疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

物語の終焉

2005年04月21日 23時01分32秒 | 歌謡曲
最近、あんまりモー娘。のことが芸能面に話題にならないなぁと
思っていたら、矢口真理の脱退のことが報じられましたね。

ナンでしょう?ボクは思うのですが、このモーニング娘。という
グループは確かにつんく氏の楽曲の、センスのよさもあったのでしょうけど、
まず、ASAYANで「あるアイドルグループのデビューまでの軌跡を追ってみよう」
ということで立ち上げた、企画アイドルであるところが大きかったんでしょうね?
そこで、作られた物語、つまり平家みちよに総合力では敗れたけれど、
無限の可能性を秘めた原石であった安倍なつみという少女を、北海道から連れ出して、
同じ北海道人のライバル飯田香織やら、ちょっと怖い先輩 中澤裕子などを
絡ませて、人間関係をあおった、少女達の人間ドラマ物語だったわけです。

そしてその大きな物語は、昨年の安倍なつみの卒業で一つの幕を迎えてしまったわけですね。

そう考えると、彼女達を本当にプロデュースしたのはつんくではなく、あの物語の台本を書き、
そのとおりに仕上げた、タカハタ秀太氏をはじめとする作家陣と
ASAYAN演出陣の、テレビディレクター集団と言うことになりますね。


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タイガー&ドラゴンと女形と落語について一考察

2005年04月21日 22時48分04秒 | 演芸
先日TBSのタイガー&ドラゴンを見ました。
落語ドラマとしては、まあなんというか、
入門編という感じだと思いますが、私としては楽しみました。
「芝浜」という落語を代表する噺を知っているかどうかで
ずいぶん趣は違ってくるんじゃないかとは思いますがね。

前座は毎日高座には出ないとか、前座がそんな「芝浜」みたいな大ネタは
やらないとか突っ込みどころはいっぱいありますが、それはそれ、
いいんじゃないでしょうか?
ただ、阿部サダヲの役はもっとはじけてもいい気がします。
要するにあれはペーさんですよね?

で、一つ感心したのは西田敏行の落語がとても上手いということでした。
そう考えるとやはり、落語と言う表現形態は、演劇の一分野なんですかね?
一人芝居・朗読劇などに非常に似通っているとするならば、演技の勉強をした
一流の役者が、落語をやってもうまいというのは、至極当たり前のような気がします。

そう考えて、私はふと小朝師のことを思い出しました。
彼の高座を見ると、女性の表現力に無類の力を発揮していることが良く分かります。
そう考えると、彼は女形なのかもしれませんね。

女形の落語家は他には、好楽とか菊之丞とか、志らくもそうなんですかね?とかが思い浮かびます。
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