里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

毛無山(2)

2008年07月18日 | 野外講座
昨日は、山野草の野外講座に参加した。
場所は、
一昨日行った“毛無山”の南にある“毛無山”で、吾妻山の南に位置し“福田頭”
とも呼ばれている山だ。 どうも毛の無い山が多くて紛らわしい!

山麓にある“公共の宿、かさべるで”に到着。
正面に見える山の向こう側の谷を福田頭と井西山との鞍部にある大波峠を目指し、
山麓から中腹の“二の滝”まで探索した。

その結果、私が初めて出会ったのは次の3種。 花の少ない時だけに余計に珍しく
感じた。
コイケマ
(ガガイモ科、カモメヅル属)
関東地方以西でやや湿った山地に
自生するつる性の多年草。
イケマよりやや小型なので、
“小イケマ”と名づけられた。
イケマはアイヌ語で大きな根の意。
花期は6~8月だが、画像は
未だ蕾。
アサギマダラの食草。
<>ツクシガシワ
(ガガイモ科、カモメヅル属)
中国地方以西でやや湿った林内に
自生する多年草。
茎は直立するが、先の方はつる状
になる。
花期は6~8月。 (→花)
名前は、筑紫に生育し柏に似た葉
を持つ事から名づけられた。
ミゾホオズキ
(ゴマノハグサ科、ミゾホオズキ属)
全国で山地の湿地や溝に自生する
多年草。

花期は6~8月。

名前は、溝に生えホオズキに似た
実をつける事からなづけられた。

その他にも特に珍しくは無いが、花や実の形の面白いものもあり、ツノハシバミ・
ヒメコウゾの実は熟すと食べられるという。 
試しにヒメコウゾを食べてみたが、結構甘みが強くて美味しかった!
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シオデの花(→葉)ツノハシバミの実(→葉)
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トチバニンジンの実(→葉)ヒメコウゾの実(→葉)