つんくという歌謡曲作家をどう考えるか?
これは21世紀の日本の歌謡曲を考える際に非常に重要な
ことです。
そこで彼の作品をいくつかのパターンに分けてみたいと思います
①ニックニューサー型
これは、いわゆる「シャ乱Q」っぽい曲のことですが、
ロックと言っても、演歌っぽいこぶしが効いていて、これが都市のオトナの
心の琴線に触れることが多いのです。
これは元をたどればニックニューサーの「サチコ」やら、BOROの
「東京で生まれた女」、もんた&ブラザースの「ダンシング・オール・ナイト」
など大阪ロックの伝統でもあります。
「ずるい女」「シングルベッド」(シャ乱Q)
「しゃぼん玉」「抱いてHold on me」(モーニング娘。)がその典型です。
特に「抱いてHold on me」は、その灰汁がモー娘。の初期の魅力の一つでした。
②ジャンルソング型
これは、音楽のジャンルの典型的なメロディー進行や、コード進行を強く
意識して、そのジャンルがもともと持つイメージを利用するというものです。
いわば音楽的引用を用いる方法で
むかしからボサ歌謡・スカ歌謡・テクノ歌謡といったものがありますね。
つんくの特徴は、その裾野が広いというか、いい意味で広く浅く
いろんなバラエティーの典型的なメロディーを持ってくることですね。
スカ系は「ちょこっとLOVE]・テクノ歌謡はWの一連の作品
パンク歌謡が「This is 運命」
1920年代のチャールストンを意識したのが「ザ・ピース」ですね。
③ソフトロック型
これは、1970年代初頭に流行った、「フリーデザイン」初期「ガロ」など
にみられる、いわゆるソフトロックの系譜を引くものです。
ガロの「世界はメリーゴーランド」などはその典型です。
「でっかい宇宙に愛がある」がつんくワークスの中ではあげられますが、
ハロプロ全体のために書いた曲は、大体この部類に入ります。
こうしてみると彼の名声を高めた「Love マシーン」は、この何処にも属さない
ことに気がつきます。あえて言えばディスコ歌謡ですが、それほど強い引用がないので、この曲が彼の文脈の中にある曲ではなく、天から降りてきたインスピレーションで書かれた上に、ダンス☆マンのエッセンスが非常に強い曲だったと
言えるでしょうね。
これは21世紀の日本の歌謡曲を考える際に非常に重要な
ことです。
そこで彼の作品をいくつかのパターンに分けてみたいと思います
①ニックニューサー型
これは、いわゆる「シャ乱Q」っぽい曲のことですが、
ロックと言っても、演歌っぽいこぶしが効いていて、これが都市のオトナの
心の琴線に触れることが多いのです。
これは元をたどればニックニューサーの「サチコ」やら、BOROの
「東京で生まれた女」、もんた&ブラザースの「ダンシング・オール・ナイト」
など大阪ロックの伝統でもあります。
「ずるい女」「シングルベッド」(シャ乱Q)
「しゃぼん玉」「抱いてHold on me」(モーニング娘。)がその典型です。
特に「抱いてHold on me」は、その灰汁がモー娘。の初期の魅力の一つでした。
②ジャンルソング型
これは、音楽のジャンルの典型的なメロディー進行や、コード進行を強く
意識して、そのジャンルがもともと持つイメージを利用するというものです。
いわば音楽的引用を用いる方法で
むかしからボサ歌謡・スカ歌謡・テクノ歌謡といったものがありますね。
つんくの特徴は、その裾野が広いというか、いい意味で広く浅く
いろんなバラエティーの典型的なメロディーを持ってくることですね。
スカ系は「ちょこっとLOVE]・テクノ歌謡はWの一連の作品
パンク歌謡が「This is 運命」
1920年代のチャールストンを意識したのが「ザ・ピース」ですね。
③ソフトロック型
これは、1970年代初頭に流行った、「フリーデザイン」初期「ガロ」など
にみられる、いわゆるソフトロックの系譜を引くものです。
ガロの「世界はメリーゴーランド」などはその典型です。
「でっかい宇宙に愛がある」がつんくワークスの中ではあげられますが、
ハロプロ全体のために書いた曲は、大体この部類に入ります。
こうしてみると彼の名声を高めた「Love マシーン」は、この何処にも属さない
ことに気がつきます。あえて言えばディスコ歌謡ですが、それほど強い引用がないので、この曲が彼の文脈の中にある曲ではなく、天から降りてきたインスピレーションで書かれた上に、ダンス☆マンのエッセンスが非常に強い曲だったと
言えるでしょうね。