萌映画

映画評と映画与太話

ピンポン(2002)

2004-04-08 | 映画評・その他のジャンル
おもしろかったーーーーーーっ!
今まで見た邦画の中で一番おもしろかったかも。
私は邦画はほとんど見ない。見てもB級系ばかり。 > 忍者ものとか中途半端SFものとか
これもゲージュツ作品かというと全然違う。
しかーし、よくできてる。
俳優陣、はまりすぎ。
窪塚のペコなんか、魔界転生の200%アップくらいよかった。
ARATAのスマイルにはしばらく萌えた。
そして、この作品の要はなんといっても最高に劇画チックな敵役・中村獅童演ずるドラゴン。
うそ臭くなくあざとくなくこんな役ができる人がいるなんて、日本も捨てたもんじゃないと思ったぜ。

脇役は「映画俳優」ではなく「舞台俳優」で固めているらしく、原作を知る人には「そのまんま」といわれているようだ。(私は原作を知らない)
テレビや映画の人も“演技”を学んでほしいなぁと思った逸品でした。


萌え度:ちょっとだけスマイルに(^^;
好き度:
鑑賞:DVD(2004.)


監督:曽利文彦
配役:窪塚洋介(ペコ)
   ARATA(スマイル)
   中村獅童(ドラゴン)

007/ダイヤモンドは永遠に(1971)

2004-04-08 | 映画評・007
007シリーズ第7作のショーン・コネリー復帰作である。
第1印象は「ボンド、太った…」
4作目までのような男気のある活躍ということもない。
なんたって、敵の刺客はお耽美でないホモコンビ。
アジトにいるのは体操美女コンビ。
ホモコンビは不気味ではあるが、いずれにせよあまり強そうではないのは確かだ。

そしてガイ・ハミルトン監督のフィリクス・ライターはまた冴えないオヤヂである…。
(私は1作目のライターが好きだ!ジャック・ロードという人らしい)

とまあ、他の作品に比べると緊張感に欠けるかもしれない。

…で、メイキングを見ていたら、ショーン復帰前に007に内定していた人がいたらしいのだ。
ジョン・ギャヴィン。
『スパルタクス』でシーザーをやってた美青年じゃないか!
といっても、後の祭り。
次から007はロジャー・ムーアです。


萌え度:…萌えない
好き度:
鑑賞:DVD(2004.1)

原題:Diamonds Are Forever
監督:ガイ・ハミルトン
配役:ショーン・コネリー(ジェームズ・ボンド)
   ジル・セント・ジョン(ティファニー・ケイス)
   チャールズ・グレイ(ブロフェルド)

女王陛下の007(1969)

2004-04-08 | 映画評・007
007シリーズ第6作、この作品、実はあまり好きでない。
なぜなら…主役二人のルックスが不満(爆)

2代目にして1回限りのジェームズ・ボンド、ジョージ・レーゼンビーは…アクの強くない顔でかつハンサムでもない。
…この作品は3回くらい見ているはずだが、未だに顔を思い出せない。そのくらい顔の印象が薄いのだ。
DVDのメイキングに出てきた今の姿のほうが記憶に残るハンサムじじぃである。
相手役トレーシー、キャラとしてはこういうじゃじゃ馬女は好きである。しかし、ダイアナ・リグのルックスが好みじゃない。
私の場合、ヒロインの趣味が合わない作品は大抵×なのだ。 > フラッシュ・ゴードンとかスイパイダーマンとか(^^;

で、お話は決して悪くないのだ。
毎回アクションに特長のある007シリーズ、今回はスキーアクションだ。ボブスレーもある。
すごい。かっこいい。迫力ある。
敵の懐にもぐりこんで諜報活動するところなんかもスパイっぽくてよい。

ただ、アクションシーンの劇画調ストップモーション的な撮りかたはちょっとあざとさを感じたな。
監督のピーター・ハント氏は、前作までの撮影監督だった人で、カメラワークにはこだわりがあったのだろうが…。

ということで、今のところ007シリーズのうちでは私のワースト1作品である。
おもしろくないという意味ではなく、趣味が合わないう意味で。 > 萌えないのだ(^^;


萌え度:…萌えない
好き度:
鑑賞:DVD(2004.1)

原題:On Her Majesty's Secret Service
監督:ピーター・ハント
配役:ジョージ・レーゼンビー(ジェームズ・ボンド)
   ダイアナ・リグ(テレサ(トレーシー))
   テリー・サヴァラス(ブロフェルド)

007は二度死ぬ(1967)

2004-04-08 | 映画評・007
007第5作、日本人ならこの映画は笑って見よう。
中国と日本と東南アジアの微妙に入り混じった変な東洋世界、ブレードランナーだと思えば楽しめるだろう。
007シリーズの格調度を一気に下げた作品ともいえるかも。
スモウレスラーは当然のこと、忍者養成所なんて、香港ムービーの元ネタかと思うような景観。< 1967年の作品だからこれのが先だと思うんだよね
ジェームズ・ボンドが日本人に化けるところがゲラゲラもの。
ドクター・ノオの中国人メイクがあれほど巧妙だったのに、これは何?ショーン・コネリーが濃すぎて失敗?

サービス精神でか、ボンドカーはトヨタ2000GT、それを乗りこなす若林映子(アキ)がかっこいい。
日本人ボンドガールというと浜美枝の名前が真っ先に挙がるが、若林映子のが断然かっこいい!
そして今見ると、若いころの丹波哲郎(タイガー田中)がわりとかっこいい。

ロケット発射場のセットは実物大を作ったというこから昔の映画はすごかったんだねぇ。


萌え度:若林映子に(^^;
好き度:
鑑賞:DVD(2004.1)

原題:You Only Live Twice
監督:ルイス・ギルバート
配役:ショーン・コネリー(ジェームズ・ボンド)
   若林映子(アキ)
   丹波哲郎(タイガー田中)

007/サンダーボール作戦(1965)

2004-04-07 | 映画評・007
007シリーズ第4作、出だしからしてボンドです。
海から潜入してアジトを襲撃、ダイビングスーツを脱ぎ捨てると白いタキシード(@o@)、何食わぬ顔で酒場に顔を出す…。

今回の見ものは潜水戦闘。
無言で戦う敵味方、なんかすごい迫力です。
そして、敵の邸宅の鮫プールが怖い…。

テレンス・ヤングのボンドは後期ボンドに比べると一種の冷たさがあるような気がする。ハードボイルド風味というのかも…。

清楚派ボンドガール筆頭のクローディーヌ・オージェは確かに美人だが、あまり役にたたない。
悪役のルチアナ・パルッツィのほうが痺れる。


萌え度:…萌えない
好き度:
鑑賞:DVD(2004.1)

原題:Thunderball
監督:テレンス・ヤング
配役:ショーン・コネリー(ジェームズ・ボンド)
   クローディーヌ・オージェ(ドミノ)
   ルチアナ・パルッツィ(フィオナ)

007/ゴールドフィンガー(1964)

2004-04-07 | 映画評・007
007第3作、この作品のキモはなんといってもボンドカー!
まあ、いろんな仕掛けがついていることついていること!!
しかも、本物を改造してつけちゃってるんだからね~。
2作目の小道具同様、この3作目からボンドカーははずせないアイテムになった。

監督が変わってちょっとだけ風味が変わった。
…CIAのフィリックス・ライターがかっこ悪くなった(^^;

1作目の敵は中国系、2作目の敵はロシア系、そしてこの3作目、ボスは米国人(多分)だが、手下は韓国系みたいだ…。
その手下オッドジョブを演じたのはハロルド坂田という日系のプロレスラー(?)。
ニマーっと笑って鉄板入りシルクハットを投げる怪演をしている。このあと人気沸騰してCMとかに出まくってたらしい…。

それから、なんといっても主題歌!007の主題歌筆頭がシャーリー・バッシーが歌った「ゴールドフィンガー」。
エリザベス女王即位50周年イベントでも歌っちゃったくらいの不朽の名作だ。


萌え度:…萌えない
好き度:
鑑賞:DVD(2004.1)

原題:Goldfinger
監督:ガイ・ハミルトン
配役:ショーン・コネリー(ジェームズ・ボンド)
   オナー・ブラックマン(プシー・ガロア)
   ゲルト・フレーベ(ゴールドフィンガー)