夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

通夜

2020-11-23 02:07:27 | Weblog
昨夜は、遠い遠い親戚のおばあちゃんの通夜のため、佐賀の、その中でもずいぶんのんびりしたところに来てました。通夜を行う葬儀社は、建物が新しく、絨毯も鮮やかでした。座席は、100席用意用意してあったのですが、来られた方はお年寄りばかり10人くらい。お坊さんの読経が終わって、ご散会ください、って言われてもなかなか帰る様子がありません。


そのうち1人のおじいちゃんが、『こればあんたにやろうと思って持ってきた。』と、くたびれたレジ袋に入った葉っぱのついたカブを1つおばあちゃんに手渡していました。
そのおばあちゃんの左手薬指には、おばあちゃんがするにはちょっとゴツメの飾り気のない指輪が2つ重なっていました。『あれ何?』って妻に尋ねると、
『きっとおじいちゃん〔ご主人〕のだと思うよ。』


って、納得するしたやら、ホッコリするやらの、佐賀の、のんびりした町の通夜でした。