ep147 人生は何に賭けても良い。

テレビで，【福男に賭けている男】のレポートを
見ました。
【門が開かれて，本殿まで誰が一番に駆け込むか】
を毎年競って，一番に駆け込んだ人が，その一年
の【福男】になるらしい。。。ってアレです。

これに人生をかけている男の人がいるらしい。

「死ぬまでに一度でいいから，【福男】になりたい！」
という夢を持っている彼は，何年か前に，一度，
最後の曲がり角までぶっちぎりでトップを走って
いたにもかかわらず，最後の曲がり角で，転んで
しまい，悔し涙を飲んだ。。。

彼は，その後，オートバイに乗って高速道路で転ん
だことが原因のケガで，松葉杖を手放せない生活を
余儀なくされる。

でも，【福男】との関わりをなくしたくない彼は，
ボランティアで運営にたずさわったり，懸命のリハ
ビリに耐え，松葉杖なしで，本殿まで懸命に走った
りと，足が不自由になっても【福男の夢】を捨てて
はいない。

≪どんだけ，【福男】になりたいん！！≫


・・・そう思った後，別の思いがよぎった。

「ぼくは【人生を賭けるほとの何か】を持っているか？」

【福男にかけた人生】にどれほどの価値があるのか
僕には理解できないが，そういうものを持っている
彼をちょっとうらやましく思った。

そして，【自分が人生を賭けたもの】にどれほどの
価値があるかを誰かに説明するときに，てっとり早
く【お金】で換算する風潮ってあるよね～って思っ
た。

仮に，誰かに【僕が人生を賭ける何か】を説明する
時に，なんらかの説得力のある【何か】を持ち出そ
うとしている自分はいないか・・・。

≪メジャーリーガーになったら何億もらえる・・・≫

とか

≪何百万の価値がある・・・≫

とか

みんなに共通の価値感を持たせようと，【何億の経済
効果】とか，【いくらの価値がある】とかいうけど，

自分に人生を賭けて悔いのないほどの何かを持って
いるってことの素晴らしさってお金で換算できるの
だろうか。。。って思った。

人生を賭けて悔いのない何かを持てるって素晴らしい。

人生は，何を賭けてもいい！
（ただし，人に迷惑をかけない範囲でね。）

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