里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

暑 い!

2008年07月24日 | 政 治
それにしても何日も雨が降らず、兎に角暑い! ヒマワリすら肩を落としている!
まして、遊びまわっているのがバレて、“畑の草とり刑”を喰らっているのでこと
さら暑さが堪える! 

世界も狂ってしまって、8月にはガソリンの値段が190円を超えるらしい。
1京7000兆円もあるといわれる、世界の“マネー”がアメリカに集まり、挙句の果
てに暴走している事が大きな原因の一つだと言われている。

それが、株式や不動産担保証券などへ投資されていたのだが、昨年10月のサブプ
ライムローン(融資残高約150兆円)の焦げ付を発端に住宅バブルが弾けて証券の
値段が暴落し、その証券を買った世界中の金融機関に大損害を与えたばかりか、そ
の影響が今年の5月からの株安につながり、投資先が無くなった“マネー”が新たに
原油や穀物を投機対象にマネーゲームをやっているから高騰するという訳だ。

サブプライムローン問題は、その後この証券の信用を保証したモノラインと呼ばれ
る保険会社にも及んだが、ここ暫くどうやら落ち着きを取り戻したかのように見えた。

ところがだ! 
ここに来て、信用力のある人達向けのプライムローンの延滞も増え始め、アメリカ
政府支援の民間会社“ファニーメイ”、“フレディマック”2社の累積赤字は5.6兆円
にも達し、経営不振が取りざたされ始めたという。
両社とも住宅ローン債権を買い取り、それを証券化し保証をつけて市場で売ってい
る会社で、保有又は保証している住宅ローン関連資産は約556兆円、その内の約160
兆円を海外の金融機関が保有しているそうだ。
どの金融機関も、米国政府支援の会社だからという事である程度安心して買ったの
だろうが、政府が保証をしているわけではないのでこの証券の値段が下がると、又
大損害を被る事になる!

日米の低金利政策で市場に溢れたお金が、かなりこの“証券”投資に使われたと言
い、それに加えて原油や穀物などへの投機にも使われているそうだ。

考えてみると、我々が銀行に貯金したり証券会社の商品に投資した、生活防衛の為
のなけなしのお金の一部も、このような不動産担保証券や原油や穀物などの投機に
回され、その他にも厚生年金などの一部も投機に回っているという事だ。

それが翻ってガソリンや穀物などの暴騰につながり、やがて証券の値段が暴落する
と銀行や証券会社からの配当の激減や元金割れにつながるのだからやりきれない!

しかも、世界の首脳が札幌に集まってご馳走をたらふく食べて話し合っても、この
投機を抑え物価を下げる事は全く出来ない! 今や世界は機能不全に陥っていると
しか思えない?

ますます暑さが堪えるという訳だ! 「政治家ども、しっかりしろ! 」だ!!