里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ツリガネニンジンの実生、発芽1.5か月後

2012年05月23日 | 山野草の繁殖
“ササユリ山”へ何度かツリガネニンジンの直播きを試みたのだがどうも旨くいかない
ので、自宅のプランターへ採り播きする方法を試みる事にした。
H23.9.24、採取。

ササユリ山で枯れた実を採取。
H23.10.23、播種。

中には小さな種がたくさん詰まっている。
形は、まるで小さな玄米のような感じがする。

これを、赤玉土:鹿沼土=50:50 へ播種した。
H24.4.9、発芽。

無数に発芽していて、双葉の両端までの長さは、未だ0.6cmしかない。
H24.5.23、発芽1.5か月後。

ハート形の本葉が1枚出てきた。
葉柄の長さは約1cm、葉の径は0.6cmくらいで、未だ随分小さい。

ツリガネニンジン、釣鐘人参(キキョウ科、ツリガネニンジン属)
全国の日当たりの良い山野に自生する多年草。  草丈は30~100cm。
根生葉は丸くて長い柄がある。 茎葉は楕円形で鋸歯があり、3~4枚が輪生する。
花期は8月~9月で、茎から数段輪生した枝の先に、淡紫色で釣鐘形の花が咲くが、花
弁の先は5裂してやや広がり、雌しべが花弁から突き出ている。 ガク片は細くて糸状。
〔名前の由来〕
花が釣鐘状で、根が朝鮮人参を連想させる事から“ツリガネニンジン”と名付けられた。
〔薬効など〕
昔から、 「山で旨いはトトキにオケラ、嫁にやるのが惜しゅうござる」
      「山で旨いはトトキにオケラ、里で旨いはウリ、ナスビ」  
と言われており、若芽は“トトキ”と言い美味しく、根茎も一度塩漬けにして粕や味噌や酒漬けにして食べる。
又、根茎は“シャジン=沙参”と称し去痰薬として用いられる。

トトキ(若芽)
根 茎



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