うわ、エリザベスもベスもオーストラリア人だよ!
というのはいいとして、黄金時代の開幕にあたるアルマダ海戦をクライマックスにもってきた「エリザベス:ゴールデン・エイジ」、期待通り女王様は神々しかったです。
1作目で予習してから臨んだわけだが、10年の間を感じさせない見事な「続き物感」。
いまやエリザベス(ケイト・ブランシェット)はさらに鋭利になった切れ者女王である。体型も以前に比べてスレンダーになった気がする。 < 演出意図?
求婚者のよその国のおぼっちゃまも超めんどくせぇと思いつつ邪険にすることなく、一応立ててみたりする。絶対君主といえども暴君では決してない。
一方、侍女のベス(アビー・コーニッシュ)はふくよかな感じのする美人。対照的である。分身であることを自覚しつつ、分身ゆえに同じものに惹かれてしまうのは、まあ、そういうものということだ。
ベスを見る年長侍女の冷たい視線がなんか笑えた。 < どこにでもあるナニな風景を偲ばせるあたり(^^;
今回は小言爺役のウォルシンガム卿(ジェフリー・ラッシュ)、拷問もしまくっているが、はやり爺な感じはぬぐえない。もうちょっと黒幕のほうがかっこいいのに。 < こら
ウォルター・ローリー卿(クライヴ・オーウェン)が今回の華なわけだが、前回のダドリーよりは魅力的に見えた。
海戦の時にドレイク船長が出てきたと思うのだが、キャスト表でみつけられなかった。あ、ドレイク船長も海賊上がりだったのか(^^; < 今調べた
スペイン側の人たちが、濃い濃い(^^;
フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)なんか、メアリ1世の旦那をやっていた頃とは打って変わって
ねっちねちである。(俳優さんも違う)
裏で糸をひくロバート・レストン(リス・エヴァンス)もなんか不気味でよかったなぁ。イギリスの俳優さんって目力が強い人、多いような気がする。
内容は女王の人としての苦悩と為政者としての矜持を中心にした人間ドラマなわけだが、人間ドラマ嫌いのrukkiaも飽きさせないかっこよさがあった。
「wiseman」とかいってニヤリとするところとか、戦場で兵士を鼓舞するシーンでは涙しちゃいましたよ。 < 何故かこういうのに弱い(^^;
DVDになったら女王様の台詞を英語字幕でチェックしたいですな。
萌え度:女王様、かっこいい
好き度:
鑑賞:劇場(2008.2)
原題:Elizabeth: The Golden Age
監督:シェカール・カプール
配役:ケイト・ブランシェット(エリザベス1世)
クライヴ・オーウェン(ウォルター・ローリー卿)
アビー・コーニッシュ(ベス)