萌映画

映画評と映画与太話

LOOPER/ルーパー(2012)

2013-01-22 | 映画評・SF系活劇
ジョゼフ・ゴードン・レヴィットの30年後がブルース・ウィリスっていうのはどうよ、とか見る前は思ったけど。

舞台は2044年。今から約30年後だ。
だがしかし、掃き溜めのような街の中に未来的な様相はない。30年前(つまり今)のスクールバスの中古みたいなのが走ってるし、主人公のジョー(ジョゼフ・ゴードン・レヴィット)の部屋にも未来グッズ(?)は無い。20世紀のどこかといわれてもそうかなと思えちゃうような、そして退廃というより、自暴自棄な感じが漂う。

30年後からタイムマシンで送り込まれてくる人を射殺して死体を始末するのがルーパーという仕事。ジョーはルーパー稼業の謝礼の銀の延べ棒を貯めこんで、ええと、フランスに行きたいのは何故だろう?

SF近未来ものというより、タイムパラドックスを小道具に使ったアクションものと思ったほうがいいだろう。
やんちゃ歴30年以上のオールド・ジョー(ブルース・ウィリス)の無敵ぶりはダイ・ハード!
ルーパーを牛耳るエイブ(ジェフ・ダニエルズ)の親分振りとか、手下のキッド・ブルー(ノア・セガン)の依存的ガキ振りとか、ある意味、ステロタイプ。
それでいて、体を張って自活するスージー(パイパー・ペラーボ)とか、全くセリフのないオールドジョーの妻(シュイ・チン)とか、女性の扱い方が作品がウェットにならないポイントなのかも。

「ダークナイト ライジング」で「この人、ロビンかも」という役どころを演じたジョゼフ・ゴードン・レヴィット、本作の役がとても合っている。
プロデューサーとしても名前が挙がっているようだが、そういうところが影響しているのだろうか。
B級といえばB級な作品なのだが、印象に残る。
アクション映画の好きな人ならお薦めする。是非割引の日に < こら

以下、ネタバレなつぶやきなので、黒文字にて。


後半になってやっと未来的な小道具が出てくる。オールド・ジョーが操る端末とか、エアバイクとか。始めのほうでセス(ポール・ダノ)が手に入れたのに動かないっていってたの、アレだったのねん、あれで乗り付けたらかっこいいかも。
カエルの通信手段を提供した時点で、シド(ピアース・ガニォン)がレインメーカーだと大抵の人は察するんじゃないかな、頭のよすぎるガキだ。
シドが階段から転げ落ちた時点で飛びだしたサラ(エミリー・ブラント)、息子を助けるのかと思いきや…。ああいう人間と一緒に生活するには自衛も大事なポイントなのねん。息子を傷つけないためにも(^^;
しかし、念力の強すぎるコドモってX-MENみたいなオチだな。
いいのかな、こんなんで。

舞台設定としてはいろいろ疑問の残る点もある。
身元が割れるから殺せないって、高熱で焼却しちゃえばなにも残らないんじゃ? タイムマシンで送る必要ない気がするのだが。
途中、世界がパラレルに存在することをほのめかすような場面の繰り返しが出てくる。いくつかあるスレッドの一つの上に存在するオールド・ジョーだが、自分のスレッドの過去に干渉すると…、そのへんがモヤモヤ。
セスにしてもジョーにしても、腕に文字が浮かび上がってくるのは何故? 何が組み込まれている? ルーパーになる時に何かを埋め込まれるのかな。


なんのかんのいって、「ループを閉じる」という状況が新しい(?)と思った。


萌え度:
好き度:
鑑賞:劇場(2013.1)

原題:Looper
監督:ライアン・ジョンソン
配役:ジョゼフ・ゴードン・レヴィット(ヤング・ジョー)
ブルース・ウィリス(オールド・ジョー)
エミリー・ブラント(サラ)


2011年に見た映画

2013-01-15 | 映画評・その他のジャンル
2011年に見た映画。
あまり中身を覚えてないな…。

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島(2010)
 なんかあんまり覚えていない。
カスピアンが王っぽく成長したかな、くらい。
もう一度、DVDで見たい。

萌え度:
好き度:
鑑賞:劇場(2011.3)

原題:The Chronicles O Narnia: The Voyage Of The Dawn Trader
監督:マイケル・アプテッド
配役:ジョージー・ヘンリー(ルーシー・ペベンシー)
   ベン・バーンズ(カスピアン)
   リーアム・ニーソン(声:アスラン)


パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉(2011)
 ペネロペ・クスル、かっこええ。
お嬢様と刀鍛冶が出てこない分、人魚(アスリッド・ベルジュ・フリスベ)と修道士(サム・クラフリン)なのかな、とか思ったりしたけど。

萌え度:
好き度:それなりに面白い
鑑賞:劇場(2011.5)

原題:Pirates Of The Caribbean: On Stranger Tides
監督:ロブ・マーシャル
配役:ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)
   ペネロペ・クルス(アンジェリカ)
   イアン・マクシェーン(黒ひげ)


X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011)
 マグニートとプロフェッサーXの若い頃の話。
イアン・マッケランの若い頃がミハイル・ファスベンダーで、パトリック・スチュワートの若い頃がジェームス・マカヴォイってどうよ、って思ってたけど、この話のエリックとチャールズはこの二人でぴったりだと思った。
意志が徹底しているエリック、若かりしミスティーク(ジェニファー・ローレンス)が惚れてしまうのもわかる。
しかし、チャールズ、若いころは結構チャラ男だったのねん(^^;
X-MENシリーズはキャラ立ちのわりは大味だったり、主義主張のわりに厚みがなかったりと作品トータルとしてはいまいちだったのだが、これはよくできていたと思う。ウルヴァリンのスピンオフ作品よりさらによかったと思う。
X-MEN3もこの監督でやってたらなーと、もったいなく思えた。
そうそう、ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)もちらっと出てくる。いかにも彼らしい反応で。
…そして、実は悪役の記憶がない。もう一度見ないと(^^;

萌え度:
好き度:
鑑賞:劇場(2011.6)

原題:X-MEN: First Class
監督:マシュー・ヴォーン
配役:ミハイル・ファスベンダー(エリック・レンシャー/マグニート)
   ジェームズ・マカヴォイ(チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX)
   ケヴィン・ベーコン(セバスチャン・ショウ)


マイティー・ソー(2011)
 ソーは”Thor"なので、慣れ親しんだ言い方でいえば「トール」ですね、北欧神話の雷神。
北欧神話のロキは神様の兄弟ではないのだけれど、ここではトールと兄弟という設定になっている。まあ、元はアメコミなのでそういうことで。
ジェーン(ナタリー・ポートマン)のキャラクターがちょっと痛いなぁと思ったりしたが、娘のほうがちゃっかりしている。
…って、あれ、今調べたらあの女性は娘じゃなくてアシスタント!? > ダーシー・ルイス(カット・デニングス)という名前だったとしたら < 名前は覚えていない
浅野忠信がソーの仲間として出てくるけど、あまり活躍しない。彼である必要があったのか?
まあ、話は薄いですが(アメコミだから)、それなりに楽しいです。
ジェーンを助けてくれるおじさん(父の親友・セルヴィッグ教授:ステラン・スカルスガード) とか、
ソー(クルス・ヘムズワース)の美しい胸板とか。 < ちょ
でもやっぱり、来たる「アヴェンジャーズ」のために急いで作った感が否めない…。

萌え度:胸板 < こらこら
好き度:この手の話はもうちょっと悪役が怖くないと…。
鑑賞:劇場(2011.7)

原題:Thor
監督:ケネス・ブラナー
配役:クリス・ヘムズワース(ソー)
   ナタリー・ポートマン(ジェーン・フォスター)
   トム・ヒドルストン(ロキ)


SUPER8/スーパーエイト(2011)
 何がスーパーなのかなと思っていたら8ミリ映写機の話だった。
映写機で映画撮りをしていた子どもたちが、列車事故に遭遇して映しちゃたアレが!
といった、青春ものなのかホラーなのかエイリアンものなのかよくわからない作品。
映写機の中のアリス(エル・ファニング)が魅力的なのだけはわかる。

萌え度:萌えなかったかも
好き度:サスペンスとしてそれなりに面白かったけど。
鑑賞:劇場(2011.7)

原題:Super8
監督:J・J・エイブラムス
配役:ジョエル・コートニー(ジョー・ラム)
   エル・ファニング(アリス)
   カイル・チャンドラー(ジャクソン・ラム)


ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011)
 ハリー・ポッター最終作。ついに名前を言ってはいけないあの人とサシの勝負!
みんなが隠しに隠しているハリーの運命は別に隠さなくても自明のような気がするが。
これだけ原作を読んでないので…。
スネイプ先生……。

萌え度:萌えキャラはいなかったような…
好き度:
鑑賞:劇場(2011.7)

原題:Harry Potter And The Deathly Hallows: Part2
監督:デヴィッド・イェーツ
配役:ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター)
   レイフ・ファインズ(ヴォルデモード)
   アラン・リックマン(セブルス・スネイプ)


トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011)
 いつのまにかカノジョが変わってたんですけど、いいんでしょーかー。
敵が強すぎて恐怖倍増な感じがしたことだけ覚えている…。

萌え度:一人だけ正気の男レノックスの出番がちょっと増えてた、かな
好き度:
鑑賞:劇場(2011.8)

原題:Transformers: Dark Of The Moon
監督:マイケル・ベイ
配役:シャイア・ラブーフ(サム・ウィトウィッキー)
   ジョシュ・デュアメル(ウィリアム・レノックス)
   ロージー・ハンティントン・ホワイト(カーリー・スペンサー)


メカニック(2011)
 孤高の仕事人というステイサムのステロタイプな役どころ。
それに、へなちょこがしっかりしてくるかにみせかけてやっぱりへなちょこが合っているベン・フォスターが絡む。
…X-MEN3でいまいちイケてないエンジェルやってた人だ。
ステイサム映画を見たい人にだけお薦め(^^;

萌え度:もちろんいつものステイサム
好き度:
鑑賞:劇場(2011.8)

原題:The Mechanic
監督:サイモン・ウェスト
配役:ジェイソン・ステイサム(アーサー・ビショップ)
   ベン・フォスター(スティーブ・マッケンナ)
   ドナルド・サザーランド(ハリー・マッケンナ)


キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アヴェンジャー(2012)
 素直すぎるぜ、スティーブ(クリス・エヴァンス)。
筋肉増強実験第1号のキャプテン・アメリカ誕生のお話。しかし、慰問役とかやらされて気の毒なキャプテン・アメリカ…。
一方、相変わらず人間を越えた悪役で大活躍のヒューゴ・ウィービング(レッド・スカル役)。素顔わからないじゃん!クレジット見るまで気づかなかったよ。
で、レッド・スカル配下のスパイ(ハインツ・クルーガー)役でリチャード・アミティッジが出てくる。エリートっぽいイカした役だったような気がする。
全くおちゃらけないクリス・エヴァンスって初めてみたかも。

萌え度:
好き度:
鑑賞:劇場(2011.11)

原題:Captain Amerika: The First Avenger
監督:ジョー・ジョンストン
配役:クリス・エヴァンス(スティーブ・ロジャーズ/キャプテン・アメリカ)
   ヒューゴ・ウィーヴィング(シュミット/レッド・スカル)
   ヘイリー・アトウェル(ペギー・カーター)


三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011)
 三銃士って落ちこぼれだったの?
って、昔活躍したけど今は活躍の場がなくなった銃士、アトス(マシュー・マクファーデン)とポルトス(レイ・スティーヴンソン)とアラミス(ルーク・エヴァンス)。
アトスを手球にとってドロンするミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)。
そしてめずらしく悪役のオーランド・ブルーム(バッキンガム男爵役)。
主人公のダルタニアン(ローガン・ラーマン)は若くてぴちぴちしている。
王妃(ジュノー・テンプル)が健気です。
なんか続きそうな終わり方だったんだけど、続編の話、聞こえてこないよね。

萌え度:お好みに応じていろいろ…
好き度:
鑑賞:劇場(2011.11)

原題:The Three Musketeers
監督:ポール・W・S・アンダーソン
配役:ローガン・ラーマン(ダルタニアン)
   ミラ・ジョヴォヴィッチ(ミレディ)
   マッツ・ミケルセン(ロシュフォール隊長)


タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011)
 アニメなのだがモーションキャプチャーを多用したらしく実写っぽい動きをする。かつ、アングルがアニメでしかできないようなものになっていて斬新。
ピーター・ジャクソンがプロデュースしてスピルバーグが監督ってなんだか凄い組み合わせだな…。
声の出演を見るに…、ええとアニメじゃなくて実写でやってくれないかなと思ったり。

萌え度:萌えない
好き度:とりあえず冒険ものは好き
鑑賞:劇場(2011.12)

原題:The Adventures Of Tintin: The Secret Of The Unicorn
監督:スティーヴン・スピルバーグ
配役:ジェイミー・ベル(声・タンタン)
   アンディ・サーキス(声・ハドック船長)
   ダニエル・クレイグ(声・サッカリン)


リアル・スティール(2011)
 メインイベントはロボット格闘技。
ヒュー・ジャックマンがダメパパからよい父親へ変貌するところが涎…。 < こら
あ、息子役の人は、マグニートの子供の頃をやっていた人だったんだ。

萌え度:パパなのでこれくらいで。
好き度:
鑑賞:劇場(2011.12)

原題:Real Steel
監督:ショーン・レヴィ
配役:ヒュー・ジャックマン(チャーリー・ケントン)
   ダコタ・ゴヨ(マックス・ケントン)
   エヴァンジェリン・リリー(ベイリー)


ああ、こうして見ると一番萌えたのはミハイル・ファスベンダーのマグニートということか…。

2012年に見た映画

2013-01-08 | 映画評・その他のジャンル
映画の感想を書かなくなって久しいが、映画を見ていないわけではない。
見る本数はとても減っているし、レンタルDVDは全然見てない。
とりあえず忘備録。今後、DVDで再び見たりしたら独立して記事にするかも。

ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011)
 あ、敵役がどんなだったか忘れた!
とりあえず、チームの備品があっちこっちに隠してあって、その場所をイーサン(トム・クルーズ)がいちいち把握していることに驚き。驚異の記憶力!
と、あとなんだっけ…。
まあ、アクション映画なので普通におもしろかった。

萌え度:文官なふりしてデキるあの人
好き度:
鑑賞:劇場(2012.2)

原題:Mission; Impossible - Ghost Protocol
監督:ブラッド・バード
配役:トム・クルーズ(イーサン・ハント)
   ジェレミー・レナー(ウィリアム・ブラント)
   ポーラ・パットン(ジェーン・カーター)


アンダーワールド:覚醒(2012)
 相変わらずセリーン(ケイト・ベッキンセイル)はかっこよかった、ということだけ覚えている。
まだ続きそうなんだが、どうなんだろう。

萌え度:とりあえずセリーン
好き度:
鑑賞:劇場(2012.3)

原題:Underworld Awakening
監督:モンス・モーリンド、ビョルン・スタイン
配役:ケイト・ベッキンセイル(セリーン)
   スティーヴン・レイ(レーン博士)
   マイケル・イーリー(セバスチャン刑事)


テルマエ・ロマエ(2012)
 濃い顔の日本人が演じるローマ人、真剣にやっているだけに笑える。原作の漫画は読んでいないが、映画はとてもいい味が出ていたんではないかと思う。かなり気に入った。人にもオススメする!
…市村正親が出てきただけで世界がミュージカルになる(見える)のは、ある意味、すごいと思う。rukkiaは市村氏のミュージカルは見たことがないんだけど…。

萌え度:平たい顔族の職人魂に乾杯
好き度:
鑑賞:劇場(2012.5)

監督:武内 英樹
配役:阿部 寛(ルシウス)
   上戸 彩(山越真実)
   市村 正親(ハドリアヌス)


タイタンの逆襲(2012)
 タイタンの戦いの続編。今回活躍するアンドロメダ(ロザムンド・パイク)は前回のアンドロメダとは違う女優さんだが、ボンドガールである。ギリシャ神話ものにはボンドガールがつきものということか。
…サム・ワーシントンは丸刈りのが似合うな。本作はちょっと伸びている…。
神様兄弟(リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ)がなんとも…。爺萌向き(^^;

萌え度:
好き度:
鑑賞:劇場(2012.5)

原題:Wrath Of The Titans
監督:ジョナサン・リーベスマン
配役:サム・ワーシントン(ペルセウス)
   リーアム・ニーソン(ゼウス)
   ロザムンド・パイク(アンドロメダ)


バトルシップ(2011)
 面白くなかったわけではないが、萌えないと好き度もあがらないな(^^;
アレックス(テイラー・キッチュ)は能力はあるのに、怠け者というかチャラいというか、そんなアメリカンな青年。優秀な兄(アレキサンダー・スカルスガード)のツテで海軍に入るのだが…。
合同演習をやっていた日米海軍がエイリアンに立ち向かうという話。日本側の艦長役を浅野忠信がやっている。まあ、そこそこな感じだ。アレックスの小隊のメンバー役をやっているリアーナも頑張っている。
あー、またリーアム・ニーソンが「おとうさん」役ですなぁ。提督の娘で結構切れ者のサム(ブルックリン・デッカー)がなんでこんなチャラい主人公に惚れるのか、rukkiaにはよくわからなーい。あめりかんすたんだーど?

萌え度:萌えない…。
好き度:
鑑賞:劇場(2012.5)

原題:Battleship
監督:ピーター・バーグ
配役:テイラー・キッチュ(アレックス・ホッパー)
   リーアム・ニーソン(シェーン提督)
   ブルックリン・デッカー(サム)


ジョン・カーター(2012)
 なんと、バトルシップの主人公をやっていた俳優さんが本作も主人公をやっている。こっちのがずっと似合う(^^;
X-MENでガンビットをやっていた人だから、ええと、長髪のが似合うということだろうか。 < ちょ
原作はエドガー・ライス・バローズのスペースオペラの火星シリーズ。ヒロイン(リン・コリンズ)の衣装を見た時、「これを実写化したかったのねん」とか思った…。
なんか鳴り物入りのわりには流行らなかったようなのでどうかと思ったが、rukkiaには十分おもしろかったぞ。なんでダメだったのかな。スターウォーズの二番煎じっぽいところかな。 > 原作はこっちのが古いのでこっちが元祖だと思うのだが…

萌え度:あんまり萌えなかった
好き度:
鑑賞:劇場(2012.5)

原題:John Carter
監督:アンドリュー・スタントン
配役:テイラー・キッチュ(ジョン・カーター)
   リン・コリンズ(デジャー・ソリス)
   マーク・ストロング(ドミニク・ウエスト)


崖っぷちの男(2011)
 普通の人間をやるサム・ワーシントンが見たくて見た映画。 < ちょ
ええと、設定は普通の人間ですが、結構スーパーマンでしたね(^^;
兄とはうってかわってナヨ男の弟ジョーイ、だけど、やる時はやる奴。ジェイミー・ベルはこういうのうまいね。そして弟の彼女アンジー(ジェネシス・ロドリゲス)がかっこいい。

萌え度:ニックに惚れちゃうのはわかるが、萌えたかといわれると、ちょっと…
好き度:
鑑賞:劇場(2012.8)

原題:Man On A Ledge
監督:アスガー・レス
配役:サム・ワーシントン(ニック・キャシディ)
   エリザベス・バンクス(リディア・マーサー)
   エド・ハリス(デヴィッド・イングラング)


ダークナイト ライジング(2012)
 クリストファー・ノーランのバットマンは痛い。スケアクロウもジョーカーも痛かったけど、今回は敵はそのものずばり「ペイン」(トム・ハーディ)。痛いよ、目が痛いよ、心が痛いよ。
満身創痍で関節もすり減ってガタガタなブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)、バットスーツを着ると補強されるけどそれでも痛々しい。
かわって軽やかなのがセリーナ(アン・ハサウェイ)。クレジットでも映画の中でも言及はされていないがキャットウーマンだ。アン・ハサウェイがアクションもできる女優だとは知らなかった! かっこいい!!
そしてどこまでも父親なリーアム・ニーソン…。

萌え度:セリーナ♪
好き度:
鑑賞:劇場(2012.5)

原題:The Dark Night Rises
監督:クリストファー・ノーラン
配役:クリチャン・ベイル(ブルース・ウェイン)
   トム・ハーディ(ペイン)
   アン・ハサウェイ(セリーナ・カイル)


アベンジャーズ(2012)
 アベンジャーズのリーダーは生真面目なキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)。まあ、そういうキャラなんだからそれはそれでいいのかもしれないけど、クリス・エヴァンスはもう少しチャラいキャラのが活きると思うんだけどなー。
…まあ、ここではチャラい役回りはアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)なので、仕方ないが…。
ソー(クリス・ヘムズワース)にハルク(マーク・ラファロ)も出てくるオールスターキャストなのになんか大味だったなぁ。ちょっともったいないなぁ。

萌え度:ナターシャ♪
好き度:
鑑賞:劇場(2012.8)

原題:The Avengers
監督:ジョス・ウェドン
配役:クリス・エヴァンス(スティーブ・ロジャーズ/キャプテン・アメリカ)
   スカーレット・ヨハンソン(ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ)
   サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)


プロメテウス(2012)
 見るまで知らなかったのだが、これってエイリアン・ビギニングなんでしょうか?
でも「エイリアンVSプレデター」の設定は2004年だったしなぁ…。
ミハエル・ファスベンダーの間ぶりが素敵です。
しかし、エリザベス(ノオミ・ラパス)、強い、強すぎる!

萌え度:デイヴィッド
好き度:
鑑賞:劇場(2012.8)

原題:Prometheus
監督:リドリー・スコット
配役:ノオミ・ラパス(エリザベス・ショウ)
   ミハエル・ファスベンダー(デイヴィッド)
   シャーリーズ・セロン(メレディス・ヴィッカーズ)


あと12月にすでにレビューを書いた007ホビットレ・ミゼラブルを見た。


レ・ミゼラブル(2012)

2013-01-03 | 映画評・ヒュー
ビクトル・ユーゴ原作の小説のミュージカルの映画化。
ほぼ全編歌で、歌でないセリフは挨拶くらい。
それはそれでいいのだけれど…。

こりゃだめだ。

個々のシーンも歌も素晴らしいのだが、お話がイケナイ。
演出とか脚本の問題ではなく、おそらく原作がイケナイ。
盛り上がるんだけど釈然としない感じ。

以下、この作品が大変気に入っているかたは見ないほうがいいと思う、肌が合わなかった者の個別的わだかまり。


結局何がいいたかったのか?
ジャン・バルジャンは最終的には幸せだったのかもしれない。
でも、ジャベールはなんであんなことになってしまうのか?そもそも、自殺って基督教徒にとってはもんのすごい罪なのでは
エポニーヌ、可哀想過ぎる。
コゼット、脳天気過ぎる。 < こら
若者たちの無駄死にはどういう意味があったのか?
マリウスは友を失った悲しみはともかく、理想を失ったことについてはどうなのか、爺ちゃんの家に戻ってコゼットと睦まじくなって、革命の志はどうなったのか?
…基督者でないrukkiaにはわかんないのかもしれない。

わかったのは、スーザン・ボイルを有名にした"I Dreamed A Dream"は、血を吐くような哀しみの歌だということだ。
…アン・ハサウェイは素晴らしかった。

あと、宿屋の主人、妙な色気があるなと思ったらサシャ・バロン・コーエンだった。うひゃー、こういう人だったのか。フレディー・マーキュリーの伝記映画、楽しみ。
そして、その妻役はヘレナ・ボナム・カーター。奥さん、このいかがわしい役、似合いすぎます(^^;

ヒュー・ジャックマンのファンだからこの作品を見たわけだが、残念ながら萌えそこなった。
憤怒、苦悩、慈愛、逡巡…。彼は役に対する深い理解の元に表現できていたとは思う。
それを持ってしてもジャンの魂が私に届かなかったのは何故だろう。元のミュージカルだって大評判だし、映画の評判も上々なのに…。うーむ。


萌え度:ファンティーヌ(;_;)
好き度:
鑑賞:劇場(2012.12)

原題:Les Miserables
監督:トム・フーバー
配役:ヒュー・ジャックマン(ジャン・バルジャン)
   アン・ハサウェイ(ファンテーヌ)
   ラッセル・クロウ(ジャベール)


007 スカイフォール(2012)

2013-01-02 | 映画評・007
「Skyfall(堕天?)」って何かと思ったら…。

007シリーズの23作目にしてダニエル・クレイグのボンドの3作目「スカイフォール」、相変わらず体力全力勝負のクレイグ・ボンドだが、少しオトナの余裕が出てきたようだ、女あしらいがうまくなっている(爆)
前作からだいぶ時間が経過しているっぽく、ボンドは駆け出し時の痛々しさが抜けてよりプロフェッショナルな感じ。

わたしたち(?)の知っているジェームズ・ボンドに近づいて来ました。

なんか映画の評判がいいみたいなのはそのせいなのかな?
イスタンブール、マカオ、軍艦島(多分)と舞台はオリエンタル。
まあ、相変わらずスピード感溢れて目の回るチェイスが繰り広げられる。

今回の敵シルヴァ(ハビエル・バルデム)はなんかちょっとキモい感じの…。ええと、007の敵っていつからサイキックな変人が定番になったのか。
…名優を、こんな使い方して…。

ボンドガールは結局誰だったのかな。最初に相棒役で出てくるイヴ(ナオミ・ハリス)はそういう役回りじゃないし、怪しい女セヴリン(ベレニス・マーロウ)はちょっとあっけないし…。
は、まさか、今回のボンドガールはM(シュディ・デンチ)!?

以下、ネタバレ一言(黒文字につき、パソコンの人はマウスで選んで見てみてください)

Qが若返って小道具復活。
とっても科学的なMI6にあって、とっても非科学的な007の活躍…。野生の勘と根性に勝るものなし(^^;
Skayfallってボンドの生家のある土地の名前だった。意味深な土地名だな。ボンドの両親に何があったのか気になる…。
シルヴァ、Mに対してマザコン的恨みを抱いていいるようだが、そのずば抜けた能力で「いい生活」しているのに、そんな復讐して何の得が(^^;;;;
最後の最後、狙撃失敗以来、現場から退いていたイヴがマニーペニーで、Mが男性上司になって振り出しに戻った感じ。


当初、3作の契約だったダニエル・クレイグ、あと2作契約したらしい。
次はどんな方向へいくのかな。


萌え度:あんまり萌えないかなぁ
好き度:
鑑賞:劇場(2012.12)

原題:Skyfall
監督:サム・メンデス
配役:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)
   ジュディ・デンチ(M)
   ハビエル・バルデム(ラウル・シルヴァ)


ホビット 思いがけない冒険(2012)

2013-01-01 | 映画評・ファンタジー
ドワーフ王子に萌えましたがなにか。

ということで、ピーター・ジャクソンの手になる映画「ホビット 思いがけない冒険」IMAX 3D字幕、偏光メガネの3D日本語吹き替えの2回見に行った。2D字幕も予約したんで今週見に行く!

原作とはかなり造形の違うドワーフのリーダー、トーリン・オーケンシールド(リチャード・アミティッジ)、原作ではお高くとまった鼻持ち野郎なのだが、映画では孤高の勇者として描かれている。

ドワーフなのにかっこよすぎ。

ドワーフだから頑固者には変わりないようだが、我を張り通すわけでもない。
登場の仕方もアレだが、ビルボの家ではなれ山の歌を詠ずるときの低音がすんばらしい。歌は吹き替えかと思ったほどだ。
…リチャード・アミティッジ氏は経歴からして元々音楽の素養がある人のようだ。
(ちなみに、日本語で歌う吹き替え版は微妙に音痴。わざと?)
トーリンの甥っ子のフィーリ(ディーン・オゴーマン)とキーリ(エイダン・ターナー)もドワーフにしてはイケメン。いいのか?ドワーフをイケメンにしていいのか?

「ロード・オブ・ザ・リング」から60年前のお話、「ホビット」は児童文学なのだが、映画は子供向けとは到底思えないダークな男祭りに仕上がっている。
そう、「女性」はガラドリエル様(ケイト・ブランシェット)しか出てこない。それだけに登場した時の神々しさは格別。
エルフはちょこっとだけであとはホビットとドワーフとイスタリとオークとゴブリンと…。
子供向けファンタジーやロマンス好きの方にはお勧めしない(^^;

だがしかし、懐かしい中つ国の風景に往年の指輪ファンは感涙するはずだ。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」のファンでなかった人にはどう見えるかわからない。なにしろこっちはどっぷりハマっているので。

それにしても、ドワーフってフィジカル強いね!

以下、ネタバレ注意。(黒文字で書いてますので、パソコンの人はマウスで選択して見てみてください)

冒頭、ビルボがバックエンド、すなわちホビット庄のビルボの自宅で『往きて帰りし物語』の冒頭を書く場面から始まる。ビルボのお誕生日当日の昼間、フロドがガンダルフを迎えに出る前だ。なんかこの場面、既視感がある。
…と思って「ロード・オブ・ザ・リング:旅の仲間」のDVDの通常版とエクステンディットの両方を見てみたのだが、どちらにも出てこなかった。あれ~。

そんな些細なことから原作との違いとかいろいろ考えながら見てしまってたわけだが、山場が何回も来るので、「ここで終わったらどうしよう」「このままだとゴラムが出てこない…」とか心配したり。 > ちゃんと出てくるところまでやりました
長いよ、170分!
…あれ、でも予告編にあった、ビルボが隠れ谷で割れたナルシルを見る場面はなかったな…。

過去に起きたことも含め、場面を丁寧に描くあまり、旅立つまでのテンポが悪くなっている。原作ではいろいろ端折っている昔話を『指輪物語:追補編』で補完しているから余計にそう感じるのかも知れない。
但し、指輪の行方もホビットの原作も知っている身としては、先を急ぐ必要は全然ない。ゆっくり描いていただいて上々。このあたり、「一般の人」とは感じ方が違うかも。

大筋は原作に従っているが、よりトーリンの勇者ぶりが強調され、細部が変更になっていて、ホビットとの信頼を深める過程がドラマチックに描かれている。オークとの因縁の対決などを入れたせいか、どうもお話の構成そのものが「ロード・オブ・ザ・リング」の二番煎じのように見えてしまう。
岩山での雷雨はカラドラスでの吹雪、ゴブリン穴での脱出劇はカサドゥ・ドゥムでの脱出劇に重なる。
…まあ、冒険物語の構造は基本的には似たり寄ったりのはずなので、そういうもんだと思えば…。

気になるのは、その昔、モリアの入り口でアゾグを退治したのは黒鉄山のダインなのだが、それがトーリンになっていること。
これって、第3部の五軍の戦いに響くんじゃないだろうか。
当初、2部作といわれていた「ホビット」はいつのまにか3部作になっていた。ってことは、竜を始末したあとの話、すなわち五軍の戦いが第3部でたっぷり描かれるはずだ。そこにダインは出てくるはずだ…。

とまあ、なまじマニアだと余計な心配もしてしまったりするわけだが、相変わらずピーター・ジャクソンとウェタの仲間たちが描く世界の充実度は凄まじい。オークにしてもトロルにしても「作り物」感は全くない。
…今、放送している某CMのクリーチャーとかの作り物感を見るに、その凄さに改めて気付かされる…。
ゴブリンの親分がスターウォーズのジャバ・ザ・ハットになんとなく似ているのはご愛嬌か。
ホビットやドワーフとガンダルフの大きさの差も、「ここで大きさスタントキャストに入れ替わっている?」などといったことを感じさせない。撮影技術の進歩の賜物だろう。

第1部は、ワーグの群れに追い詰められた木の上から鷲に助けられて、みはり岩(と思われる場所)に到着したところまで。
このあとビョルンが出てくるはず、どうなるビョルン!
続きは今年の年末。1年待つのかーーー。


3Dってのは見てると忘れちゃう、予告編で見たジェット・リーのトンデモ武芸3D(ドラゴンゲート)くらいやってくれないと。
2Dで見るとどうなるのか…。

追記:
もっと大々的にだらだらしたネタバレ話はこちら→ホビットねたバレつぶやき


萌え度:複数回見て振りきれました
好き度:
鑑賞:劇場(2012.12)

原題:The Hobbit: An Unexpected Journey
監督:ピーター・ジャクソン
配役:マーティン・フリーマン(ビルボ・バギンズ)
   リチャード・アミティッジ(トーリン・オーケンシールド)
   イアン・マッケラン(ガンダルフ)