疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

林家正蔵 襲名披露を見ました

2005年04月04日 03時00分08秒 | 演芸
今日、仕事が休みだったので新宿末広亭に行ってきました。
そう!林家正蔵 襲名披露公演をやっていたのです。
ネットではすでに椅子席が完売していて、当日券は5時から発売という
ことで3時半に行ったら、すでにおじいちゃんおばあちゃんで100人ほど
並んでいました。

今日の出演者
前座  林家ぼたん (木久蔵の弟子 女流)
物売りのネタ いわし屋・ふるい屋・古金屋のやつ 
    声はいい。 
二つ目 林家きくお (木久蔵の息子)  木久蔵をネタにした漫談
    外人が英語の刺青を彫っていると言うネタ 「野菜」は笑った
ぺぺ桜井  ギター漫談。 ベテランで凄く面白い
      ギターが小粋で、良かった
林家たい平  若手の爆笑派だけあって、場内も早くも大爆笑 ヒートアップ!
       パンフレットを読んでいた客に「今、パンフレット読んでる場合じゃ
       無いですよ!お客さん」は爆笑
       電車の車掌さんネタもよし!
林家いっ平  正蔵の弟 でもあんまり面白くない。カミカミ
       兄の話をしていたら、正蔵乱入。そのときだけちょっと笑いが・・・。
翁家勝丸  大神楽 しかし失敗ばっかり。
橘家円蔵  元祖エバラ焼肉のたれ!くすぐりをいっぱい入れながら、
      「道具屋」を短縮バージョンで。
鈴々舎馬風 落語協会副会長  漫談  年季の入った漫談派なので同じ漫談でも凄く面白い。 

口上  小朝・鶴瓶・木久蔵・正蔵・円蔵・馬風の順で並ぶ
    鶴瓶と馬風が面白い

春風亭小朝 居酒屋亭主と客の設定での時事ぼやき漫談。
      しかし実力の高さを見せ付けるように、ビックリするほど面白く、しかも
      その人物設定、空間設定も生き生きと伝わる 第一級の噺に・・。
      「最近の歌は・・・。」というぼやき漫談のなかに浜崎あゆみの歌が
      出てきたときにはビックリ!「平井堅の『瞳を閉じて』は、ありゃ
      『瞼を閉じて』だろ?」は納得。
林家木久蔵 先代正蔵の形態模写 木久蔵の持ち芸
      バスケットボールを見ていた先代正蔵の噺が中心
笑福亭鶴瓶 最近鶴瓶が取り組んでいる「私落語」の一つ「青木先生」をやる。
      ものすごく爆笑。
      高校時代に延々繰り広げられた、男子校のいたずらの数々。
      新作落語としてはとにかく高レベルであることは間違いない。
      上方落語らしく、演台が出てきたのは嬉しかった。
      あの拍子木のようなものを叩くとテンポが凄く出る。
林家ニ楽  紙きり 正蔵の似顔絵を切る。ものすごく似ていた
林家正蔵  「子別れ」をやる。
      前半 職人が木場に向かって歩き出すまでの、腕の良い職人という
      設定を語る部分がちょっとごちゃごちゃしていた。
      しかし後半 職人・子供・別れた奥さんの演じ分けは良かった。
      いろんな人が「今の正蔵は古典に真剣に取り組んでいてイイ!」と
      言っているのでどうかと思ったが、確かに期待以上に上手くなってる。
      これから爆笑派ではなく人情派として良い噺家になりそう。
      何人も場内では泣いている人がいた。

全体的に非常に豪華な興行で、1時間半並んだ甲斐がありました。
4月8~10はこの面子に三枝さんが加わるとの事。
すごいですね。
  
コメント (1)
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