里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

霊山 “伊吹山”

2009年07月15日 | 神 仏

登山口近くには、山頂から直接湧き出ている“ケカチの湧(ゆ)”というのがあった。
残念ながら相変わらず素通りしてしまったが、
「その昔、日本武尊がこの伊吹山に荒ぶる神々を征伐に来た時、逆にその毒気に
 やられ、この聖なる水を飲んで正気を取り戻した」
と言われており、それ以来“命の水”とも言われているそうだ。

日本武尊といえば、第12代景行天皇(在位:71~130年)の皇子で、麻生さんの好
きな漫画の世界では“ヤマトタケル”と呼ばれていて、そちらの名前の方が有名だ。
親父の命令を受けて薙剣を振るって活躍して日本を平定した人物だが、流石にこの
伊吹山を攻めるのは(我々同様に)大変キツかったという事だろうか?
山頂にはその死にかけた人の像があったらしいが、見る事は出来なかった。 残念!

伊吹山は、奈良時代に役行者によって開かれた霊山で、
山頂には天台宗大乗峰伊吹山寺(覚心堂)が建てられており、日本七高山霊場とし
て今でも修験者を始めとした多くの人達に信仰されているそうだ。

又、更に古くは、数千万年前に海底火山が噴火して出来た山だそうで、その時代の
さんご礁の名残りが頂上の山小屋前にも残っているそうだ。



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