りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

斜陽。

2010-10-15 | Weblog
ちょうど一週間前。

浜田省吾の新しいアルバムとDVDを購入した。
今回のアルバムは、ここ数年、デビュー30周年を機に不定期で発表している
ベストアルバムシリーズ(こんな表現も珍しいな)の1枚で、内容的には、
過去のアルバムの中から、戦争や環境や人間社会など、社会的なテーマを主眼に
置いた楽曲のみを厳選したアルバムで、言わば、今や浜田省吾の代名詞になっ
てしまっている感もある「メッセージ・シンガー」の側面を全面に出した
アルバムとDVDである。

・・・と、今回は、別にアルバムの説明をしたかったわけじゃない(笑)
書きたいのは、そのアルバムの購入方法である。

今回、このアルバムとDVDはAMAZONで購入した。
そう、インターネット有数のショッピングサイトである。
しかし、別に今回が初めてではない。
CD、DVD、本、雑貨、子どものおもちゃ・・・etc
今までもAMAZONで色んなモノを購入してきた。

しかし、今回の浜田省吾のアルバムとDVDは、今まで購入した商品と決定的に
違うことがある。

それは、今回のアルバムとDVDは、AMAZONで“予約”した、ということだ。
今まで僕がAMAZONで購入してきた商品は、数年前、もしくは十数年前に発売され、
すでに実際のショップでは限りなく購入不可能なモノばかりだった。
半ば手に入れることを諦めていた商品の名前を検索し、見つかれば“お、ラッキー☆”と
独り言でも呟きながら、クリックひとつで購入してきた。

便利だ。
本当に便利だ。

これはネット社会になって、大きく変わったことのひとつかも知れない。
言わば、失ったり、手に入れられなかった“過去”を、簡単に取り戻せるのである。
大袈裟な表現かも知れないが、たまに僕は本気でそう思うことがある。

しかし、新譜や新商品ならばそんなことをしなくてもよかった。
上述した表現に沿って書くならば、それは“今”であり、“未来”だからだ。
・・・ちょっと気張り過ぎだなぁ。もっと、平易な文章で書こうっと(^_^;)

要は、近所のお店で予約して購入すればよかったのだ。

しかし、事態が変わった。
長年アルバムやビデオやDVDを予約~購入していたレコード屋(CDショップという
よりもこの表現の方が似合っている)が閉店したのだ。

寂しかった。

その店で初めて買ったレコードは「およげ!たいやきくん」だった。
ピンクレディー、小泉今日子、さだまさし、佐野元春、ビートルズ、ビリージョエル・・・etc
この30数年間の間にその店で購入したレコード、CDは数え切れない。
まだポイントカードも残っていたのに(笑)

まぁ、そんな経緯もあり、今回AMAZONで予約~購入したわけである。

CDショップは、今、明らかに過渡期を迎えている。
いや、過渡期などとうに過ぎて、今や斜陽状態なのかもしれない。
それは同じくレンタル業界も同じことだろう。
あと数年、十数年もすれば、完全に過去の産物になってしまうかもしれない。
本当に寂しいことが、ネット購入の方が、格段に楽で便利で安いのだから、
これはもう誰にも止められない動きだと思う。

こうやって書いていて、ふと、心の片隅で思った。
最近、街角の小さな“喫茶店”っていうのも、見なくなったなぁ。
コメント
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