一僧侶の日常の思いを語る
沙門の法話
時空を超える
先日テレビである電車事故で亡くなった若い学生のエピソードを紹介していました。
その方は子供のころから正義感が強く、スポーツマンで頭のいい好青年でした。
ある女子高生との話。彼女は電車で同じ車両に乗るだけの出会い。でもある日、痴漢をされて怖くて動けなくなっている時にその彼がすぐそばに来て守ってくれて。
それ以来、満員電車の時に声かけず、話すこともせず、名前の知らない彼はいつもそばで痴漢をされないように目をみはってくれるようになりました。
彼女はだんだんと彼に恋心をいだくようになる。でも背も高くかっこいい彼には彼女がいるはずと思い。
ある時、ふと流れるテレビのニュースに彼女は釘付けになりました。列車の脱線事故で命を落としたのはまさしくいつも同じ車両にのっていたその彼。悲しくて、辛くて。
ボクシングをしていた彼のジムをニュースで知ることができ彼への感謝をご両親につたえてほしくて手紙を書いたけどジムが移転したばかりで送り返されてきて、そのまま月日がながれて。
たまたまそのジムから井上尚弥さんがチャンピオンになり、メールを送りそれが無事に両親にとどくことに。
それがきっかけでこうしてテレビで放映されて彼の存在を知り、心を動かされる人が私のように増えました。
人は亡くなると星になるといいます。星は恒星。つまり太陽です。でもその太陽の光は大昔に発せられたものが今こうして自分たちの目に届いているのです。
目に見える星は限りなく遠い存在。
そして旅立った魂もこの世では二度と会えない遠い存在。
ただそれはこの世の世界だけのこと。霊の世界からすれば距離や時間という概念はなくなります。
つまりその存在は思い続けていれば永遠になるのです。
私たちも自分にとって大切な人を思い続けることはいつまでも霊的にはすぐそばでつながっていることになります。
ちなみにその彼も彼女のことを好きだったと思うのです。二人の縁もどこか時空を超えていて心温まります。
その方は子供のころから正義感が強く、スポーツマンで頭のいい好青年でした。
ある女子高生との話。彼女は電車で同じ車両に乗るだけの出会い。でもある日、痴漢をされて怖くて動けなくなっている時にその彼がすぐそばに来て守ってくれて。
それ以来、満員電車の時に声かけず、話すこともせず、名前の知らない彼はいつもそばで痴漢をされないように目をみはってくれるようになりました。
彼女はだんだんと彼に恋心をいだくようになる。でも背も高くかっこいい彼には彼女がいるはずと思い。
ある時、ふと流れるテレビのニュースに彼女は釘付けになりました。列車の脱線事故で命を落としたのはまさしくいつも同じ車両にのっていたその彼。悲しくて、辛くて。
ボクシングをしていた彼のジムをニュースで知ることができ彼への感謝をご両親につたえてほしくて手紙を書いたけどジムが移転したばかりで送り返されてきて、そのまま月日がながれて。
たまたまそのジムから井上尚弥さんがチャンピオンになり、メールを送りそれが無事に両親にとどくことに。
それがきっかけでこうしてテレビで放映されて彼の存在を知り、心を動かされる人が私のように増えました。
人は亡くなると星になるといいます。星は恒星。つまり太陽です。でもその太陽の光は大昔に発せられたものが今こうして自分たちの目に届いているのです。
目に見える星は限りなく遠い存在。
そして旅立った魂もこの世では二度と会えない遠い存在。
ただそれはこの世の世界だけのこと。霊の世界からすれば距離や時間という概念はなくなります。
つまりその存在は思い続けていれば永遠になるのです。
私たちも自分にとって大切な人を思い続けることはいつまでも霊的にはすぐそばでつながっていることになります。
ちなみにその彼も彼女のことを好きだったと思うのです。二人の縁もどこか時空を超えていて心温まります。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
« 負けるか | 生まれ変わり » |
心が暖まりました。