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映画評と映画与太話

映画化切望、ドラゴンハンター

2006-11-28 | 
わぉ、是非、アンドリューズ氏の生涯を映画化してくれ!
もう、読み始めてすぐに思いましたです。

つい先日まで、rukkiaの映像化して欲しい本のナンバーワンは「シルマリルの物語」(by J.R.R.トールキン)だった。が、逆転した。「ドラゴンハンター」を元に動物学者にして探険家のロイ・チャップマン・アンドリューズの伝記映画を作って欲しい!
もう、絶対、ハワード・ヒューズなんかより何倍もおもしろいぞ!! < 力んでどうする

ドラゴンハンター
ロイ・チャップマン・アンドリューズの恐竜発掘記


技術評論社

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アンドリューズ氏は知る人ぞ知る、1920年代にモンゴルのゴビ砂漠で探検調査を行ったアメリカ自然史博物館(AMNH:American Musium of Natural History)の探検隊リーダーだ。あの、炎の崖(フレーミング・クリフ)で恐竜の卵を見つけた探検隊だ。
恐竜オタク気味のrukkiaは探検隊の偉業はよく知っていたが、アンドリューズ氏そのものについてはよく知らなかった。プロトケラトプス・アンドリューシーなど、恐竜の種名に名前を残している人だということくらい。そもそも彼の専門は恐竜ではないので、恐竜ファンにとっては探検隊のリーダー以上の何者でもなかったのだ。

アンドリューズさん、無理矢理AMNHに乗り込んで職を得たり、モンゴル探検以前に鯨の研究で日本に滞在してたり、中国の山を駆け回ったり、社交界で探検資金集めをしたりと、すごい活躍ぶりなのだ。
なにより、グラビアのモノクロ写真がハンサムです < それかよ
…奥さんのイヴェットは本文では美女と書かれているのだが、グラビアで見る限りそんなに美人には見えない…。

1884年生まれなので、モンゴル探検の最盛期は40代前後。ここに焦点をあてるなら、是非、今のうちにトーマス・クレッチマンで、それより若い頃の冒険に焦点を当てるならヒース・レジャーあたりでお願いしたいっ。
…アンドリューズさん、顔、薄いのです。
濃い人は彼の片腕マック・ヤング役(車両整備+何でも屋)を。 < この人は亜米利加人的ヒーロー面(^^;
そして渋い人はウォルター・グレンジャー役(古生物学のエキスパート)を。

イヴェットは最初はロイにくっついて世界をまたにかける才色兼備冒険婦人だったのだが、ゴビ探検は危険すぎるということで同行できなくなっちゃって、そのため夫婦関係破綻、という、一般大衆が喜びそうなエピソードにも事欠かない。
彼と別れてからのイヴェットはかなり惨めな末路をたどった感じ(伝記は詳しく書いてないけど)なので、女インディー・ジョーンズなアンジェリーナ・ジョリーというより、もうちょっと惨め演技が似合う女優さんにやってもらいたいかな。

もちろん、炎の崖でのロケは欠かせない。
クラシックなドッジの自動車も、ラクダのキャラバン隊も、北京のラグジュアリーな探検隊本部も、ライフルでのドンパチも、モンゴルの雄大な自然も!

と、一人で盛り上がっているのだが、うー、映画化、誰に頼めばいいのだろうか…。(米国では2001年くらいに出版されているので、すでに話があってもよさそうなのだが)

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