疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

秘太刀馬の骨

2005年09月12日 07時51分48秒 | 映画・ドラマ
現在NHKでやっているヤング時代劇 「秘太刀馬の骨」ですが、私は
藤沢周平の原作を読んだ後に、先日 第4話を見ました。

原作では、いま内野さんがやっている石橋銀次郎というのは、基本的に敵役で
すこし狂気を帯びている、銀次郎にいやいや付き合う半次郎が主役となるわけ
ですが、なんだか第4話を見た限りでは、その辺りは、なんだかちょっと
違う風にアレンジされているみたいですね。

丁度「こぶし割り」の話だったのですが、どうも決闘の場面を俯瞰で
延々長回しにしたり、妙なCGを使ったり、エンドクレジットのCGで
近藤等則がラッパ吹いてたりと、「変わったことをしよう」という
志にはあふれているのですが、成功しているとは言い難いですね。

なにより、「こぶし割り」という技は、鋭い小手打ちなのですが、
それが振りぬいたような、早い動きではなく、なんだか手に木刀が乗っかった
絵をポンと見せていたところに、「フェイク感」がぷんぷん匂いました。

どうなんでしょう?NHKは社内評価が非常に厳しいところですが、
クリアーできているんでしょうか?
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大河ドラマ 80年代 その1 「おんな太閤記」

2005年09月12日 07時42分05秒 | 映画・ドラマ
NHKの大河ドラマは1968年ごろ始まり、1971年の「勝海舟」のあたりから
国民ドラマとして定着していました。
「黄金の日々」なども70年代の名作です。
そして80年代に入ると何と言っても、1981年の、橋田壽賀子脚本
「おんな太閤記」のヒットがありました。
これは西田敏行が太閤秀吉となり、その第一の妻 ねねを佐久間良子が
演じたのですが、ちょっとカミサン女房で、尻に敷かれているところが
非常にリアルで、子供だった私にも楽しく見られたのを思い出します。

たしか同時期に西田敏行は「もしもピアノが弾けたなら」をヒットさせていて、
ベストテンに出演時に佐久間良子がゲストで出てきて「ああ、おっかあ」とか
なんとか呼びかけていたのを思い出しました。

この「おんな太閤記」の前半のあるエピソードのなかで、まだ貧しく足軽だった
藤吉丸が、ねねと一緒に菜っ葉汁を食べるシーンがあるのですが、その菜っ葉汁、
今から思えば、ねぎとニラと、白菜の鍋でしたが、つまり草だけが入った鍋が、まあおいしそうに見えるわけですよ。
この辺は西田敏行の演技力と、「おしん」で大根飯を流行らせた橋田壽賀子の
腕なんでしょうね。
それ以来、主に野菜の入った鍋は私の大好物になりました。


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