーく下がったこと(^^;
みっつめは、ジェイソンの「procedure」とか「clear」といった台詞にひとりでウケてしまったこと。あんな顔で「clear」といわれても「了解」してるようにはぜーんぜん思えないよ。ははは。このへんが彼の味だよねー、なんて。> 目当てはジェイソンですから(^^;



萌え度:
好き度:普通に面白いんですけど…
鑑賞:DVD(2006.7)

原題:The One
監督:ジェームズ・ウォン
配役:ジェットリー(ゲイブ・ロー/ガブリエル・ユーロウ/ロウレス)
   カーラ・クギーノ(T.K)
   ジェイソン・ステイサム(ファンチ)


ウルトラヴァイオレット(2006)

2006-07-13 | 映画評・SF系活劇
ミラ嬢が雑魚を殺しまくる話。
おしまい。

ってな感じだった「ウルトラヴァイオレット」、殺しがメインなら華麗な殺陣でも見せてくれればまだしも、ぐるっと回って立ち上がったら全滅、みたいなシーンばっかでいまいち…。

冒頭、街がもろCGって感じです。わざと?
人の肌の質感がCGっぽいです。わざと?
街行く人のマスクが花粉症も防げそうにないほど御座なりです。
ねえ、わざとなの?

ファージって、日本語字幕には出なかったけどヴァンパイアっていってた気がするなぁ。みなさん、犬歯が微妙に長くてお茶目でした。
リーダーのナーヴァ(Sebastien Andrieu)が何気にかっこいいと思ったんだけど、出番少なかった。

何がいけないって、一番ダメなのはヴァイオレットが何故子供に執心したのかが全く不明なところ。
あと独裁者&雑魚という構図がいただけない。話が薄っぺらく見えちゃうぞっ、と。
…鼻栓もね(^^;

あら、この子役(キャメロン・ブライト)、X-MEN3にも出てくるらしいぞ。「Jimmy/Leech」となっている。
リーチってことは蛭? 血を吸うの!?

ヴァイオレット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が頼るガース(ウィリアム・フィクトナー)だけ味のある演技をしていたような…。

ミラ嬢はそれなりにかっこいいけど、なんつーか、着せ替え人形的かっこよさというか、イーオン・フラックスのシャーリーズ・セロンといい勝負かも。
そーいうのを鑑賞したい人向け。

スカ映画も結構好きだったりするrukkiaだが、さすがにこれは(^^;
SF系アクション映画にしてはいまいち好き度が低くなってしまった。
せめて悪役がもうちょっとイケメンだったら… < こらっ


萌え度:
好き度:もう一回見たいかといわれると…
鑑賞:劇場(2006.7)

原題:Ultraviolet
監督:カート・ウィマー
配役:ミラ・ジョヴォヴィッチ(ヴァイオレット)
   ニック・チンランド(ダクサス)
   キャメロン・ブライト(シックス)


DOOM ドゥーム (2005)

2006-04-06 | 映画評・SF系活劇
いきなりロック様の背中大サービスです。
この世のものとは思えないすばらしい背中と二の腕。
…しかし、なんで上半身裸で指令受けてるのかな…。

と、わけのわからない始まりかたをするわけだが、さすがR-15、いきなり腕が切り落とされるし。ぼとっ!
PCアクションゲームの黎明期に大ヒットしてDOOM酔いなる言葉も生まれたという伝説の(?)ゲームの映画化なわけだが、当時、DOOMの動くような高性能グラフィックボードを装備したPCを持ってる人はそうそういなかったので、TVゲームのような流行り方はしてなかった…と思う。

主人公はカール・アーバン(リーパー役)なのだが、もう前半はロック様(サージ役)が主人公を食う勢い。この勢いでラジー賞主演男優賞にまでノミネートされちゃったりしてるし。
何がラジーなのかと思って楽しみにしてたのだが、
この役、ロック様、似合い過ぎ(^^;
最初、リーパーのオファーがあったのに、自ら敢えてサージを選んだというだけあって、ぴったりこんこん。
さすが、御自分のことがわかってらっしゃる。

ああ、やっぱり迷路びっくりシーンは苦手だなぁ、早く終わってくれないかな…
といった感じで、内容は「エイリアン」で「バイオハザード」で途中ちょっとだけゲームモードで、最後は…なんでプロレスになるかなぁ(^^;

サマンサの人(ロザムンド・パイク)はどこかで見たことあるなー、とずっと思ってたのだが、007/ダイ・アナザ・デイのフェンシング女だった。
しかし、彼女とリーパー、姉弟という設定なのに全然似てないんですけど…。 > 容姿も性格も
まあ、それをいっちゃうとエオメルとエオウィンも容姿は兄妹には思えないけどね…

とりあえずロック様ファンなら見るべし。 < 但しB級好き限定
なんたってラスボスだし(^^;;;;

カール・アーバン目当てだとちょっとがっかりするかも。あんまりかっこよく撮られてないし…

そうそう、「オルドヴァイ」ってどこだったけかなぁ、と思ったら、あれだ、タンザニアのオルドヴァイ渓谷。「ルーシー」っていうのもそこで発見されたアウストラロピテクスの化石につけられた名前だぜ~。

追記:ちょっと訂正。
「ルーシー」はオルドヴァイ渓谷ではなく、エチオピアのアファールで発掘されたアウストラロピテクス・アファレンシスでありました。ちゃんちゃん。
まあ、どっちもアフリカの大地溝帯上ではあるんだけどね。
オルドヴァイではアウストラロピテクス・アフリカヌスやアウストラロピテクス・ボイセイが見つかっている。時代が微妙に違うらしいが…。



萌え度:残念ながら…
好き度:
鑑賞:劇場(2006.4)

原題:DOOM
監督:アンジェイ・バートコウィアク
配役:カール・アーバン(リーパー/ジョン・グリム)
   ザ・ロック(サージ)
   ロザムンド・パイク(サマンサ・グリム)
   


イーオン・フラックス(2005)

2006-03-13 | 映画評・SF系活劇
普通におもしろかったです。
って、あの~、一時、シャーリーズ・セロンもラジーか!?と騒がれてたので、キャットウーマンの二の舞いかと心配だったのだ。
でもrukkiaにはおもしろかったよ。少なくとも「ファンタスティック・フォー」よりは(^^;

イーオン(シャーリーズ・セロン)はありえねーくらい強くて不死身。改造人間か? と思ったがそういう設定ではないらしい(^^;
これにがっくりきちゃうか喜んじゃうかで映画の評価が変わるのかも。
いや、セロン嬢の美しき肢体には結構みなさん喜んでるみたいですがね…。

トレバーのマートン・ソーカスはケレボルンの殿だけあって貫録はあるんだけど色気がね…。この人、ギー@キングダム・オブ・ヘブンの時のが色気があったのになぁ。
で、誰かに似てるとずっと思ってだけど、誰なのか思い出せない。 > 色気を抜いたラッセル・クロウみたいな気もするが…。
イーオンの妹(アメリア・ワーナー)もかわいかったなー。あんな妹なら大事に思うよね。
トレバーのボディーガードのフレイヤもかっこよかったなー。あ、この人「エラゴン」にも出るらしいぞ。楽しみだぞ。

よかったと思うのは、SFっぽい特撮で表現している部分かな。「ファンタスティック・フォー」の時は、原作が古いせいもあるのか、あたりまえっぽくてつまんなかったのだが(その意味では「スパイダーマン」とかもつまんない)、「イーオン・フラックス」はrukkiaには結構新鮮だった(ありがちと言っている人もいるみたいだけど)。
そして悪かったと思うのは、予告編の時の予感どおり、オトコがイケてないとこ。
だめだよ、これじゃだめだよ、しくしく…。


萌え度:イーオンの背中!
好き度:
鑑賞:劇場(2006.3)

原題:AEon Flux
監督:カリン・クサマ
配役:シャーリーズ・セロン(イーオン)
   マートン・ソーカス(トレバー・グッドチャイルド)
   ソフィー・オコネドー(シサンドラ)