座席のお値段

半年前の話。
オバマとマケインがまだ大統領争いをしていた去年の夏頃、オレンジカウンティーの教会で討論があった。
たまたまここの教会に行っている知人が言った。

「生で見られる席の値段、いくらか知ってる？　６００ドルだよ。６００ドル！」


そしてそんなお金を払う意思はないけれどオバマとマケインを拝みたいという方には、特大スクリーンを無料で観られる席もあった。しかし、多数の応募者のため、くじ引きだったそうだ。

トップクラスの討論で、一座席６万円出す日本市民がどれだけいるだろうか・・・・
ユーミンのコンサートだって１万円くらいじゃなかったっけ。

今もそうかはわからないけれど、日本はドブ板政治のイメージがある。
それこそビール瓶を入れる容器をひっくり返して踏み台にして演説している候補者を写真雑誌で見たことは何度もある。
直接関わったことがないから真相はわからないけれど、日米政治のありかたはかなり違うんじゃなかろうか。

もちろんそれを出せる人たちが住む地域で催されたというのもあるけれど。
その中には教会への寄付なども含まれている。
そしてますます教会と牧師の知名度・パワーは増強されるのである。

ちなみにグラミー賞もノミネートされている人は招待客だから無料だけれど、二人目からはやはり６００ドルだった。グループでノミネートされた場合は全員無料になるのだろうか。
コダックシアターの席が６００ドル・・・・
高すぎる。
アカデミー賞もそうなのかしら。
そうやってイベント事に席の値段は流動的に変動するということを学んだ