うまいこという人がいるなぁ、と思った。「
宇宙戦争 [トムから半径50m以内の戦争]」
まさにそうなんだよね。
rukkiaは原作を復習して臨んだわけだが、原作もそういう視点で描かれているのだ。主人公の一人称で語られている。
但し、主人公に子供はいなくて離婚もしていない。そして労働者じゃなくてインテリ。舞台は米国じゃなくて英国。
が、基本的にこの映画、原作をそのまま踏襲している。ティム・ロビンソンがやってた役は原作では喧しい神父とレジスタンス妄想な兵士の二人の人物を合体させたものだ。
歩く三脚(トリポッド)はrukkiaが抱いていた原作でのイメージどおり!
なんかうれしかった。 > 喜ぶシーンじゃありません
ただね、火星人は…、(ネタバレ部分は黒字にします)
あんなゴラムみたいに軽快じゃダメ!原作はもっとでろんとしたタコ風味。地球の重力に勝てないのでパワードスーツで動き回るんだよっ!
それから、マシンがずっと地中に埋まっていたってのは無しだぜ~。
だってさ、そんな昔からアクセスしてたんなら細菌の害に気付かないわけないと思うんだよなー
原作では次のようになっている。
- 6年前、火星表面で24時間おきに何かが光る現象が観測される
- ロケットみたいなものが隕石みたいに落ちてくる。マシンも火星人もその中にいる
- ロケットみたいなものは24時間ごとに1つまた1つと落ちてくる。
- 火星人は地球に降りてからマシンを組み上げる
とまあ、原作を読んでしまったrukkiaには他の人の評で終わり方がいまいちだったといっている点が何なのかよくわからなかった。かなりの人が終盤のトムの行動がどうのこうのといっていた気がしたのだが…。とんでもないことをするのかとドキドキして見てたんだけど…。
ま、いいか。
うまく映像化したなと思うけど、それだけって気もする。
ダコタちゃんは初めてみたんだけど、パニック演技が秀逸ですねぇ。もてはやされるわけだわ。
妻役のミランダ・オットーもなかなかよろしい。最初はなんで別れちゃったのかなぁ、って思ったけど、うーん、あんな男だったらやっぱ別れて正解かも < こらっ
2度目はちゃんと見て男を選んでるみたいだしぃ。
ってあたりが、短い出演時間の中で透けて見えるあたりが役作りのうまさなのか!?
萌え度:萌えない
好き度:
鑑賞:劇場(2005.8)
原題:War Of The Worlds
監督:スティーヴン・スピルバーグ
配役:トム・クルーズ(レイ)
ダコタ・ファニング(レイチェル)
ジャスティン・チャットウィン(ロビー)