里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

新1年生?、ヒメハギ、フデリンドウ

2006年05月20日 | 山野草
日当たりの良い山裾に、10cmにも満たない小さな花が咲いていた。
まるでピカピカの1年生の様にチビで可愛い花たちだが、観賞する為には地面に
顔をくっつけて逆立ちしなければ見えない程だ。

(ヒメハギ科)
 ヒメハギ
 花期:4~7月
 草丈:10~15cm




ヒメハギの名前の由来は、マメ科のハギ類に似ていて、しかも小形で可愛い事か
ら“姫萩”と名付けられたそうだ。


(リンドウ科)
 フデリンドウ
 花期:4~5月
 草丈:5~10cm




フデリンドウの名前の由来は、蕾の形を筆の先に見立てて“筆竜胆”と名付けら
れたそうだ。

虫えい(チュウエイ)

2006年05月20日 | 動 物
山道を歩いていると、傍らのアベマキに大きさが4~5cmもある、いかにも美
味しそうな実がなっていた。
昔、子供の頃にいかにも美味しそうなので少し齧って、酸っぱい思いをした事を
思い出し、思わず生唾を飲み込んだ。

その後、これが“チュウエイ”と呼ばれる物で、アベマキに蜂の一種が産卵し、
寄生した為にその部分が異常発育してコブ状(俗に言う虫コブ)になった物であ
る事を知ったが、幸いな事に当時は味見の為に少し齧っただけだったので、中に
居る蜂の幼虫を食べずに済んだが、下手をしたら蛆虫みたいな奴を食べていたか
もしれない!

蜂以外にも、アブラムシ、双翅類などの昆虫が色々な植物に寄生して、固有の虫
嬰を作るそうだが、果物に間違えてくれぐれも口にしないようにご用心あれ!