ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

やるときゃやるよ米大学

2009-07-23 17:32:23 | Weblog
アメリカの私立大学の授業料はとても高い。年間4万ドル(400万円)が相場だ。これで寮費+教科書代が入ると年間5万ドル(500万円)かかる。4年で卒業できたとしても20万ドル(2千万円)がぶっ飛ぶ訳だ。
一体どれだけの人が元を取れるのだろうか・・・・。
その前にこれだけ払ってどんだけの知識を得られるかが疑問でもある。が、大学というのは人生の人脈にも大きな貢献を果たす大切な場なので、勉強だけがすべてということもない。大学時代に勉強のべもしなかった私でも、大学に行ったのは今になって生きている。父よ,母よ、行かせてくれて、ありがとう。

LAにあるUSC(南カリフォルニア大学)は人気私学の一つだが、実はここで働く職員(教授や一般職員)の子弟で、ある一定の成績をおさめている学生は、授業料が免除される特典がある。
ある一定の成績がどれだけか、職員が職員と見なされる諸条件は不明であるが、ともかくそういう特典があるのだ。
たとえ時給が$8だったとしても、子を思う親だったら辞めないだろうなあ。
まあ、子供がUSCに行きたくないと言われたら、元も子もないだろうが。

別件では、最近UC IrvineというUC系列の大学にLaw Schoolが設立された。
優秀な生徒を確保するために、UC Irvineが取った対策は、今年入学したLaw Schoolの学生は全員3年間(だったと思う)授業料免除という大胆な特典を与えた。すると、今までハーバードやらIVYリーグなど名門校に行っていた学生が、どっとアーバインに入学したというのだ。学校の目論みは多いに当たり、エリート校の風評を一気に作り上げた。

日本じゃ、まずありえないな。
大学が同じことをしても日本人はお金を出してもやっぱり有名大学に行くんじゃないのかな。







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4 コメント

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Unknown (ひろりん)
2009-07-24 20:08:37
オーストラリアでは私立大学は確か一校しかなく、全部公立ですが、それでも留学生は文学部で年間120万円ぐらいかかるのではないでしょうか。(安い?)アメリカはやっぱり高い?でも、アメリカの大学院は奨学金も多いし、Tutorのバイトをさせてくれるという噂ですが。

私がOZに留学していた時には英語のテストに通れば政府の補助金が出ていたので、年間60万でした。(当時はドルが強かったので、78万ぐらいか?)これが取れないと、100万かかっていました。(ドルの強さを考えると、130万?)しかし、物価が安く、生活費が年間6000ドルで(高く見積もって78万)、しかも銀行の利子が10%以上ついていたので、かなり生活は日本に比べて楽だったように思います。(今はそうじゃないよ)。

日本人の有名大学思考はかなりのもので、やはり入れるものなら有名大学へみな入りたがりますね。男性はやはりアメリカを目指す人が多いのかもしれません。女性はそれでも危険性などを考えてオーストラリア留学をする人が少なくないように思います(思い切り日本女性の比率の多いオーストラリア)。オーストラリアは英語がなまっているので日本に帰った時に…ということを心配される方もおられますが、そのとおりです。思い切りなまっています。心配そのままですから。

ところで、ぞなさんは、どうしてアメリカになさったんですか。

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なんで? (ぞな)
2009-07-25 16:12:36
どうしてオーストラリアには私立大学が一校しかないのですか? オーストラリアは社会主義じゃないですよね。イギリスが親分なのに、なぜなぜ?? 公立の120万円はアメリカでも安い方かもしれないです。なんせ予算削減で教育費がどんどん削られていってますから、クラスを取ることが出来ない学生が溢れて、4年で卒業できないのです。だから結果的に私立に行った方がさっさと卒業でき、早く働けるし得、という変な傾向になりつつあります。

どうしてアメリカに留学したかというと、アメリカ=外国というベタな思い込みしかなかったからです。大学=東京と思っていた高校生の頃と同じ思考回路です。他の国に行くなんてこと自体、考えた事もありませんでした。「どうしてアメリカを選んだか」という質問も、今回初めて受けたような気がします。
もちろんやりたいことがこの国で一番進んでいたということもありますが、他国を思慮してもいいはずなのに、不思議とありませんでした。
もし他の国に行っていたら、一体どんな人生になっていたのでしょう・・・・さっぱりわかりません・・・。
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人生の分岐点 (リサ)
2009-07-26 21:00:43
 景気の悪化が大学進学にかなり影響を与えてるようで‥東大が低所得者の子弟の学費免除!!でも東大入るくらい勉強するとなると‥親の協力は絶対必要!!
 勉強=お金時間必要=親が経済的に余裕無いと駄目。
 勉強できるって本当に有難い!!「当たり前」と思っちゃ駄目ですよね。 
 大学出たからと言って『ビル・ゲイツ』になれる訳じゃない。殆どの大卒・大学院卒はそこそこミドルな稼ぎ。この世の『少数のトップ』になるには才能・努力・運が必要。
 大富豪の生活なんかTVで紹介されると羨ましく思う。でも毎日を平穏送れる事は幸せな事なのだから‥と自分に言い聞かせる。『上』を見たらキリがない。でもでもスーパーモデル等の『特別製の人生』を生きてみたかった~。
 話が逸れましたが大学教育当たり前のように受けられる国と時代に生まれて良かったと思います。『女』が一生仕事をする事が当たり前の時代になった事も感謝。一昔前は『寿退社』が当たり前だったから。
 景気悪化によって「聖域」だった『大学の学費』についての議論が日本で活発化。いい事!!今までの日本の親御さんは大人しく『大学』の言いなりだった。『文句言ってもいい』大学の学費高すぎ,大学は経営のスリム化を図って学生の負担を軽減すべき!!
 『人生の分岐点』‥ぞなサンが『英国』に留学してたら?『松山=坊ちゃん=夏目漱石』繋がりで英国を選択してたら?
 人生って面白いですね
 
 毎日を平穏無事に送れる事に感謝しつつ,もっと貪欲に頑張りましょう!!仕事・家庭・友達等。『欲張り』は悪い事ではない!!
 日本人特有のメンタルなのか?『二兎追い』を批判する人が未だにいる。TVのある討論番組で『女が社会進出したから』ニートが増えた・大学出て引き篭もる男が増えたと‥馬鹿馬鹿しい。
 米国礼賛する訳じゃないけれど『米国流』のいい流儀が日本に定着する事を願って。今,日本の学生の就職活動は殊の外厳しいようで。特に女子大生。悲しい。
 諦めず拗ねず自分をもっと幸せにする為,これからもいい選択をして参りましょうね。 
 
 
 
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日本厳しい・・・ (ぞな)
2009-07-28 23:53:31
私は多分日本にいたら就職出来てなかったと思う・・・。まさに私の時は「寿退社」が女の王道だった頃です。苦労して就職して2ー3年で退社するのだけは嫌だなあと思って、一生の仕事をするために渡米をしたのも事実です。
一浪、下宿、女には就職がなかった時代でもありまして、ナンセンスと思いつつも日本社会の閉鎖的現実に直面したのでした。その点アメリカはやれば前進できるという点で良かったです。
日本で揉まれると、本当に強くなりますよ。
日本でちゃんとやっている人は、他国でもちゃんと評価されると思います。
女性もちゃんと活躍できるアメリカだけど、男性と50/50というのも相当きついですよ~。でもやるっきゃないし。
少なくとも私が大学を卒業したときよりは、状況が変わっているのはやっぱり進歩してると思いますだ。
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