萌映画

映画評と映画与太話

ライラちゃん、お目見え

2006-10-31 | 映画与太話
撮影が始まっている「The Golden Compass」(ライラの冒険/黄金の羅針盤)、主人公ライラの画像が初お目見えだ。 →CBBC Newsround(英語)
このサイト、他にもこの映画のニュースがいろいろ載っているので、楽しみにしている人は見てみるといいかも。

で、肝心のライラちゃん(ダコタ・ブルー・リチャーズ)だが…。
まあ、かわいんじゃないの。
1コマの静止画だけじゃキャラ、わかんないしね。
予告編を待とう。

007の新しいポスター

2006-10-30 | bond21 Casino Royale
「007/カジノ・ロワイヤル」の新しいポスターが出たようだ。 →公式サイト

「最初の仕事は自分の愛を殺すこと」

ってね、なんでもにすればいいと思いやがって…。

「ジェームズ・ボンドが007になるまでの物語」

だけでいいと思うんだよね。
ま、元々007ファンじゃない人に見てもらおうと思ったら…、そもそもダニエル・クレイグじゃだめっつーことで。 > ポスターも予告編も友達にことごとく不評ですゆえ(^^;

元々007ファンのrukkiaはそれなりに期待はしてるんですよ、それなりにだけど…

謎のトーマス出演作

2006-10-27 | クレッチマン与太話
このところジャックマン祭りでおろそかになっていたトーマス・クレッチマン関係、IMDbを覗いたら1作増えていた。
The Trunk(IMDb)という作品。

あの、トーマス以外の出演者、みんなブラック系なんですけど…。
この感じだと、ジャイモン・フンスーが主人公で、トーマスは敵役かなぁ。
ジャンルは「ドラマ」だし…。
今年の12月に撮影開始となっているけど、粗筋とか載ってなくて何の話かわからない。

IMDbには載ってないんだけど、クレッチマンがまたナチ・オフィサーをやるという話があるらしい。しかも、アドルフ・アイヒマン。ぐえー。(fendiさんとこの記事:「新作(www.caboodle.hu)より」より)
アイヒマンといえば、メンゲレ・パパのところにユダヤ人を大量に送り込んだ指揮官だ。戦後、南米に逃亡してモサドにみつかってイスラエルで死刑にされたという…。
で、この作品、ハンガリーで撮影されるらしいのだが、記事の中に作品タイトルが見当たらないのだ。監督はロバート・ヤングだそうだが、この人ってもっと軽い映画撮ってる人のような…。
他の出演者に、スティーブン・フライとかフランカ・ポテンテの名前が出てるんだけどね…。

トリリアンがライザ・ミネリも

2006-10-27 | 映画与太話
ズーイー・デシャネルがジャニス・ジョプリンの伝記映画に出るという話を以前にみつけたのだが(過去記事:トリリアンがジャニス・ジョプリン)、加えてライザ・ミネリ役で出るという話もあるようだ。
Simply Halston(IMDb)という作品だ。

ありゃ、主役がブレンダン・フレイザーだぞ。このハルストンさんって誰?と思ったら、カリスマ・ファッション・デザイナーだったらしい。
彼の服をケネディー夫人とかエリザベス・テイラーとかも着たとか。
で、ライザ・ミネリもお友達だったらしいのだ。

どうやらこの映画の企画、何転かしているらしく、最初はハルストンさんにアレック・ボールドウィンが、ライザにはクラコウスキーという人がキャスティングされてたらしい。

しかし、ジャニスにライザとはまたこりゃ…。
「銀河ヒッチハイクガイド」を見た限りでは、ズーイー嬢はそんなに濃い人に見えなかったのだが、ジャックマン or クレッチマン並カメレオン女優なのだろうか…。

ファウンテンのスチル画像

2006-10-26 | ヒュー与太話
映画「ファウンテン」(The Fountain)のスチル画像がどっと出た。 →ComingSoon.net
ワーナー・ブラザーズが出した正式なものだから御安心を。

既出の画像もあるけど、ヒュー・ジャックマンのアップとか他の登場人物の顔とか、新しいのも入っている。

未見の人はこれをみてわくわくしてください。
すでに見たひとはこれをみてニヤニヤしてください(^^;

ほんとにつくるのかな、ホビット映画

2006-10-25 | 映画与太話
ピーター・ジャクソンが聞いてないと言ったとか言ってないとか、いろいろ噂が流れていた「ホビットの冒険」の映画化だが、MGMの偉い人がニューライン・シネマと制作の権利の話をしたとか、語ったらしい。 →ComingSoon.net(元ネタ:The Hollywood Reporter)

この記事には、シルベスタ・スタローンのなんちゃらのお祝いの席で、MGMの Rick Sands曰く、といろいろ載っている。その中の1トピック。
他にも、ターミネーター4は、4じゃなくて、「ターミネーター云々かんぬん」というのになるぞ、主役が変わってもバットマンやスーパーマンみたいに続くぞ、みたいなことを言っている。

ふーん。
で、ホビットだが、ピーター・ジャクソンが監督するという話はどうなったのだ?
ちゃんとオファーしてよね。

なんかすごくなってきたインクハート

2006-10-25 | 映画与太話
コルネリア・フンケ原作のファンタジー「Inkheart」の追加配役が出た。 →ComingSoon.net(元ネタ:Variety)

なんと、本の収集家にヘレン・ミレン、悪いヤギにアンディー・サーキスだそうだ。
シエンナ・ギロリーも出るぞ。

すでに発表になっているキャストはパパ役のブレンダン・フレイザーと火食い芸人(?)のポール・ベタニー。(過去記事:またもコルネリア・フンケ作品
撮影は来月からイタリアで始まるらしい。

なんかすごくなってきたなぁ、楽しみだなぁ。(…ライラよりよっぽど…)

来日していたアロノフスキー監督

2006-10-24 | ヒュー与太話
監督、来たんですね~。 →シネマトゥデイ
なら、プログラムに載せろよ~。
…しかし、この記事はなんですかね。もうちょっとまともなことはかけなかったのか?
日本の映画ニュースってレベル低すぎ(^^;

ええと、東京国際映画祭・特別招待作品「ファウンテン」の2回目の上映(10月22日夜)の時に、ダレン・アロノフスキー監督の挨拶があったらしいのです。(rukkiaが見たのは昼)
チケット発売時も発売後も、なんのアナウンスもなかったのに…。
ま、いいか、監督だけだし。

ついでに。
上記記事では「本作をきっかけにヒロインを演じたレイチェル・ワイズと結婚」ってなってるけど、rukkiaが当時漁っていたニュースでは「恋人であるレイチェルがキャスティングされた」ってなってたような…。
はて? > まあ、時期的にはほぼ同時なのかもしれないけど

「The Prestige」全米初登場1位

2006-10-23 | ヒュー与太話
先週末全米公開だった「The Prestige」、初登場1位である。
しかも、今週初登場だったクリント・イーストウッド監督の「父たちの星条旗」(3位)を抑えての1位である。
2週目のマーティン・スコセッシ監督の「ディパーテッド」が2位を堅持しているので、来週どうなるかはちょっとドキドキ。

映画の評判はおおむね良いらしいが、どーいう意味で「良い」のは不明。
監督のクリストファー・ノーランの手腕を評価しているっぽい。
ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイルはいいに決まっている < こらっ
ボウイ氏はどうだったんだろう。
それから、「ブラック・ダリア」(未見)ではいまいち活かし切れていないという噂もきいたスカーレット・ヨハンソンはどうだったんだろう。
…ぶつぶつぶつぶつ…

ファウンテン(2006)

2006-10-22 | 映画評・ヒュー
東京国際映画祭・特別招待作品「ファウンテン」を見てきた。
もうヒュー、出ずっぱり&大アップである。
日本公開は2007年予定(日程がまだ出てない)ので、ネタバレしないように感想を書かなきゃと思うのだが、むずかしーなー。

まずは、夫(監督)の目の前で熱烈ラブシーンという噂のナニだが、露出度は少ない。ヒューは背中だけだし、レイチェルにいたっては「ナイロビの蜂」以下。
期待はしないように(^^;

な~るほど、これがヴェネチア・ブーイングねん、とは思った。なんと説明すればいいのか…。ええと、タルコフスキーの「惑星ソラリス」が好きな人なら気に入るんじゃないかと…。 > ジョージ・クルーニーが出てた奴じゃないほう
rukkiaはソラリスはずーっと前にTVで1回しか見たことないのであまりきっぱりとは言えないんだけど…。
地に足がついたドラマが好きな人にはむかない、きっちりサイエンスしたSFが好きな人にも向かない、とだけ言っておこう。

あと、米国ではレートがRなんだけど、それほど惨い暴力場面はどこだったのかよくわからなかった。そーういうのに慣れてちゃったからかなぁ、それとも前から2列目(1列目はいなかったので事実上最前列)で暗い場面がかなり見づらかったから見えてなかっただけなのかなぁ。
暴力というより、ある種の生命に関する考え方が米国人(キリスト教文化圏)の気に障ったのかもしれない、なんて思っちゃったり。
これ、高校生が見れないのはもったいないと思うんだけど。
ちなみに、英国では15。少しゆるい。

3つの時代の物語を96分って短すぎないか?まとまるのか? と思ってたんだけど、短いというより、見てる時は長く感じた。登場人物が極端に少なかったからかなぁ。(特にX-MEN3を見た後では(^^;)

演技についてはもうあばたもエクボ状態なので、正当に評価できない。
レイチェルはすっぴん顔で頑張ってます。
ヒューは迫真というのかなんとういのか…。トマス/トミー/トムはいつの時代も憔悴した苦悩顔なので、満面笑みのヒュー好きの人にはちょっとつらいかも。

とまあ、ネタバレせずにかけるのはここまでかな。
以下は、激しくネタバレ感想(黒文字)なので、注意。


この作品、3つの時代の話が3場の劇みたいに進むのかと思っていたら錯綜していて、いったりきたり。でも、だからといってわからなくはならない。なぜなら、コンキスタドール・トマスと医者のトミーと、スキンヘッドのトムは見た目もはっきり違うから。トマスもヨゴレ具合で、ああ、時間の流れが飛んだなとわかるし…。
で、これね、3つの物語かとおもったら2つ+狂言回しトムという感じだったのだ。トマスとイザベラ、トミーとイジー、トムの時代には明示的なカノジョは出てこない。樹そのものがカノジョである。
このトムが無しで、トマスとトミーだけで構成されていたらもっと一般受けするだろうに、と思ったり(^^;
ええ、トム、ぶっとんでます

話の中心はトミー&イジーだった。
トミーはかなり激しく苦悩している。なまじ自分の仕事が妻の役にたつかもしれないから、進まない研究にも進んでいく病状にも苦悩しちゃうんだろうな。
そして、死を受け入れていくイジーと受け入れられないトミー…。
…やっぱり残されるほうがつらいかも、とか思ったり…。

Foutainは泉かと思ってたら、字幕では「根源」と訳されていた。
辞書ひいてみると《文・古》起源(source)とあったので、そっちの意味で使われているようだ。映画の中でも水は神殿の樹のシーンでちょっと出てくるだけだし。

内容に関して、輪廻転生がどうのこうの、って話も流れていたが、日本人が考えるような輪廻転生とはちょっと違うみたい。
rukkiaは勝手に次のように解釈してみた。
(1)トムの樹はトミーがイジーのお墓に埋めた植物から生えた樹
(2)トマスの記憶は、彼が樹に血を与えた(とマヤ人が表現してたような)ことによって伝えられた
(3)トムはトミーの成れの果て
…ちょっと乱暴かな。


ということで、来場者に配られたちらしには「2007年銀座テアトルシネマにてRODAD SHOW」とかいてあったから、ロードショーなんだよね? > 単館ってことじゃないよね、ね。

追記:一夜明けて読み直してみると、これじゃ、他の人が見ようという気にならないんじゃないかなと心配になった。
映像美とかアングルとか、この監督独特のものがあると思うので、そういうのを味わいたい人にもよいかと思われる。(自分がそっち系にあまり興味がないもんで(^^;)
特にイザベラ役の時のレイチェルは、ガラドリエル様並に神秘美がありまする。 > 最初のオファーがケイト・ブランシェットだったっつーのも納得
これ、「愛」の物語ではあるけど、邦画や韓流にありがちなお涙劇じゃないところがいいのだ。うん。



萌え度:眉間のしわが好き < こらこら
好き度:ちゃんと正面から鑑賞したらもう1ランク上がるかも > 見づらかったのー
鑑賞:劇場(2006.10)

原題:The Fountain
監督:ダレン・アロノフスキー
配役:ヒュー・ジャックマン(トマス/トミー/トム)
   レイチェル・ワイズ(イザベラ/イジー)
   エレン・バースティン(リリアン)