里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ミズアオイとコナギ

2010年09月15日 | 庭の山野草
共に水田雑草だが、コナギは昔から水田に沢山生えるのでそれを引っこ抜くのに苦労し
た記憶があるが、ミズアオイは今まで見た事は無い。
しかし、そのコナギも、最近は近所の田を見回ってもコナギはおろか雑草一つ生えてい
ない!
多分除草剤の性能が良くなった為なのだろうが、或いはスクミリンゴガイが殖えた事も
影響しているのかもしれない?
ジャンボタニシとも呼ばれ、水稲の幼苗やレンコンの幼葉・幼芽・地下茎、里芋、くわい
等を食害すると言い、水田の除草手段として利用しようという動きもあるそうだ。

〔水田の様子 と スクミリンゴガイの群れ〕


我が家では、先祖が苦労したその水田雑草をわざわざ育てているが、多分ご先祖様は怒
っているだろう!?

〔ミズアオイ(左) と コナギ(右)〕


ミズアオイコナギ(ミズアオイ科、ミズアオイ属)
共に東南アジア原産の一年生の水田雑草で、稲作の伝来に伴って帰化し、本州から九州
で水田や湿地に生育している。
草丈は、コナギは5~15cm、ミズアオイは20~40cmで、ミズアオイの方がやや大型。
どちらも葉の形はよく似ていて、長い柄があり、葉身は細い披針形から心形まで変異に富
み、また成長段階によっても変化する。
花期は9~10月で、共に花弁が6枚の一日花だが、
・ミズアオイは葉よりも高く花茎が直立して先端に穂をつけ、直径2.5~3cmの青紫色の
 花を多数つける。
・コナギは葉柄の基部に葉よりも短い房状の穂を出し、直径1~2cmの紫色の花をつける
 が数は少ない(数個)。
 
〔名前の由来〕
ミズアオイは、水に生え葉の形が葵に似ている事から“水葵”と名づけられたが、昔は葉を
茹でて食べていた事から“ナギ=菜葱、水葱”と呼ばれていた。
コナギはナギ(ミズアオイ)に似ているが小型なので“小菜葱”と名づけられた。
ネットで調べると、このコナギも天ぷら・唐揚げ・お浸し・和え物等にして食べられるそうだ。


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