里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

福山城外堀遺構の保存

2008年07月19日 | 歴 史
この度福山市は、
福山駅前地下に見つかり撤去する予定であった、嘗ての福山城外堀遺構を保存する
事に方針変更するという。
新聞報道によれば、
・地下部分については、遺構はそのまま残しその南に送迎場を建設する。
・地上部は従来の方針通りにタクシーやバスの乗り場とし、利便性を確保する。
という事らしい。

そうなれば、今新幹線のホームから南に見える遺構は地下にスッカリ隠されてしま
い、殺風景なタクシーやバスだけを眺める事になる!

(新幹線ホームから見える外堀遺構→拡大)
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新幹線の北には福山城が見え、南に外堀が見え、その間を新幹線が通り抜けるとい
う姿の方がよほど絵になると思うのだが、政治家やお役人には経済の合理性しか考
えられないらしい。

将来の人口も、
2005年(12,777万人)から2055年(8,993万人)の50年間で約3800万人も減るとい
うのに、未だせっせと拡大路線を突っ走ろうとしているように見える。

多少不便でも良いから、もっと落ち着いた潤いのある世の中にギアチェンジする時
がやって来たのだと思うのだが、如何なものだろうか?
福山駅ホームから直ぐ北に見える福山城
福山駅南の外堀再現案(福山駅前水辺公園プロゼクトによる試案)