妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

出血

2017-10-31 19:07:21 | 妻の症状

  昨夜、寝る前にパット交換したら、

  出血していた。


  たぶん、去年、一昨年もあったのと同じだと思ったので、

  それほど、うろたえなかった。

   
  前回は女先生に診てもらったが

  出血が止まった後だったので

  特に治療というものもなかった。


  今回も、

  朝方はまだ薄く出血があったが、

  午後、夕方と、ほとんど無くなっていった。


  原因は分からないが、

  腫れた箇所が破れて出血したのだと思う。


  これで止まってくれればいいのだが・・・。




  ☆ ヘルパーさんの日。


    スーパーから右折して帰るとき

    事故になりそうだった。


    そこは、交差点の信号から10mほどの位置で、

    右折車線と走行車線を横切って行くのだが、

    交通量は少なく、

    これまで危険な目には会っていない。


    右折車線に入ったばかりの車が私を見て、止まってくれた。

    その時は走行車線には車は来なかった。


    私が曲がろうと道路に出たら

    走行車線に結構なスピードで車が来た。


    ブレーキを踏んで

    何とか衝突を回避できた。

    向こうも止まった。


    信号は赤だった。


    徐行してくれても良さそうなのに、と

    思ったが、一応、手を挙げて謝った。


    右折車線で止まってくれていた車にも

    手を挙げて礼をし、

    再度、左から車が来ないことを確認して無事完了。


    危なかった・・・。

    ぶつかっていれば俺の不注意になるんだろうな。    
    


     ☆ 家に着いて保存食作り。


       すぐ、煮リンゴ作り。

       小ぶりの紅玉13個を煮る。

       砂糖とシナモンを少し入れる。

      
       次は料理作り。


        まず、ほうれん草2把を茹でてミキサーにかける。


        次に、「照り焼きチキンステーキ」を解凍し、

        ミキサーを洗わず、そのまま回す。

   
        最後は煮た牡蠣を

        やはりミキサーにかける。
      

        濃い緑、茶色い緑、

        味はまあまあだと思うけれど、

        果たして、妻は食べてくれるか・・・。


        また冷凍庫が満杯だ。

   
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妻は夢をみるか

2017-10-30 16:13:57 | 日記
  
  4:00に目を覚まし、少しピクッが出た。


  新聞を取ってきて

  ベッドにもたれて読んでいるうちに、

  発作に至らず眠ってくれた。


  最後まで読み終わったら

  5:00になっていた。


  迷ったが、今日は訪問看護もないので寝ることにした。

  
  目が覚めたら7:00だった。

  妻も目を開けていた。


  夢を見ていたらしい。


    斉藤暁さん(科捜研の所長役)が

    田舎の俺のおじさんで、

    広い庭の玄関先で帰る挨拶をしているところだった。

    
    車をとりに行こうとしたところで目が覚めた。


  内容は覚えていないが

  嫌な感じの目覚めではなかったし、

  斉藤さんがおじさんでよかった。


  妻は夢を見るのだろうか・・。  
  


  ☆ 朝食が10:00、昼食が14:00になった。


      バナナ(すり鉢ペースト)

      ほうれんそう(ミキサーペースト)

      納豆(ネギ、温泉卵)

      牛乳(トロミ剤、青汁粉末、ぬか玄粉末)     

      ポテトサラダ(ニンジン、焼き豚、ゆで卵)

      ポカリゼリー


    カタログの「やわらかい焼き豚」につられて

    つい申し込んでしまった。


    焼き豚は、細かく刻んでポテトサラダにするしか

    思い浮かばなかった。


    納豆以外は三食同じだ。




   ☆ よだれかけにシーツを裂いて使っていたが

     端がほつれて洗濯の度に

     糸くずが他の衣類にくっついてしまう。


     端を1㎝ほど折り返して縫うことにした。

     もちろん針と糸で。


     ミシンを覚えられなかったので仕方が無い。

     3回目にようやく糸を通す。


     なるべく糸通しの回数を減らそうと、

     長くすると、途中でからまって

     ひっかかってしまう。


       あーッ、イライラする。


     ゆっくり慎重に針を運ぶ。

     全部で10枚以上あるが

     遅々として進まない。


     由利徹さんの名人芸を想い出す。


     おばあさん姿の由利さんが

     座布団にちょこんと座り、

     手ぬぐいを着物にみたてて

     縫う仕草が笑わせる。


     二針三針運んではその針を大きく上に挙げ

     髪の油を付ける。


     おふくろもやっていたその仕草がお見事。

     
     バックミュージックが「花街の母」。

     これが、この芸に笑いと哀愁を引き出して

     ベストマッチ。


       ♪ 他人(ひと)に聞かれりゃ  お前のことを

         年のはなれた妹と 作り笑顔で 答える私

         こんな苦労に ケリつけて

         たとえひと間の部屋でよい

         母と娘の 暮らしが欲しい


       (歌:金田たつえ、 詩:もず唱平、 曲:三山 敏)

         
     
       なぜか、ほとんど覚えている。
    
     
            

     
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深夜のピクッピクッ

2017-10-28 20:32:39 | 発作


3:00 

  目を覚ました気配がしたが、

  豆電球のまま、そっと様子を伺った。


  ピクッピクッがおきている。


  灯りを点けて声を掛ける。


  「本発作」まではいかなかったが

  20分ほど続いた。


  やがて大欠伸が出て

  眠ってくれた。

  
  ほっとする。


  前回の「本発作」からもうすぐ1ヶ月。


  間隔が短くなったら薬の服用も考えましょう、と

  先生から言われている。


  何となく、薬を使いたくないという気持ちと、

  発作が苦しいのであるならば、

  薬を使って楽にしてやりたい、という気持ちが

  揺れ動く。

  
  6:30 再び目を覚ます。

  額にシワを作ってじっと天井を見ている。

  
  「何見てる?」と冗談ぽっく声を掛けるが、

  反応無し。


  声、聞こえているのかな?


  カーテン越しに明るい日差しが見えたので

  カーテンを引いてベッドを少し起こした。


  川中美幸を流すと、再び眠ってくれた。



   
   ☆ 8:00 ソファーに移動。

     パットを見るとオシッコが出ていない。


     昼前にも出ていなくて、

     14:00過ぎにやっと出てくれた。


     膀胱の病気か。


     ポカリゼリー1袋だけでは足りないんだろうな。

     水に換算すれば、せいぜいコップ半分くらいだろうからな。 

     
     水分補給、どうする。


     ただの水にもトロミ剤が必要だ。

     緑茶がいいのかな。


     毎日トロミ剤を飲ませて大丈夫かな。

     
     
    
   ☆ 訪問診療の日。

    
     土曜日は初めて。


     ヘルパーさんが帰ってすぐ、

     着替えをしているところに

     ピンポンが鳴った。


     慌ててズボンを穿き、ドアを開ける。

     上は肌着のまま。


     男先生でも女先生でもなく、

     ひそかに「第三の男」と呼んでいる大柄な先生。

     
     一度、名前を訊いたが、覚えていない。

     たまにしか来ないけれど、非常勤なのかな・・。


     発作のことを訊かれたので、

     深夜にピクッピクッがあったことを報告。


     薬について考えを訊かれたので、

     もう少しこのままで様子を見たい、と答える。


     先生も薬を勧めることはなかった。

     
     普段でもむせることが多くなってきたことを報告すると、

     まだ、むせるうちは心配ない、という。 


        そうじゃなくて、こっちは

        むせさせない方法はないかと、

        訊きたかったのだが・・・。        

     

   ☆ ヘルパーさんの日。


     いつもはスーパーに行くのだが、

     共同購入で買いすぎて、

     肉も野菜もあるので、スーパーを休むことにした。


     たぶん、これが共同購入の利点なんだろう。

       
     時間に余裕があるので

     いつもよりウォーキングの距離を延ばす。


     いつもの折り返し地点を過ぎて

     10分ほど先に行った地点で引き返す。


     身体が軽く感じられたので

     タイムもいいかなと思ったが、

     復路の1㎞は10分ジャストだった。
  

     全日本マスターズ選手権女子3000mで

     81歳の中野陽子さんが自身の世界新を更新し、

     14分27秒49で優勝したという。


     俺なんかは20mも全力疾走出来ないんだから

     全然次元の違う話だが、

     1㎞5分を切るのだから、やはりすごい。


     

          

     










     





  
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日水から月金へ

2017-10-27 23:20:11 | 排便

  朝、昨日の下剤18滴が早めに効いた。

  
  シャワーを前提に、

  トイレと脱衣所に暖房を入れたが

  結局、ベッドで済ませた。


  シャワーも使わなかった。


  つまり、多くなかった。


  今日は風呂の日だから、

  朝の残りもあるはずだからと

  夕方、浣腸をした。


  トイレに座らせたがなかなか出ない。


  やりかけの「数独」の続きを

  立って考えていると、やっと出てくれた。


  浴室に行き、入浴とシャンプー。


  これまでの、日・水が月・金になってしまった。


  ソファーに座るとそのまま

  眠り込んでしまった。


  一眠りして目を覚ましたので、

  着替えと夕食。


  昨日の夕食から、

  ほぼ、4食同じもの。




  ☆ なぜか、新聞の「おくやみ」欄に

    毎日、目を通す。

    
    市町村別に順番に載っているので、

    主に自分の市だけを見る。


    今日は、7名の方。

    年齢を見ると80歳から91歳。


    こういう日はほっとする。

    ひょっとして、俺もそのくらいまで

    大丈夫なんではないか、と。


    60代や70代が多かったりすると、

    落ち込む。
 

      山口 瞳 68歳

      藤沢周平 70歳

      渡瀬恒彦 72歳

      高倉 健 83歳

      船村 徹 84歳

      星野哲郎 85歳

     
    渡瀬さんまで 5年。

    健さんまで 16年。
     


    
   ☆ 11:00すぎ、

     天気が良くなってきたので散歩。


     洋服ダンスから

     カラシ色のハーフコートを出して着せる。


     はんてんよりは、

     たまにはこういうのもいいだろう。


     ニット帽と襟巻きも用意したが

     結構暖かくなっていた。


     家々の生け垣が真っ赤になっていたり、

     公園の桜や楓も紅葉真っ盛りだ。

    
          
     

     


  
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パンク

2017-10-26 22:03:04 | 日記

  デイの日。


  今日もいつも通りヨダレが多い。


  外出用の長袖を着せようとしている最中にも

  ヨダレで肌着が濡れた。


  替えるのも面倒なので

  タオルを胸に当てて済ませる。


  天気が良かったので早めに出て日光浴する。


  やがて、車が来たがいつもと違う車だ。


  職員の男性が降りてきて、

  パンクしたので、

  タイヤ交換済ませてから来るとの伝言。


  10分ほどして、いつもの車が到着。

  ついでだから冬タイヤに換えてきたという。


  それにしてもパンクなんて珍しいな。


  運転歴40年近くになるが、

  初期の頃、1回か2回経験しただけだ。


  今の車からスペアタイヤも無くなったけど、

  万一のとき、どうするんだっけ?    



  ☆ 歯科、ガソリンスタンドの次はウォーキング。


    秋晴れのいい天気。


    平日の昼前ということもあって

    散歩の人も少ない。


    中間あたりで

    自転車に乗った男性がやってくる。


    私はサングラスに野球帽を目深にかぶり、

    藤圭子を聴きながら

    やや前傾姿勢で一生懸命歩いていた。


    だから、誰かに声を掛けられるなんて

    思ってもいない。


    何か声がしたが自分とは思わないので

    後を振り向いてしまった。

    
    誰も居ない。


    声は、向かいから来た自転車の男性からだった。


     「毎日歩いているんですか」と訊かれる。

        「いえ、週に、2、3回です」(何だ、突然に)

    相手は続ける。

     「私の知り合いが最近見かけなくなったんですよね」

         (俺の知ったことか)

    さらに、自分は70を過ぎていて、

    この近くの施設にプールとテニスコートがあり

    これから行くのだという。


    そして、この市にはそういう施設が少ないのを

    嘆いた。

    さらに、先日の選挙にどのくらいの費用が掛かったか

    知っているかと訊く。

    「さあ?」と答えると

    何百億円とか言った。


    どうやら、選挙をする金があったら、

    その金でプールやテニスコートをもっと作れ、

    ということらしい。


    俺も、選挙結果には、オモシロクナカッタ

    から、つい相槌を打ってしまった。


    背が高く日焼けしたその男は

    自転車を走らせた。


    10分ほどの立ち話だった。

    
    俺はいつも、「話しかけてほしくないオーラ」を

    出しているようだが、

    今日はそれが弱かったのか。


    見ず知らずの人に声をかけられるなんて・・。


    あの人は何だったんだろう?



    1㎞ 復路 9分50秒。



     


    


      


    

    


    









  
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正体不明

2017-10-25 17:50:08 | 日記
  
  訪問リハビリの日。


  今日は言語聴覚士のTさん。


  血圧、検温、聴診、

  口や肩をマッサージ。


  最後は、ゴックンの観察で、私の出番。


   昼食のメニューは

    ・牛乳(トロミ剤+青汁粉末+はちみつ)

    ・バナナとろとろ(ヨーグルト、シュークリームのクリームだけ)

    ・サツマイモの天ぷら(すり鉢で潰し、大根おろしポン酢味)

    ・煮リンゴ

    ・正体不明の黄土色のトロトロ

       Tさんから、中身を訊かれたが答えに窮す。

       最後まで分からなかったが食べてくれた。


   妻は観察されているのが分かるのか

   その時はスムースに呑み込んでくれた。


   気を遣ってるのかな。


   Tさんが帰った後、何回か咽せて咳がでた。
   
  
   

   ☆ 一昨日、娘たちが来たので、

     身長が3㎝縮んだ話をして、計測器が

     おかしいんではないかと言うと、

     娘が俺と並んで背比べをした。


     婿殿の判定は娘の方が「高い」という。

     やはり縮んだのは間違いないようだ。


     この前、テレビでもそんなことを取り上げていた。

     若いときから2㎝以上縮むと要注意だという。


     原因は背骨の老化だという。
 
     クッションの椎間板が老化によって

     つぶれてくるのだという。


     だれでも歳を取ると身長が低くなるという。

    
     そういえば、

     キンさんギンさんも背中が丸くなって

     ずいぶん小柄だったけど

     若いときはもっと大きかったんだろう。


     お二人の健康データは研究されているはずだが

     骨の状態はどうだったんだろう。


     ま、あれだけ元気で明るくて長寿だったんだから

     それで十分か。




     ☆ 共同購入の配達日。


       控えがないので、何を注文したのか忘れている。


       次から次と品物が出されると

       こんなにいっぱい頼んだっけと苦笑いしてしまう。


       肉の加工品が多い。


       牛丼、焼き豚、豚の角煮、有名店のハンバーグ、

       有名店のカレー、等。


       今まで、店では買わなかったものも、

       カタログだとつい注文してしまう。


       せっかくだから、妻用のミキサーとろとろと、

       俺用は分けるか。   
       
       
       
        

        


    




        


    


    
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一日遅れで

2017-10-24 17:52:11 | 日記

 日曜にできなかったので、

  昨日、浣腸と入浴をした。

  
  下剤だけは飲ませておいたので

  摘便はしなくて済んだ。


  取り外していたバスリフトを

  またヨッコラショ、ヨッコラショと

  運んできて再設置。


  前傾は少しあったが

  困るほどではなかったので

  浴槽に2回入れることが出来た。


  終わって、ドアを開けると冷やッとする。


  脱衣所も廊下もストーブは点けているが

  どうしても温度差がある。


  ヨイショ、ヨイショと廊下を歩かせ

  リビングにたどり着く。


  ソファーに座らせ、髪を乾かして着替え。


  下剤の時間差攻撃もなく無事終了。


  眠ってしまわないうちに、

  水分補給のゼリーを口に入れる。
  

  
   ☆ 「全力失踪」が終わった。

     NHKのこういう「ちょっとした」ドラマが好きだ。

       
     それぞれ、私が知らなかったというか、

     あまり馴染みで無かった俳優さんを

     知ることが出来るのもいい。


     「プリンセス・メゾン」の高橋一生さんが

     そうだったし、

     「全力失踪」では、手塚とおるさんが

      いい役だった。


      手塚さんは、顔は知っていたが

      名前を覚えることはなかった。


      中井貴一さんの「雲霧仁左衛門」で

      名前を覚えた。

         
      役者さんて大変だと思う。

      たまたま演った役柄のイメージが

      ずーっとつきまとってしまう。


      それでも、歳を重ねると

      皆さんいい味が出てくる。



      最近の「ちょとした」ドラマは、

      夫婦のあり方がテーマになっていた。


      「ブランケット・キャッツ」では

      亡くなった奥さんへの

      主人公(西島秀俊)の後悔がずーっと残っている。


      奥さんを思いやる気持ちが薄く、

      頼み事にも、忙しいことを理由に

      耳を傾けなかった。

      そんな回想シーンが毎回

      フラッシュのように流れる。



      「この声をきみに」でも、

      離婚を切り出された夫(竹野内豊)が

      その理由がまったく分からない。


      「妻の思い」に気づかない。


      
      そういう脚本があるということは、

      そういう思いの男性が

      多く存在するということか・・。     
      
      
   
     ☆ まだ、選挙の余韻というか

       「オモシロクナイ気分」がまだ続いているので、

       ニュースもワイドショーもなるべく見るのを

       避けている。


       また、あんなひどいことがまかり通る国会に

       なってしまうのかと思うと

       モヤモヤがくすぶったままだ。

                     
       絶対、1強は良くないと思うのだが、

       どうやら、その考えは少数意見のようだ・・。


       
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重ね着

2017-10-21 21:24:24 | 日記


   衣服の着脱がスムースにいかなくなったので、

   「重ね着」はなるべく

   しないようにしている。

   
   肌着は半袖でいいが、

   その上に着せる長袖シャツは

   普通のものしかないので、

   妻の固くなった身体では

   肘が抜けにくくなった。


   デイの日は

   パジャマというわけにはいかないので

   長袖シャツを着せることになる。


   これが時間がかかる。

   
   さらに、もう一枚、

   あれはなんていうのか、

   カーディガンとジャンパーの中間みたいなものを

   肩に掛けて送り出す。


   ところが、帰ってくると

   ちゃんと腕が通っている。


   施設で気を利かせてくれたのだ。

   
   
   脱がせるのに難儀する。

   その上着と長袖シャツ。

         
   ゆっくり、だましだまし腕を抜く。

   痛いのか、時々、ウッと声を出す。


   ゴメンゴメンと声を掛けながら

   ようやく脱がせる。


   腕が上がらないから

   肘が抜けない。



   「波止場しぐれ」という

   石川さゆりさんの歌が好きだ。


     ♪ ここは瀬戸内  土庄(とのしょう)港

       一夜泊りの  かさね着が

       いつかなじんだ ネオン町

       
            (詩:吉岡治)


    同じ「重ね着」でも

    こちらは 旅情たっぷりだ。


    

    ☆ ヘルパーさんの日。


      スーパーで買い物の後、ウォーキング。

      
      曇り空だったがパークゴルフ場は盛況だった。

      こちらのお年寄りはお元気だ。


      向こうからご婦人が乳母車を押して来る。


      こっちは近眼で、度のないサングラスなので

      ぼんやりとしか見えない。


      すれ違いざまにちらっと見ると、

      なんと、イヌが乗っていた。


      最初は、

        歩かせろよ、過保護すぎだろ、

      と思った。


      しばらくして、

      待てよ、ひょっとして、

        あの犬は病気かもしれない、

        年老いて歩けないのかもしれない。


      外の空気を感じさせたいと、飼い主さんが

      連れ出したのかもしれない。


      俺が、妻と散歩するのと同じではないか。


      それなのに ・・・・。

      ごめんな ワンちゃん。  
    

      
   ☆ 朝は川中美幸を流していることが多いので

     ラジオ体操はあまり掛けない。


     若い頃は、あんな子供だまし、と

     軽く見ていたが、

     今は、身体がついていけなくなった。


     久しぶりにやってみた。

       ♪ あた~らし~い  あさがきた

         きぼ~お~の あ~さ~だ


      せんべいマットレスをあげ、

      畳1枚分のスペースを確保する。


      腕を振ったり

      足の屈伸までは、

      なんとか格好だけはついて行けたが、

      「第二体操 片足飛び」

      でよろけた。


      テンポが遅れてしまう。

      トントンとはいかず、

      ドン・・ドタッ

      オットット、となってしまった。


    
      三浦雄一郎さんの健康法にも驚いたが、

      伊東四朗さんの脳トレにも驚いた。


      台詞を覚えることが

      脳にもいいのだろう、くらいのことを

      想像していたが、

      その裏では、日々

      すごいことをやられていた。


      円周率を1000桁まで暗唱するなんて。


      俺は、

      とりあえず、十二支からだな・・・。

   
       ネ ウシ トラ ウ タツ ミ  ・・・

      

        ♪ 千里の道も一歩から

      
      ソレッ ワンツー ワンツー

      休まないで 行こう

    
  

    
    


    



    

    
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紅葉の季節

2017-10-20 18:44:15 | 日記


テレビで紅葉情報が流れている。


  見頃とか、まだ早いとか

  紅葉の名所ごとに流れている。


  妻と最後に行ったのは何年前だったろう。


  アルツハイマーと診断された後も、

  まだ、歩けて、車に乗れて、

  会話も出来た頃とすれば、

  7~8年前だろうか。


  障害者手帳の写真は

  八幡平の松川渓谷の河原で撮ったものだ。


  髪を後にまとめ、

白のウィンドブレーカーを着た妻が、

  川と中州と紅葉をバックに微笑んでいる。

  
  が、やはりどこか健常者の表情とはちがう。


  来年は手帳が10年目になり、

  最後の更新になる。

  たぶん、手帳の写真を替えなければならないはずだ。


  次は、車椅子、あるいはベッドでの写真になるだろう。

  カメラ目線は無理だろう。


  そこに10年の歳月がある。


  桜の名所、紅葉の名所。

  連れ出さないのは、おれの怠慢か・・・。



  ☆ 「人生レシピ いつまでも若々しく」

    伊東四朗。


    新聞の番組欄で見つけて、予約録画した。


    立ち稽古にはセリフを全部覚えてから臨んできたという。

    80歳。


    今も、努力をされていた。


    円周率を番組内で30桁スラスラと暗唱し、

    1000桁まで覚えているという。


    また、日本の旧国名(尾張、三河など)85ヵ国、

    外国の名前196ヵ国など、

    自分でテーマを決めて毎日暗唱しているという。


    すごい。


    こちらは、十二支も旧月名も英語の月名も

    満足に言えない。


    トホホ・・・。


    
    それから、若い人の言葉も覚えるようにしているという。


    ただし、

       「やばい」、

       これは、犯罪者の隠語です。

       若い女性には使ってほしくない、と話していた。

    
    確かに。


    それと毎日5~6㎞歩いているという。


    ウーン・・・。 

     
  
 
        

  
  
  
    
  
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みな 大変だ

2017-10-19 23:15:31 | 日記

     デイの日。

    
     15:00 すぎ、デイから戻る。

     朝とは違った男性スタッフだった。


    「久しぶりです。

     母が入院したりして、その世話で介護休職していたので。」と

     向こうから挨拶してくれた。


     同じ介護者として、

     つい、いろいろ聞いてしまった。


     お父様を数年前に亡くし、

     今、一人でお母さんを介護しているという。

          
     他のヘルパーさんは、子供さんが難病だと話していた。


     みんな大変だ・・・。




     ☆ 0:30 妻が 目を覚ましたので、

       灯りを点ける。


       何となく、発作にはなりそうになかったので

       あまり心配しなかった。


       今日はデイなので、

       いつもより早めに横になっていたが、

       起きて、川中美幸を流す。


       ベッドに寄りかかって

       共同購入のカタログに目を通し、

       買いたい品をメモする。


       妻は20分ほどで眠りについてくれたが、

       こっちはまだ眠くない。


       さらに30分ほど続けて、ようやく眠くなった。

       消灯。


      
       ☆ 久しぶりに「しまむら」に行く。

         肌着売り場。


         しまむら のいいところでもあるのだが、

         一品主義というか、

         なかなか同じものがない。


         ランニング、半袖、長袖、さらに

         白、肌色、黒、そして、

         それぞれ、S、M、L、LL といったものが

         案外、ランダムにハンガーにぶら下がっている。


         一枚一枚物色することになる。


         ご婦人が近くにやってきた。

         下着だとさすがに恥ずかしいが

         肌着だけのコーナーだったので

         あまり気にしないで選べた。


         歳をとったせいかな。
              

         結局1枚だけカゴに入れた。


         このあと、別売り場に行き、

         パジャマと薄い毛布を買った。          

                    

         ☆ 我が家のコスモスが最盛期だ。

           一時は、よれよれになって

           ダメかと諦めたが

           持ち直して、

           元気に咲いてくれた。


           20本足らずだが、

           赤やピンクとそれなりに

           賑やかだ。


           ちょっと驚いたのが、

           袋からこぼれた種が砂利の通路に

           咲いているのだ。


           高さが20㎝ほどだが、

           普通の花をきれいに2輪咲かせている。


           意外と逞しいんだな。

           
           コスモス、バラ、マリーゴールドと

           まあまあの彩りだ。






 
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