素敵な真鍮ドアノブが壊れたので
修理したリンキチです。
鎌倉リノベ古民家の我が家ですが
リノベの際に各部屋用の建具を
あえて中古品で用意しました。
リノベされた室内に古い昔の建具を
使用する事によってさらに良い当時
の雰囲気が醸し出せるであろうと。
築50年古民家とはいえ、もともと
あった建具で「雪見障子」などは
再使用しましたがそれ以外は
それほど見栄えもしなく、より良い
雰囲気でもなかったのでヤフオク
にてガラス窓付の中古建具を何枚か
ゲットしました。
そんな古建具の一つで何度か紹介
しているリビングドアですが
なかなか雰囲気のいい真鍮の
小振りなドアノブが付いてました。
汚れていて動きもシブかったのですが
研磨してCRC吹いて快適に使用可能に
なったのですが先日、普通に閉めたら
壊れました。
このようにノブを回し、戻した
状態でラッチボルトが引っ込んだ
まま戻ってこない。
ラッチボルトというのはノブを
回すと引っ込むこの三角の
部分のこと。
直せるか判らないけどとりあえず
錠ケースを外して分解して何が
起きてるか確認します。
錠ケースを開けてみると、なんと
いうことでしょうー。
案の定、スプリング折れてまーす。
心も折れまーす、けど気をとり直して
修理することに。
いわゆるキックバネというやつです。
錆びてもいるので古くて経年劣化
でしょう。で、まず同じ形のもの
は入手できないだろうと考え、
作りました。カーテンフックを
曲げて元々のキックバネ形状に
似せて。
ただ材質が違うのでいまいち、
しなやかさがありません。実は
一回組み込んで失敗したもの。
押し込まれるとバネの機能を
果たせず、曲がって形状を
記憶してしまいます。
とりあえず1日ぐらいは使用
できましたがラッチボルトが
だんだん戻らなくなってきた
ので再度、材料を変更して
製作し直しました。
こんな形のスプリングを材料として
使用します。
真っ直ぐな部分のみを使用して再製作。
出来ました。スプリングの素材だけ
あってしなやかな曲がりがあります。
丸い部分がちょっと雑でいわゆる
やっつけ仕事ですが機能重視。
とりあえずE感じ~。いいね!
製作したやっつけキックバネもどきを
再組み込みの図。超E感じ~!
どうでもいいね!
錠ケースを閉じると、なんという
ことでしょうー!素晴らしく
きれいにラッチボルトが戻ってきます。
もちろん、スプリングも効いていて
ラッチボルトはノブ回して引っ込み、
ノブ離せば出てきます。ということで
無事作業終了。
でも実はキックバネってこんな風に
1から作らなくてもホームセンター
行けば近い形状のものが売ってたり
する事を作業後に知りましたとさ。
まぁ、関係ないね!By 柴田恭平