萌映画

映画評と映画与太話

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~(2009)

2010-04-19 | 映画評・コメディー
映画館の新規オープン記念で、「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3」とテレビシリーズの一気上映というのがあったので見に行ってきた。
ネット動画もテレビシリーズも映画前2作も見てなかったのだが、TOHOシネマズの上映前諸注意アニメでおなじみの鷹の爪団、監督が総統の声も吉田君も熊もデラックスファイターもぜーんぶひとりでやっているというのは、ファンであることを自供した友達から聞いた話である…。

映画館オープンの日だったので、ロビーは大混雑。ネット予約端末にも長蛇の列。
開場時間になっても並んでたら「鷹の爪の人はこちらへ」ということで有人窓口に案内され優先的に受付された。ほ。
でも、予想を上回る混雑だったので、食べ物を買う暇なく、夕飯ぬきで23時まで鑑賞することに(^^;

この映画館で2番目に大きいスクリーン、ほぼ満席。
前座上映は「古墳ギャル・コフィーのコフンデレラ」。かなりシュール。

他の観客とともに笑いながら涙を流しながら鑑賞する。
なんつーか、そのー、時事ネタと自虐ネタを織り交ぜつつ、熱いハートで不条理に近いギャグを飛ばしつつ、かなり楽屋落ちな感じなのだが、製作者は芯はいい人なんだと思わせるお話のもっていきかた。
ワイドショーネタとか、テレビをあまり見ないrukkiaにはわからない部分もあったんだけど、気にしなーい。
舞台が亜米利加になっても言語の障壁が全くないことも気にしなーい。
基本の筋はハリウッド科学兵器がらみアクションの真似っぽくてツボでした。
おなかの鳴る閑もなかったです。
エンドクレジットに「一万人のた~か~の~つ~め~」協力者リストが出るのだが、そこに先の友達一家も入っているらしいのだが、読み取れなかった。
こんなたくさんの協力者、ま、それだけ人々に愛されているということだ。

映画館で見る必要はないかもしれないけど、見て損はないと思った。
公開は今年の1月だったので、もうロードショーしてないと思う。まだの人はこれから出るDVDで見てちょ。(なんでもDVDには鷹の爪4のおまけがついているという話)


萌え度:
好き度:
鑑賞:劇場(2010.4)


監督:FROGMAN
配役:FROGMAN(声)
   川村ゆきえ(声)
   もう中学生(声)


トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008)

2008-12-05 | 映画評・コメディー
ベン・スティラーが八面六臂の「トロピック・サンダー」、原案はもちろん、脚本・監督・プロデュース・そして主演までやっちゃってるよ。
…やってくれる人が見つからなかったのだろうか(^^;
自ら「お馬鹿映画」と宣伝しており、実際もお馬鹿映画である。お下劣でちょとグロくて、スティラー風ええ話も入ってたり…。
まあ、日本人のセンスには合わないかもと思ったけど、rukkiaにはおもしろかった。
そして、出来も以前の監督&主演作「ズーランダー」よりよくなってたんじゃないだろうか。

リアルな戦争映画を撮ろうとして、本当の戦場に紛れ込んでしまってどうのこうのというお話。

でも、ネタの主眼は映画産業風刺にある。そのせいか、脇役がやたら豪華でみんな楽しそうにやっている。。
いぢわるプロデューサー、レス・グロスマンにトム・クルーズ、タグのエージェントであるリック・ペックにマシュー・マコノヒー、劇中予告編にトビー・マグワイヤー、最後には御本人という設定でジョン・ボイドやランス・ベースまで出てくる。
トムトムの怪演が話題になっているのは知ってはいたが、ここまでとは思わなかった。へんなダンスも披露してるし…。
「今までに無い役」が相当楽しかったのか、あるいは、こういう人物にいじめられた経験があるのか(^^;
マコノヒーの役は、デキるけど突っ込む方向が間違っている勘違い熱血男、なんかぴったりです。

メインのベン・スティラーとロバート・ダウニー・Jrはぶっちぎりだったが、ジャック・ブラックがいまいち活きてなかった気がする。キャラ設定のせいかなぁ。
それにジャック、メタボ度が増してますね、健康のためにもう少し絞ったほうが(^^;
一方、光っていたのは、最初はへなちょこなのにだんだん頼り甲斐がでてくるケヴィン・サンダスキー役のジェイ・バルチェル。ええと、ジャスティン・ロング路線でしょうか。
もうひとり、アルパ・チーノ役のブランドン・T・ジャクソン。この人も後半になって存在感が増す。

で、これ、こういう系戦争映画のパロディーがいっぱいはいっているはずなので、それらを見ているともっと楽しめるんだと思う。
戦争映画嫌いのrukkiaは「地獄の黙示録」も「プラトーン」も「ランボー」も見てないのだ…。
筋のほうは見てのお楽しみということで。

個人的にはバズーカ少年(ブランドン・スー・フー)の熱演が結構よかった、と思う。
しかし、あれだけのお下劣台詞を字幕にするのは大変だろうな。結構ストレートに表現されてたけど、英語のほうはもっと隠語っぽかった気もするけどな。 < 聞き取れてません(^^;


萌え度:
好き度:
鑑賞:劇場(2008.12)


原題:Toropic Thunder
監督:ベン・スティラー
配役:ペン・スティラー(タグ・スピードマン)
   ロバート・ダウニー・Jr(カーク・ラザラス)
   ジャック・ブラック(ジェフ・ポートノイ)

僕らのミライへ逆回転(2008)

2008-10-16 | 映画評・コメディー
ゆるい。「ナチョ・リブレ」よりさらにゆるい「僕らのミライへ逆回転」、劇中リメイク作品がウェブで見れるってエンドロールに出てたと思うのにみつかんないなぁ。

磁気を帯びたジェリー(ジャック・ブラック)のせいで、レンタル店のビデオの中身が全部消えちゃって、自分たちで勝手にリメイク版をつくるという話。
もっとハチャメチャを期待していたのだが、ええ話度が高かった。
そして、なんか構成が甘い感じ。監督さんが「エターナル・サンシャイン」(未見)の人だというので、ちょっと期待してたんだけど。脚本のせい?

トイレしたら磁気が流れたって、ああ、体液が磁化していたのねん(爆)、とかいらないことを考えたりしながら見ていたわけだが、肝心のリメイク作品のホンモノをほとんど見ていないので、ちょっと損したかも。
「ゴーストバスターズ」「ラッシュアワー2」「ロボコップ」「ドライビング・ミス・デイジー」「モハメッド・アリ」…。
見たことがあったのは「2001年宇宙の旅」と「キング・コング」だけかなぁ。

リメイク活動はおもしろいんだけど、その前後がいまいち。最後にみんなでつくるオリジナル映画のシーンが冒頭からはさまるんだけど、それがなんか邪魔くさいのだ。
店長(ダニー・グローヴァー)のほかの店チェックは何気におもしろい(^^;
あと、最初は不細工な設定のアルマ(メロニー・ディアス)の存在がだんだん大きくなっていってかわいく見えるようになってくるとこなんかは好きだな。

ジェリーはうざすぎるので、うざいジャック・ブラックが嫌いな人には勧められない。 > このうざさが持ち味なんだけどね(^^;

しゃべりまくるコメディーは、耳と目が台詞と字幕についていかないのでちょっと困る。人物の顔がうつっていないと誰がなにをしゃべっているのかわかんなくなっちゃうのだ。
かといって吹替えだといろいろ台無しになるし…。うーむ。

それにしてもへんてこは邦題だなぁ。内容を表しているわけでもないし…。


萌え度:
好き度:もうちょっとハチャメチャなほうが…
鑑賞:劇場(2008.10)

原題:Be Kind Rewind
監督:ミシェル・ゴンドリー
配役:モス・デフ(マイク)
   ジャック・ブラック(ジェリー)
   ダニー・グローヴァー(フレッチャー)


デトロイト・メタル・シティ(2008)

2008-09-11 | 映画評・コメディー
メタルがらみでジーン・シモンズ大先生も出演というから、見ておかなくちゃと思った「デトロイト・メタル・シティ」、予想通りどーでもいいストーリー、予想外にお下劣度が低かったのはやはり大衆に見てもらいたかったからか?

見どころは松山ケンイチのクラウザーさんなりきり度合いと、デスレコーズ社長(松雪泰子)のぶっ飛び具合、かな。「ぐりとぐら」には椅子からずり落ちました(^^;
ひょっとして、根岸くんのキャラがキモくてクラウザー様とのギャップに苦悩する姿に全く共感できなかったりするところもポイント?

ジーン・シモンズ(ジャック・イル・ダーク)はなんか、こう、大根で拍子抜けだったし…。
そういえばマーティ・フリードマンって、ジャックのバンドのギター? なんかちゃんと映ってなかったような気がするのだが。

説明調のファン筆頭は大倉孝二。クレジットには「DMCのファン」とあるだけで名前がない。確かに名前は不要だが、露出は多かったぞ。
「クラウザー様は我々に試練をお与えになるのか。吐きそう…」には激しく同意(^^;

クラウザー様擁するDMC(デトロイト・メタル・シティ)というバンドの曲はデス・メタルと称してはいるが、実際はあれはデスじゃないと思う。ビートだけ今時のメタルっぽくした70年代のイロモノバンドという感じ。
だいたいボーカルがデスじゃないし。 > 音程がないのだよ、通常のデス・メタル歌唱は
歌詞も、どっちかっていうと聖飢魔II? 実はメタルバンドはあまりf*ckとかいわないんだよね。ジャンキーなLAメタルは言うかもしれないけど。
killとか叫びまくるのはデスじゃなくてブラック・メタルのほうかも。

弟を草刈や耕運機で教化するシーンが一番楽しかったり…。
途中、かあちゃん(宮崎良子)がいい人過ぎて何の映画かと思ったのは内緒だ。
それから、加藤ローサ(相川さん役)が岡田奈々と思ったのも内緒だ(^^;


萌え度:
好き度:まあ、邦画だし
鑑賞:劇場(2008.8)


監督:李闘士男
配役:松山ケンイチ(根岸崇一)
   加藤ローサ(相川由利)
   松雪泰子(デスレコーズ社長)



燃えよピンポン(2007)

2008-03-25 | 映画評・コメディー
卓球ネタといえばマンガが原作の「ピンポン」を思い出すわけだが、それにスパイものパロディを加えてドタバタ劇にしたような「燃えよピンポン」。往年の007に通じていると1.5倍くらい楽しめるかも。

主人公ランディを演じるのはダン・フォグラー。あ、この人、前にトニー賞の新人賞か何かとった人だ。ってことは歌って踊れるってことだ。ジャック・ブラックに続く動けるデ○ってことになるのだろうか。
まあ、とにかく主人公はへなちょこである。卓球スーパープレーが炸裂しても一瞬もかっこよくはない。
が、このランディ、へなちょこで落ちぶれ切ってはいるが憎めないいい奴である。ずるっこいところが全然ないのである。元チャンピオンの悲哀も父を殺された悲壮感も諦めて吹っ切れているというか、とてもアメリカンなネアカキャラ。
一方、敵役のフェンは中国系と思いきや、なんとクリストファー・ウォーケン。真顔で妙ちきりんなコスプレでねちっこく捻くれた暗黒界のボスを演じる。

ランディは突然FBIにスカウトされる。フェンの闇卓球大会への潜入捜査のためだ。その大会に招待されるためには強さをアピールしなければならない。
ということで、中華街で卓球教室を開く盲目のワン先生のところに弟子入りする。
フェンはかつてワン先生の弟子でどうしたこうした…。

と話は進むわけであるが、主眼はCGと体芸を駆使した卓球シーンである。
ゲームシーンとしては邦画の「ピンポン」のほうがおもしろかったが、こっちはワン先生の姪であるマギー(マギー・Q)の肢体や、独逸チャンピオン(トーマス・レノン)のナルぶりや、ぴくぴく筋肉男なんてのを楽しむのである。
あ、もちろん相撲レスラー褌一丁の日本チャンピオンとかもね。

フェンのアジトのそれこそ日韓中入り混じってブラック・ビューティーな旗持ちまでいる「全部入り」みたいな様も見所である。 < ?
敵方の奉仕美女ならぬ奉仕ボーイズが出てきたりして、いろいろ芸がこまかい。
ワン先生(ジェームズ・ホン)の色ボケ具合とか、やFBIロドリゲス捜査官(ジョージ・ロペス)の窓際風味など脇役キャラも結構練りこまれている。
最後はもちろんランディとフェンの一騎打ちである。

くだらないといえば至極くだらないが、思いのほかrukkiaには楽しめた。
監督&脚本のロバート・ベン・ガラントは「ナイト・ミュージアム」の脚本もやっていた人である。これ系ドタバタは性に合うのかもしれない(^^;

あ、あと、Def Leppard好きにはお勧め…していいものかどうか(^^;
少なくとも主人公はずっとロゴ入りTシャツを着てました。はい。
そしてエアギター・シーンはさすが、ミュージカル俳優と思いました。はい。


萌え度:
好き度:萌えキャラがいればもう1段階上がるのだが
鑑賞:劇場(2008.3)

原題:Balls Of Fury
監督:ロバート・ベン・ガラント
配役:ダン・フォグラー(ランディー・デイトナ)
   マギー・Q(マギー)
   ジェームズ・ホン(ワン先生)



俺たちフィギュアスケーター(2007)

2008-01-31 | 映画評・コメディー
フィギュアスケート男子ペアである。
本当にあったらおもしろいだろうな。何で無いのかな。

ウィル・フェレルはもともと好きではないのであまり期待していなかったが、まあまあ思ったとおりのコメディーだった。
小ネタはいっぱいウケたし。
これで本当にチャズ(ウィル・フェレル)がかっこよく見える瞬間があったら星4つにしてもいいんだけどな。そこんとこがね。

ライバルの意地悪ペアを演じた2人(ウィル・アーネット&エイミー・ポーラー)がなかなか底意地悪くてよかった。妹ケイティ(ジェナ・フィッシャー)の可憐さが映える~。
双子という設定だったが、実生活では御夫婦だった。ありゃま。

スケートの演技は、そりゃもうべったべたですよ、このべたべたエンターテイメントがアメリカンですよ。
「孔雀」とか「鳩」とか。げらげらげらげら。
なのでちと見る人を選ぶかもしれない。
途中のいきさつあたりをもうちょっとはしょってスケート場面を増やしてくれればもっとウケたのに。
でも北朝鮮は…、ブラック過ぎないか?怒られなかったのでしょうか(^^;

代表選考会の曲は"I Don't Miss A Things" by Aerosmith。国際試合の曲が「フラッシュ・ゴードンのテーマ」 by Queen。ああ、クサイとおもったら、プロデューサーにベン・スティラーが入っていた。そういうことか。


萌え度:…ケイティがかわいかったけど
好き度:ちょっと大味だけどおまけ。
鑑賞:劇場(2008.1)

原題:Blades Of Glory
監督:ウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン
配役:ウィル・フェレル(チャズ・マイケル・マイケルズ)
   ジョン・ヘダー(ジミー・マッケルロイ)
   クレイグ・T・ネルソン(コーチ)


キサラギ(2007)

2007-07-02 | 映画評・コメディー
アイドルのコアなファンが集まってオフ会、というシチュエーションがなんかおもしろそうで、評判よさげだったので久々の邦画「キサラギ」を見てみた。

邦画はこういうみみっちい話が光ってます。 > 「サマータイムマシン・ブルース」もそうだったけど(^^;

オフ会の1部屋と再現ドラマのデフォルメみたいな回想シーンだけで繰り広げられるドラマである。ジャンルは「サスペンス/ミステリー/コメディ」となっていたが、それより「コメディ/ミステリー」でしょ(^^; 謎解きのスリルはあるけどサスペンスというほどハラハラドキドキはあまりしないぞ。
rukkiaはふだん、邦画もTVドラマも見ないので、出演者に関する先入観がなかったのが幸いしたところもあったかもしれない。
舞台がこじんまりしている分、脚本が練れている気がする。「そうきたか!」というのが結構あって、登場人物と一緒に「おぅ…」とか言ってしまったり。

最初は空まわりな安男(塚地武雅)とかスネーク(小出恵介)とかちょっとうざいと思ったけど、だんだんノッてきたというか、慣れてきたというか…。
キャラの立たせかたも面白い。最初はモーレツに堅くて「こいつさえいなければ楽しいオフ会」と思わせたオダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)なんか、だんだん人間味が増してくるし。
律儀でデキるけどどうしてもマニア癖が先に出る家元(小栗旬)は、かなり気に入りましたぜ(^^;

rukkiaはオフ会というのは少なからず経験しているが、今までネット別人格な人には会ったことがない(そもそもそういう人はオフ会にこないのか?)。ので、いちご娘的な人がいても見破れるかどうかは定かではないが、スネークの驚愕には同情しちゃったし、オダ・ユージや家元が感づいていたというのも納得してしまったし、と、変な楽しみ方もしてしまった。

何回展開があったか忘れたけど、最初はおきまりパターン笑わせキャラだった安男が話の中心にしゃしゃりでてきたあたりで話は急展開する。「実は…」の連発にへなへなしていく家元…。
そして最後に、うれしいんだけどそのせいで、という複雑な表情のあたり、なんか思わず心情を思い量ってしまったぞ。

あー、でも宍戸錠は余計だったかも > 余韻を残したかったという気持ちはわからないでもないけど。

かなり広いシアターは満席。まわりの人と一緒に良く笑いました。
芝居(舞台劇)が好きな人にはお勧め、だと思います。


萌え度:家元さん、ちょっといいかもと思った
好き度:
鑑賞:劇場(2007.7)


監督:佐藤祐一
配役:小栗旬(家元)
   ユースケ・サンタマリア(オダ・ユージ)
   香川照之(いちご娘)


ナイト ミュージアム(2006)

2007-03-11 | 映画評・コメディー
奇しくもロビン・ウィリアムズ二連発である。
こちらも先行上映で「ナイトミュージアム」を見てきた。
素直におもしろかったです。

いやぁ、ベン・スティラーの笑いは人を選ぶから、全米で二ヶ月間ベストテン入りしてたっていっても、ちょっと構えて臨んだわけだが、これなら万人に勧められるし、お子様連れにも問題なく勧められる。
これ、面白くないといっている人もいるようだが、多分、そういう人たちは博物館が好きじゃないんだろう。またはコメディーにもっと毒を求めている人たちなのかもしれない。博物館好きのrukkiaとしてはぜーんぜん問題無し!ラリー(ベン・スティラー)が歴史の勉強をして対策をたてるところなんかも、好き。

主人公のラリーは口からでまかせはうまいが、でまかせに過ぎないので職を転々っていう感じのお調子者。でも、愛息には心配かけたくない。離縁した妻の今の夫のが経済基盤がしっかりしていて、ちょっと情けない感じ。
臭いホームドラマになったらやだなと思ったけど、子供がかわいかったので許す。まあ、ちょっと設定がウィル・スミスの「幸せのちから」(未見)に似ている気もするのだが…。

さて、「みんなみんな動き出す」ですよ~。
予告編でいいシーンを全部使っちゃってたらやだなと思ったのだが、心配無用、いい感じにドタバタしてて、最後まで飽きずに突っ走った。
途中、ラリーがクサイ台詞をはきまくっても、「こいつ、でまかせ能力の開花か!?」って思えるので笑えたし。
怪しげな前任の夜警の爺さんたちもいい味だしてた。セシル役のディック・ヴァン・ダイクってうわ、御年81歳! そ、そのわりには軽快だわな…。
ジェディダイア役のオーウェン・ウィルソンはクレジットされてない友情出演なんだそうだ。が、そのわりにはすげぇ目立ってたし、すんごく楽しそうにやってたぞ。
IMDbで言語のところを見たらEnglishとしか書いてなかったので、フン族の言葉もコロンブスの言葉もファラオの言葉もでたらめなのかも(^^;;

細かい話芸は米国人じゃないとウケないものもあるかな~と思ったけど、基本はどたばたなので、日本人でも十分楽しめますぜ。
rukkiaは英語字幕でまた見たいかなと。
だって、日本語字幕では「南部にはサザンロックがある」になってたけど、ラリーは「オールマンブラザーズ」っていってたぞ(^^;


萌え度:
好き度:
鑑賞:劇場(2007.3)

原題:Night At The Museum
監督:ショーン・レヴィ
配役:ベン・スティラー(ラリー・デリー)
   ロビン・ウィリアムズ(テディ・ルーズベルト大統領)
   オーウェン・ウィルソン(ジェディダイア)


ナチョ・リブレ 覆面の神様(2006)

2006-11-16 | 映画評・コメディー
ゆるい、ゆるすぎる!
でも、シスターが清楚でステキだったから許す。

タイガーマスクと同ネタとでも申しましょうか、プロレス好きの孤児院の料理人が覆面レスラーになる話。ただし、イグナシオ(ジャック・ブラック)はタイガーマスクみたいに強くもないし、伊達直人みたいにハンサムでもない…。
教会ではレスリングは「罪(sinといっていた)」なので、やってもいけないし見てもいけない。とんでもないことである。が、修道士のいじめ(?)に憤慨したイグナシオは以前自分を襲ったこそどろのスティーヴ(エクトル・ヒメネス)をスカウトしてタッグを組んで参戦するのだった。

まあ、ポスターや予告を見れば見るほど「これって、もしかして、映画に行く気を削ぐ作戦か?」と思わせるへなちょこぶり。映画の中でもジャック・ブラックは惜しげもなくそのプヨ腹をさらし、妙ちきりんな歌をうたい…。

「スクール・オブ・ロック」を期待するとだめかもしれない。しかし、往年の反則プロレスが好きな人なら楽しめるんじゃないかな。
ちなみにrukkiaはプロレスは嫌いだが、これは結構笑えて楽しめた。(生では見たくないけど(^^;)
でもやっぱりプロレスよりグレードアップしたサラダが楽しかったり…。

ナチョは濃すぎる・痒すぎるのでなんだが、ヤセのキャラが結構ウケた。意外と裁縫がうまかったりして…。かなり崩れた容姿(失礼)なのだが、きちんとすればそれなりにかっこいいかもとかすかに漂わせるあたりは演技力なんだろうか(^^;

プロレスのスター・ラムセス役をやっている人(セサール・ゴンサレス)はほんまもんのレスラーみたいだ。リングネームは「Sliver King」らしい。確かに体は立派なプロレス体型。しかしまぁ、よくこんな役を引き受けたもんだよ。
他にもリングの上の人たちは本職プロレスって結構いたんだろうな。

ま、とにかく、全面的に薄汚れてへなちょこな世界の中、清く光り輝くシスター・エンカルナシオン(アナ・デラ・レゲラ)。メキシコの女優さんだ。普通に撮ったらセクシー美女だが、ここではあくまで清楚(あー、最後のほうはちょっとマスカラが濃いと思ったりもしてたけど)。物語にものすごーくメリハリを与えてます
こんなシスターに応援されたら火事場の馬鹿力も出るわな(^^;;;;

ということで、ジャック・ブラックの痒い演技を楽しみたい人にお勧め。
…万人にはお勧めできない…

追記:この作品の元ネタは実話、メキシコで孤児院を立て直すため覆面レスラーをして稼いだという神父がいるらしい。1991年には同じ題材からジャン・レノ主演で「グランマスクの男」(L'HOMME AU MASQUE D'OR)という映画が作られている。


萌え度:いくらなんでも
好き度:黒風味が足りなかった
鑑賞:劇場(2006.11)

原題:Nacho Libre
監督:ジャレッド・ヘス
配役:ジャック・ブラック(イグナシオ/ナチョ)
   エクトル・ヒメネス(スティーヴ/ヤセ)
   アナ・デ・ラ・レゲラ( シスター・エンカルナシオン)
   


ミーン・マシーン(2002)

2006-08-03 | 映画評・コメディー
ヴィニー・ジョーンズ初主演映画「ミーン・マシーン」。
…うーむ、ヴィニー、「スナッチ」の弾丸歯トニーのがよかったな。だって、ダニーは普通の人なんだもん(^^;

これもジェイソン・ステイサム目当てで見た作品である。ジェイソン、イカれた役です。もっとイカれててもいいかなとも思ったけど、なんか楽しそうにやってたぞ。一人だけ少林サッカーしているのだ…。 > 役名もモンクだし…。

刑務所の生き字引ドクをデヴィッド・ケリーがやっている。「チャーリーとチョコレート工場」でジョーじいちゃんをやってた人だ。いい味出してる。

メイン・イベント看守VS囚人の試合が始まるまでのみじめ描写が苦手なので評価が落ちた。早く試合になれと念じながら…、でも1.5倍速にはせずに見たぞ。
トレーニングが始まるくらいから面白くなったけどねー。
何気にガイ・リッチー組にさりげなく出てくるジェイソン・フレミングがサッカー実況役囚人(多分)役におさまっている。

ヴィニーは「X-MEN:ラストスタンド」ではジャガーノート役でヒュー・ジャックマンと、「The Filthy War」ではアルカン役でトーマス・クレッチマンと共演するのだ。演技力に磨きがかかっていることを期待しよう。
(ヒューとは「ソードフィッシュ」でも共演してたけど、あの時はあまり演技力を問われないただの用心棒だったからなー。)

レンタルDVDで見たんだけど、音声に「イギリス公開版」と「アメリカ公開版」ってのが入ってたぞ。もしかしてアメリカ人がわからないばりばりのイギリス英語だったのか!? > かえてみたけど違いがわからん(^^;


萌え度:
好き度:
鑑賞:DVD(2006.8)

原題:Mean Machine
監督:バリー・スコルニック
配役:ヴィニー・ジョーンズ(ダニー・ミーン)
   デヴィッド・ヘミングス(所長)
   デヴィッド・ケリー(ドク)

ミーン・マシーン

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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