里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

恐怖のチャドクガ!

2008年07月04日 | 動 物
出入りの植木屋から、
「今年は、チャドクガが大発生しているから注意して下さい!」
「頼まれて幼稚園の毛虫の大群に殺虫剤を撒いて退治してあげたのだが、
 “後は自分達で始末する”と言うので任せたところ、死んだ毛虫を掃き集めた数
 人が病院に走りこむ騒ぎになった」「そんなに危険とは知らなかった!」
との電話があった。

調べて見ると、厄介な事にこのチャドクガ、幼虫は毒針毛をたくさん持っていて、
触れると激しいかゆみに襲われ発疹ができるらしい。 
しかもその毒針毛は、幼虫が脱皮した殻に残り、蛹の表面や繭にもくっついている
上に、ご丁寧な事に雌成虫は腹に毒針毛をくっつけて飛びたち、 それを卵塊にな
すりつけるという念の入れようで、つまり卵から成虫まで全部危険なのだそうだ。

植木屋の話では、
「幼虫は、最初は群がってチャノキやツバキ・サザンカの葉を食べて成長し、やが
 て大きくなると散ってしまう」「発生初期ならアースなどで簡単に殺せる」
そうなので、早速庭の植木を点検してみた。
すると、居る! 居る! チャノキとツバキの2~3個所に集団が整然と並んでいる。
気持ち悪いが、「シュー!」とひと吹きしてさしあげた。


念の為に庭全体を点検してみたが、何と玄関先の台杉の上の方へ蛹と幼虫の集団が
居る! 脚立に上ってこれも「シュー!」とひと吹きし、蛹は高枝切りで切り取っ
て処分したが、こちらは何者か?だ。 ヤレヤレ、次から次へと気持ち悪うー!!
毛虫

枝が少し少なくなって良く見通せるようになったが、何と鳥が巣を作って親鳥が中
で座っている! 玄関先で人が始終出入りする所へ、まるで忍者が潜むように鳴き
声ひとつ立てずに居るとは、「お主、出来るな!」 だ!
玄関先の台杉鳥の巣