里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

房状に咲くウツギ達の見分け方

2006年05月28日 | 花 木
ヒメウツギ、ミツバウツギに続いてようやくウツギが咲き始めた。

このウツギ達はいずれも房状の花を着け、一寸見ただけでは分かり難い様に見え
るが、意外に簡単に見分けられる。
一番分かりやすいのはミツバウツギ。名前の通りに小枝の先に3枚の葉をつける。
ヒメウツギとウツギは少しだけ難しいが、ウツギの方が茎や葉に毛が多く触った
時にカサカサした感じがする事と、葉の鋸歯(葉の縁の鋸の歯に見える部分)の
大きさが小さい事から見分ける。
(ユキノシタ科)ヒメウツギ(ミツバウツギ科)ミツバウツギ
(ユキノシタ科)ウツギ

所で、このウツギ、
名前の由来は、茎の中心が空洞である事から“うつろな木”の意味で、ウツギ
(空木)と名付けられたそうだが、意外にも材は硬く昔は木釘として使用されて
いたと言うから、結構 “芯(?)が強い” らしい。
又、別名を「卯の花の…」と歌われるように“卯の花”とも呼ばれるが、これは
旧暦の卯月(新暦の5/上~6/上)に花が咲くからだそうだ。
しかし、「におう垣根に…」については?だ。 ヒメウツギは良い香りがするが
ウツギは余り香りがしない。